冬季オリンピック!前大会銅メダリストが挑む金メダルへの挑戦 フリースタイルスキー・ハーフパイプ日本女子代表~小野塚彩那~

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冬季オリンピック!前大会銅メダリストが挑む金メダルへの挑戦 フリースタイルスキー・ハーフパイプ日本女子代表~小野塚彩那~ 出典 Life on Snow

2018年2月、世界的なウィンタースポーツの祭典、「冬季オリンピック平昌大会」が開催されます。たくさんの日本人選手の活躍が期待されますが、なかでも金メダル候補と呼び声高い、フリースタイルスキー・ハーフパイプ女子代表の小野塚彩那選手をご紹介します。

日本の第一人者小野塚彩那選手の輝かしい戦歴

ハーフパイプ代表 小野塚彩那

出典 FACEBOOK Ayana Onozuka 

オリンピック出場を目指した決断

小野塚彩那選手は、1988年生まれの新潟県南魚沼市出身。

南魚沼市にある石打丸山で旅館を営む、スキージャンプで国体出場経験者の父親とアルペンスキーヤーだった母親のもと、2歳からアルペンスキーを始めます。

両親による幼少期からの指導とスキー場のある石打丸山という恵まれた環境により、ジュニア時代からアルペンスキー選手として全日本選手権などで活躍をみせます。

2014年ソチ開催のオリンピックからスキーハーフパイプが正式種目になると決まると、オリンピック出場を目指し2011年シーズンからフリースタイルスキー選手に本格的に転向。

以降この種目では日本の第一人者として世界を舞台に活躍の場を広げていくことになります。

 

ソチオリンピックへの道のり

2012年ニュージーランド(カードローナ)でのワールドカップ開幕戦で3位。

続くアメリカ(パークシティ)での第3戦でも2位となると、翌2013年ノルウェー(オスロ)で開かれたフリースタイルスキー世界選手権では、日本人初の表彰台となる銅メダルを獲得します。

2014年オリンピックイヤーを迎え、目標通りソチオリンピック新種目のハーフパイプ代表選手に選出。

オリンピック直前のワールドカップアメリカ大会(ブリッケンリッジ)でも2位となり、周囲の期待を背負いソチオリンピック本戦に挑むことになります。

迎えたソチオリンピック大会では日本中を歓喜に沸かせる銅メダルを獲得。

日本人の女性スキー選手としては、長野、ソルトレイクでのモーグル里谷多英選手以来、史上2人目となるメダリストとなります。

オリンピック銅メダリストの快挙を受けて、新潟日報スポーツ特別栄誉賞、新潟県民栄誉賞、南魚沼市市民スポーツ栄誉賞なども受賞しています。

 

 

平昌オリンピックに向けて

ソチオリンピックでの活躍により、ますます注目を浴びる中、続く2014年12月にはアメリカ(ブリッケンリッジ)で行われたDEW TOURで3位。

翌2015年『Winter X-Games 2015』で、日本人女子選手として初の2位となる活躍を魅せます

またこの2014/2015シーズンではワールドカップ全3戦の合計で争う種目別で初優勝を飾り世界の女王となりました。

続く2015/2016シーズンでも、2年連続のワールドカップ種目別で優勝。

DEW TOURでも優勝を飾り、『Winter X-Games 2016』では銀メダルを獲得します。

次回オリンピック平昌大会を見据える2016/2017シーズンでは、『Winter X-Games 2017』で銀メダルを獲得。

3月に行われたフリースタイルスキー世界選手権ハーフパイプで念願の日本勢初金メダルを獲得。

順当に平昌大会代表選手に選出され本大会での金メダルが期待されています。

 

 

前回ソチから正式種目になったスキーハーフパイプ競技

小野塚彩那選手が銅メダルを獲得したことで注目され、ソチオリンピックから正式種目になったフリースタイルスキー・ハーフパイプ。

その後の『Winter X-Games』でもダイナミックな映像が世界的にも人気となっています。

ハーフパイプとは、スケートボードやローラースケートなどに使用する半円筒状のドームを逆さにした形状のステージで、ウィンタースポーツとしては雪上に設置したものを使用したスノーボード競技を目にすることが多かったと思います。

