秋冬テント泊のテントの選び方
山岳テントにはテント本体のみで使用するシングルウォールのテントと、テントの上にフライシートを被せて使用するダブルウォールのテントの2種類があります。
秋冬登山でのテント泊では雪が降ることを想定しなければいけないので、冬用のフライシートである外張りが必要です。
また、夏は通気性や虫除けなどを考慮してメッシュインナーのテントなども活用されますが、秋冬の山は保温性を重視した方が良いです。
外張りは保温性という面でも優れています。
そのため、秋冬登山でのテントにはシングルウォールのテントではなく、ダブルウォールのテントを選ぶことをおすすめします。
また、ダブルウォールのテントの中でも、冬用の外張りのオプションがあるテントを選びましょう。
秋冬テント泊におすすめのテント紹介
ここでは秋冬登山でのテント泊におすすめのテントを紹介していきます。
アライテント/エアライズ2、エアライズ2用外張
登山者に人気のアライテントのエアライズ。
定番中の定番で、夏山のテント場でもよく見かけます。
冬用の外張りをオプションで購入することができます。
外張りを使用することで、保温性と耐風性能をアップさせることができます。
finetrack(ファイントラック)/カミナドーム2、カミナドーム2スノーフライ
コアな登山者にも人気のファイントラック。
カミナドームは4シーズン使用できるタフなテントながら、最高レベルの軽量さとコンパクトさを併せ持ちます。
凍結しにくい構造のビスロンファスナーを採用しています。
冬用のスノーフライ、内張りとオプションも豊富で秋冬テント泊にもバッチリです!
PUROMONTE(プロモンテ)/VL-26A、VLシリーズテント用外張
オールシーズン対応のミニマルなテント。
超軽量ながら風雨に強いのが特徴です。
設営もかなり簡単なので、グローブなどをしている冬季にはおすすめです!
続いて、初心者の方にもおすすめの秋冬テント泊のスポットを紹介します!
秋冬登山は夏山よりも気象条件が厳しく、装備も冬山用のものが必要です。
しっかりと準備していどみましょう。
秋冬テント泊におすすめのスポットその1~上高地~
北アルプス登山の拠点として、また観光地としても大人気の上高地。
秋冬は上高地のスノートレッキングがおすすめです。
上高地は毎年11月上旬には雪が降り始めます。
一般の観光客などは訪れないため、夏とは違った静けさが味わえるのも魅力。
小梨平キャンプ場は上高地内で唯一、冬季にもテント泊をすることができるエリアなので、そちらに拠点を置きましょう。
コース | 中の湯~釜トンネル~大正池~河童橋~小梨平キャンプ場 |
アクセス | 中央自動車道から岡谷ジャンクションへ。長野自動車道から松本ICを経て国道158号線を高山方面へ45km、約40分。 |
注意点 | 中の湯ゲートで必ず入山届に記入し提出する。車道、歩道以外の湿原等には踏み込まない。冬期トイレ(大正池WC、中の湯WC、バスターミナルWC、小梨平WCの4カ所)以外は使用しない。 |
参照HP | 上高地 |
秋冬テント泊におすすめのスポットその2~立山 雷鳥沢キャンプ場~
こちらも観光スポットとしても大人気の立山。
雷鳥沢キャンプ場は登山者のテント泊でも大人気のスポットです。
11月の積雪期に入ると、山岳スキーをする登山者の初滑りで賑わいます。
夜は満点の星空の下に目を奪われます。
コース | 室堂バスターミナル~みくりが池温泉~雷鳥沢キャンプ場 |
アクセス | 車の場合、立山駅駐車場へ停める。長岡JCTから北陸道を約2時間、立山ICから約35分で立山駅。
立山駅~美女平のケーブルカー所要時間約7分、美女平~室堂はバスで約50分。 |
注意点 | 立山黒部アルペンルートは11月30日迄で営業終了。入山・下山はその期間内に行う。また、キャンプ場のトイレは冬期は閉鎖しているので携帯トイレを持参する。 |
参照HP | 立山黒部アルペンルート |
秋冬テント泊におすすめのスポットその3~台高山脈 明神平~
三重県と奈良県の県境にある台高山脈。
その中にある明神平は広い平原で、テント泊するにはピッタリの気持ち良いスポットです。
樹氷がきれいなことでも有名で、スノーシューでのトレッキングをするのがおすすめです。
コース | 明神平登山口~明神谷~明神滝~明神平 |
駐車場 | 大又林道終点に広い駐車場あり。 |
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。