登山中に山小屋があると、そのままここに泊まりたい!と思うことがあります。そこで今回は、ゆっくりと小屋泊するのにぴったりな、温泉付きの山小屋をピックアップしました。基本情報や温泉の特徴などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

①雲の上の露天風呂!白馬鑓温泉小屋(はくばやりおんせんごや)

温泉付きの山小屋〇選

北アルプスの白馬三山のひとつである白馬鑓ヶ岳。その中腹にどっしりとたたずみ、雲の上にある露天風呂が自慢の山小屋です。

基本情報

標高2,100mに位置し、ふもとから4時間歩かないと入れない天然温泉が魅力。キャンプ場もあり、宿泊とともに完全予約制です。

客室はすべて相部屋。寝具はありますが、インナーシーツや枕カバーなどがあるとよいでしょう。下記の記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

【山小屋初心者】登山の山小屋泊に必要な持ち物は?山小屋でのマナーについても紹介

温泉情報

日本一の湧出量を誇る、源泉かけ流しの温泉です。湧出量が1分間に760Lあり、たっぷりのお湯に癒されます。

泉質は炭酸水素塩温泉で、とろみのある湯と硫黄のにおいが特徴的。登山後の疲労や筋肉痛が癒されるでしょう。温度は43.1℃あるので、汗冷えした体がしっかり温まります。

天気のよい日に、露天風呂から眺める信州の名峰や満天の星は、素晴らしい景観です。

山域 北アルプス
標高 2,100m
収容人数 約100人
温泉の利用 宿泊者・テント泊・日帰り
営業期間 2023年7月15日(土)~9月30日(土)
参考 白馬鑓温泉小屋

 

②日本一標高が高い天然温泉!みくりが池温泉(みくりがいけおんせん)

温泉付きの山小屋〇選

日本一標高が高い温泉地の天然温泉です。絶景のなかで優雅なひとときを過ごせます。

基本情報

室堂ターミナルから徒歩約15分。壮大な景色に囲まれた人気の山小屋です。相部屋は、ひとりずつにしっかりとしたスペースが確保されます。さらに、デラックスタイプの相部屋や個室も完備されています。

館内には、レストラン・喫茶・売店などがあり、設備が充実。生ビールや自家製ブルーベリーソフトなど、メニューも豊富なのはうれしいポイントです。夕食は、山小屋のクオリティをこえる豪華さといえるでしょう。

温泉情報

地獄谷を源泉とした、無加水・無加温の天然温泉です。白く濁る単純酸性泉は、100%かけ流し。登山で疲れた体が芯から温まり、癒されます。

男女別に内湯がひとつずつあり、窓からの見晴らしが抜群です。

山域 北アルプス
標高 2,410m
収容人数 約120人
温泉の利用 宿泊者・日帰り
営業期間 4月15日(土)~11月25日(土)
参考 【公式】みくりが池温泉:日本一高所の天然温泉

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この記事を書いた人

Yuki

幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。