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普通のスキーに飽きたという人には、ちょっと進歩したかっこいいフリースタイルが人気です。ここでは、フリースタイルとはなにか、どんな楽しみかたができるのか、そしておすすめなども含めてご紹介します。

フリースタイルスキー(フリーライド スキー)ってなに?

 

フリースタイルというのは、ハーフパイプやバックカントリー、グラトリなどを楽しむ新しいスキースタイルです。

ちょっとピンとこないかたも多いと思いますが、空中に飛んだり、レール上を滑り降りたり、回転したりするスタイルといえば、わかりやすいでしょうか?

普通のものと比べると、いろいろと違いがありますので、くわしく説明します。

 

大きな違いはジャンプや技

普通のスキーとの一番大きな違いは、斜面を滑るだけではなく、ジャンプ、障害物を滑りおりる、回転するなどいろいろな技をつかうところです。

そのため、普通の斜面ではなく、レールを滑るジブ、ジャンプがとびやすくなっているキッカー、箱のように幅があるボックスなどが設置されたスノーパークなど適したコースを滑ります。

たとえばハーフパイプは、半円筒のハーフパイプ上を行ったりきたりしながら、空中で技を繰り出す競技のひとつですが、つかわれる技をパークでする感じです。

もともと、フリースタイルというと、モーグル、エアリアル、ハーフパイプなど飛ぶことが多い競技やスタイルをこう呼んでいました。

 

板の形と長さ

フリースタイル用の板は、ツインチップっといって、先端だけでなくテールも反っているタイプをつかいます。

テールも反っているので、先端と同じように後ろ向きにも滑ったりできるためです。

普通のスキー板はテールは反っていないので、後ろ向きに滑るのに不向きですが、スノーボードと同じ原理でツインチップなら前でも後ろからでも滑ることができます。

またスキー板の長さも、少し短めです。

10年前などに比べると、基礎・競技スキーの板もだいぶ短くなった感じがしますが、フリースタイルは飛んだりすることが多いため、長さも5〜10cm短めになっています。

 

板の幅

フリースタイル用のスキー板の幅は、普通のものに比べて少し太めです。

これは、普通に滑るのと比べると新雪などもあわせ圧雪したゲレンデばかりではないので、普通のスキー板のように中央が細くなっていると、雪面を捉える面積が少ないため雪に埋まってしまったりするためです。

またエアの技術を磨くにしても、幅が細すぎると踏み切りや着地が安定しないのです。

そのため、フリースタイル用は幅が太くつくられているわけです。

 

ビンディングの位置

日本でのフリースタイルスキーでは、パークやパイプライダーのビンディングの設置場所の9割はセンターが主流。

一般的なのスキーは、ターンの操作性を高める為に中央よりも12〜13cm後ろ寄りに設置されています。

従来のビンディング設置位置に比べて、ターンがしづらく、滑走技術を求められるので少し真ん中から後ろにする人もいらっしゃいます。

フリースタイルスキーは、後ろ向きに滑ったり、後ろ向きでジャンプの着地をすることも多いので、前後の長さがほぼ同じ位置にビンディングを設置することで、バランスが取りやすい構造になっています。

ただこれも、パークメインや、パーク+ゲレンデ滑走の両方をするなど、このみのスキースタイルによって多少変わってきます。

 

 

フリースタイルスキー(フリーライド スキー)の楽しみ方

フリースタイルスキー(フリーライド スキー)

 

フリースタイルスキーは、わりと新しめということもあり、楽しみかたもいろいろとあります。

 

定番はスノーパーク

一番の定番といえば、スノーパークでしょう。

スノーパークは、フリースタイルが楽しめるように作られたコースで、初級者向け、中上級者向けなど、レベルにあったパークが設置してあります。

ベーシックなキッカー、ボックス、レールなどのほかに、ハーフパイプがあるパークもあります。

 

バックカントリーを楽しむ人も

バックカントリーは、圧雪していない自然のままの斜面を降りるアクティビティです。

最近はスキー場内に、パウダーゾーンやツリーゾーンといったオフピステがあるところも多く、大自然を感じながら滑ってみたいという人に人気です。

 

スノーパークを使用するときの注意

安全にパークを利用するように下記のことに気をつけましょう。

  • ヘルメットやひざ&ひじあてなどプロテクターを着用する
  • 順番を守る
  • ランディングゾーン(着地地点)が出たのを確認してからスタートする
  • コースの途中やランディングゾーンで止まらない

ジャンプやレールを滑ったりするフリースタイルは、失敗するとケガをするリスクもあります。

そういったリスクを軽減するために、プロテクターは必須です。

また順番を守る、コース内で止まらないというのは、あたりまえのようですが、ジャンプ台やレールなど好みがあり、苦手なものは抜かそうというひとも。

しかし、前の人が使用中に追い抜かすと、使用中の人に邪魔になるほか、危険なのです。

基本的に前者がランディングゾーンを出た時点でスタートし、途中やランディングゾーンでは止まったりしないのがルールです。

 

フリースタイルスキー(フリーライド スキー)のおすすめのスキー

 

サロモン フリースタイルスキー

サロモンはフランスの老舗登山やスキー用品メーカーです。

サロモンのスキーは、初心者からエキスパートまで、滑りやすい板ということで定評があります。

最先端のロッカープロファイル、112㎜ウエスト、足元のキャンバーが、パウダーや急斜面など場面を問わず、スピーディーで安定感の高いライディングを可能にします。

Salomon フリースタイルスキー板 
Salomon フリースタイルスキー板 

アルマダ フリースキービンディング付きセット

アルマダは、「自分が欲しい板をつくる」ということをコンセプトに、カリフォルニアでスタートしたブランドです。

ゲレンデを快適クルージングしつつ、コースサイドのパウダーを責めたり、後ろ向きの滑りやグラトリも挑戦したいといった方にお勧めのマルチユースな定番のフリースキーです。

少ない力でも扱いやすく、板のしなりやしっかり感を生むサイドウォール構造とのハイブリッド構造になったことにより、スイングの軽さと安定した滑り心地を兼ね備えるハイパフォーマンスなスキーです。

アルマダ フリースキービンディング付きセット
アルマダ フリースキービンディング付きセット

 

LINE Bacon 108

新登場のLINE Bacon 108。新しいThin Tips、Thick-Cut Sidewalls、Bio-Resinテクノロジーを採用し、Sir Francis Baconの改良版となります。

パウダーを浮遊し、バターを切ることができるオールマウンテンフリースタイルスキーです。

ハードパックやパークでのパフォーマンスを犠牲にすることなく、活躍してくれます。

ライン スキー板  BACON 108
ライン スキー板  BACON 108

 

VOLKL REVOLT 96

ロングセラーだったREVOLT95がモデルチェンジ、REVOLT96に生まれ変わりました。

新サイドカット、フレックスポイントを見直して新たなポップ感を備えた新アーバンスキーが登場しました。

 
フリースタイルスキーは、普通のスキーにはないスリルと満足感があるということで、とくに20代〜30代に人気のスポーツです。その特徴上、バランスを崩したりすることも多いので、慣れないうちはヘルメットなどをつかって安全に楽しみましょう。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。