サマーゲレンデの楽しみ方、必要なもの
サマーゲレンデにはいくつかの種類がありますが、今回は主にグレステン、グラススキー、プラスノーを取り上げたいと思います。これらの違いは滑る斜面と履く板の種類です。
- グレステンはプラスチックの斜面を前後にタイヤのついた用具で滑るスポーツ
- グラススキーはキャタピラ状の用具で芝の上を滑るスポーツ
- プラスノーは冬と同じ板でプラスチックのブラシが付いた斜面を滑るスポーツ
基本的に必要な持ち物はどれも一緒です。
- スキー板(プラスノーのみ)
- ブーツ
- ストック
- グローブ
- ヘルメット
- プロテクター
- 着替え
着替え以外は基本的に施設でも貸し出してもらえるので、事前に問い合わせておきましょう。
プラスノーの場合自分のスキー板を使用することもできますが、プラスチックの斜面を滑るためエッジが丸くなったり、摩擦で傷んだりしてしまうため、新しい板ではなく、古い板やサマーゲレンデ用の板をレンタルするのがおすすめです。
自分の板を使う場合はワックスを厚めに塗っておくなどの注意をしましょう。
プラスチックの斜面の場合、転倒すると摩擦熱で服に穴が開いたりしますので、いらなくなった服などを着用するといいでしょう。
また服装は肌が隠れるように長袖長ズボンを着用しましょう。施設によっては半袖半ズボンでは滑走を禁止していることもありますので、気を付けましょう。
転ぶときは手をついたりしてけがをする恐れがありますので、厚手の軍手やグローブが必須です。
滑りを良くするためにスプリンクラーで水をまいているゲレンデもあり、濡れることも予想されますので着替えは一式用意しておきましょう。
サマーゲレンデにおすすめの持ち物は
サマーゲレンデは山の近くにあることが多いため、涼しい環境ではありますがやはり夏のスポーツだということは忘れてはいけません。
けが予防のために厚着をするのは問題ありませんが、サウナ状態になって熱中症や脱水症状を起こさないように要注意です。
- 飲み物
- 日焼け止め
- 虫よけスプレー
- 虫刺されの薬
- 首に巻くネッククーラー
- サングラス
- 厚手の軍手や作業用手袋
- 防水スプレー
服を脱げない分、ネッククーラーなどを使って体温を下げることで熱中症予防になります。
また強い日差しの時、目が焼けてダメージを受ける可能性がありますのでサングラスがあると便利です。
水分はこまめにとることが大事ですので、すぐに飲めるようにしておきましょう。
サマーゲレンデでの危険、注意点
サマーゲレンデはウインタースポーツと同じような感覚で楽しむことができますが、やはり異なる点も多々あります。
冬に滑り慣れている方ほど、初めは怖いと感じるかもしれません。主な理由は、
- 感覚が似ているといっても、スピードの出方やエッジのかかり方が違う
- 転んだ時に雪面よりも痛い
- そもそもタイヤで滑るため、スキーの『ズレ』を使って滑ることができない(グレステンの場合)
- カービングがしやすいように設計されているため、カービングができない人にとっては滑りにくい。(プラスノーの場合)
特に転ぶと痛いというのは大人にとっても特に子供にとっては恐怖ですよね。ですからしっかり定められたプロテクターをつけ、ヘルメットをして、自分が制御できるスピードの範囲内で滑るということが重要になるのです。
サマーゲレンデはまだ一般的ではない分、選手のオフトレーニングなどに使われることが多く、スピードを出して滑走している方を目にすることも多いかもしれませんが、自分に合ったレベルで楽しむことが、サマーゲレンデを楽しむポイントなのです。
一番怖いのがある程度滑れる方の『過信』です。冬山をよく滑るという方や、サマーゲレンデの経験のある方ほどケガをしやすい傾向にあります。
サマーゲレンデは普通のゲレンデよりもかなり緩斜面が多くなっていますが、転び方によっては靭帯を切ったり骨折をしたりと大きなケガにもつながりかねません。自分の力を過信せず、常に安全に気を配って滑りましょう。
サマーゲレンデで最も注意が必要なのは『衝突』です。冬山のゲレンデよりはコース幅が狭い分人をよけるのは難しいです。
子供と大人がぶつかったら大けがになるのは目に見えていますよね。コース途中から再び滑り始める時、特にお子さんが滑り始める時は斜面の上から人が来ていないかどうかを一緒に確認してあげてください。
車と同じで上から滑ってくる人は急には止まることができません。タイミングやコースを譲り合うなどして楽しみましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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