TOKO
1916年、スイス・アルスタッテンを本拠地にヤコブ・トブラーにより設立されたTOKO。創業100年を超える歴史を持つ老舗企業です。
登山用品や革製品などのケア用品製造販売からスタートしたTOKOは、1933年から当時木製だったスキー専用のワックスを開発しはじめました。
現在はワックスだけではなく、様々な製品を世界29カ国へ輸出しています。日本国内の流通量も多く、スポーツ量販店などで、黄色に黒字の”TOKO”のロゴを見かけたことがあるのではないでしょうか?
商品ラインナップもかなりのもので、ワックスはもちろん、ツール類やウェアの撥水剤等も充実しています。
SWIX
1946年、スウェーデンで創業されたブランドです。「経験や理論だけではなく、結果こそすべて」という開発ポリシーを掲げて進化と可能性を追求している企業です。
長い歴史のある老舗ブランドだけに、商品ラインナップは多岐にわたります。
中でも面白いのは、スキーのストックやトレッキング用のポール、ローラースキーなど、他社にはない商品展開です。
SWIXのワックスもTOKOに劣らず目にする機会が多いでしょう。
HOLMENKOL
1922年、ドイツで世界初のスキーワックスメーカーとして誕生した企業です。
世界中で行われるレースにスタッフを派遣し、ワックステストを行ってデータ収集をしています。滑走面素材のメーカーとも連携して、素材とのマッチングを研究しているのも特徴のひとつ。
展開するワックスは、18のパテントによって保護されており、技術力に誇りを感じさせるブランドです。
競技における実績を重視している、まさにアスリートのためのブランド。商品展開もレーシング色が強く、他ブランドほど種類は多くないのが特徴的です。
KUU
カナダを拠点とするブランドです。
1980年代に創業開始と、先に紹介したブランドに比べ比較的新しいメーカーですが、他の海外ブランドと違いヨーロッパが拠点ではないところが目を引きます。
粒子が細かく浸透性に優れるワックスを販売しており、レースからレジャースキーまでの幅広い商品展開。ツール類もかなり充実しています。
DOMINATOR WAX
1990年代前半、USスキーチーム専用のワックスを、フッ素工学の権威タノス・カリダス博士が開発したことがきっかけとなり創業した一風変わったブランドです。
個人的に私も今期このブランドを使用しており、中でもこのブランドが誇るハイテック「サーモアクティブシステム」を搭載しているズームシリーズは、ワックス自体が雪温で硬度を変化させるため、選定に迷うことなくとても楽をさせてもらっています。
ホットワックスで非常に手間がかかるベース作りを簡単にしてくれるベースワックスや、アイロンが使用できない状況化でも使用できるワックス等、競技用だけではなく、一般ユーザーをターゲットにした商品展開も豊富です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。