 

 

フリースタイルスキーは、スキーで滑走しながらエアと呼ばれるジャンプや空中での技を競う競技で、エア技術に特化したエアリアル、エアだけではなくスピードやターン技術を競うモーグルなどがあり、ハーフパイプ内でエア技術の難易度や高さ、美しさを競う競技がハーフパイプとなります。

最近は日本国内のスキー場でもハーフパイプを導入しているところも増えてきましたが、まだまだアメリカやフランスなどの強豪国と比べると物足りません。

未来の選手育成のため、またスキー、スノーボードの人気底上げのためにも今後もっと導入が増えることを期待します。

小野塚彩那選手の地元、新潟県南魚沼市の石打丸山スキー場でも、小野塚選手が建設の発起人となりハーフパイプが設置されています。小野塚彩那

【ハーフパイプのある主なスキー場】

札幌ばんけいスキー場(北海道)

青森スプリングスキーリゾート(青森)

横根スキー場(山形)

会津高原南郷スキー場(福島)

ハンターマウンテン塩原(栃木)

スノーパーク尾瀬戸倉(群馬)

川場スキー場(群馬)

上越国際スキー場(新潟)

石打丸山スキー場(新潟)

Hakuba47 Winter Sports Park(長野)

野沢温泉スキー場(長野)

高鷲スノーパーク(岐阜)

びわ湖バレイスキー場(滋賀)

スカイバレイスキー場(兵庫)

瑞穂ハイランド(島根)

 

 

 

世界大会とX-Games

世界一過激なスポーツの祭典として人気を博している「X Games」。

アメリカのケーブルテレビネットワークESPN主催で、さまざまなエクストリームスポーツを集め、夏、冬の年2回開催される祭典です。

とくに冬に開催される『Winter X-Games』は、スキー、スノーボードのハーフパイプ競技では、世界最高峰の大会となっています。

ハーフパイプ競技がオリンピック種目になった歴史は浅く、スノーボードは1998年長野から、フリースタイルスキーでは2014年ソチ大会からとなっています。

オリンピック正式種目化に伴い、スノーボード選手も各国のスキー連盟に所属することになりましたが、多くのスノーボード強豪選手が「われわれはスキーヤーではない」とこれを嫌い、ワールドカップやオリンピックに出場しない選手が続出する事態となります。

このため、国際連盟主催の大会よりも賞金も高額な『Winter X-Games』に参加する選手が増え、最高峰の大会と位置づけられることになりました。

国際連盟では毎年軽微なルール変更があり、選手を戸惑わせます。

まだまだ発展途上の新たな競技としての問題点もはらんでいるのが現状です。

 

 

小野塚彩那の魅力と平昌での期待

小野塚彩那選手はワールドカップで2年連続の総合優勝、『Winter X-Games』でも毎年結果を残してきました。

前回大会銅メダルから平昌大会では金メダルの期待が膨らみます。

小野塚選手の特徴は、アルペン、基礎スキーで鍛えられたスケーティングとスピード、そしてその技術が生み出すエアの高さが魅力です。

オリンピックイヤーの2017/2018シーズンは、開幕戦で8位。

続くアメリカ(コッパーマウンテン)でのワールドカップでは、まさかの転倒で脳震盪を起こし緊急搬送されるアクシデントに見舞われます。

その後予定していたDewTourも出場辞退となりましたが、現在は順調に回復しているようです。

今も籍を置く新潟の石打丸山スキークラブを始め、地元を愛し愛されている小野塚彩那選手。

「鳥になりたい」と願った少女時代の夢を、平昌オリンピックではダイナミックなエアで叶える姿を見せてくれると信じています。

地元新潟だけではなく全国のファンが応援しています。

 

 

まとめ

90年代ブームとバブル再燃が噂されている近頃、次なるスキーブームが来るかもしれないと予想するエコノミストもいます。平昌オリンピックは新たなスキーブームの火付け役になるかもしれません。華麗なエアでスリリングな技を競うフリースタイル・ハーフパイプで小野塚彩那選手の活躍はきっと未来のスキー産業にも影響を与えるに違いないと思います。彼女の挑戦に注目しましょう。

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