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登山をはじめてから、山小屋で宿泊するのはこれがはじめて、というかたは少なくないでしょう。今回は、山小屋泊で必要な持ち物や最低限守りたいマナーなどについて、わかりやすく紹介していきます。

山小屋とほかの宿泊施設との違い

登山 持ち物 山小屋

山小屋は、社会から隔絶した山の特殊な環境のなかにあります。そのため、山小屋の果たす役割もホテルや旅館とは、必然的にことなっています。

以下で山小屋とほかの宿泊施設との違いについて、項目別にまとめました。

山小屋とホテルや旅館の違い

山小屋は、登山者が宿泊する施設である前に、避難場所としての機能を果たしています。

天候が急変したときや、登山者の体調が悪くなった場合には、いつでも避難できるように小屋の管理人は、受け入れ体制を整えています。

たとえば、天候に左右されて、登山計画通りにいかないことはよくあることです。そのため山小屋は、予約なしでも宿泊することが可能です。

また、ホテルや旅館では、それぞれの宿泊客に部屋が割り当てられるのに対して、山小屋は上記の理由から、1部屋に3人もしくは場合によっては5人以上が相部屋になるということも珍しくありません。

山小屋とテント泊の違い

テント泊の場合はシュラフやマットなど、野外で寝るのと変わらない装備が必要です。しかし、山小屋の場合は、建物がしっかりしていて、暖房器具が備わっていることがほとんどです。

そのため、シュラフやマットなどのテント泊に必要な装備はいりません。ただし、自分のシュラフで寝たいという方は、持参してもかまいません。

 

山小屋泊ではどのような持ち物が必要?

登山 持ち物 山小屋

山小屋は一般的な旅館やホテルとことなり、特殊な環境のなかにあるため、快適に宿泊するためには、最低限用意しておきたいモノがあります。以下、山小屋泊の持ち物リストを紹介します。

山小屋泊の持ち物リスト

防寒着

 

暖房完備の山小屋がほとんどですが、山の上では、夜間に寒いことが想定されるので、かさばらないダウンなどの防寒着を持参しておくと安心です。また、美しい夕暮れや日の出が見られるのも山小屋ならでは。しっかり防寒対策をして楽しみましょう。
着替え 雨にあったり、汗をかいたりしたときには着替えが必要。山での滞在日数にあわせて着替えを用意してください。
洗面用具 タオル、ハブラシ、歯磨き粉などの洗面用具をジプロックなどに入れて持参しましょう。
懐中電灯などの照明器具 山小屋の消灯時間は早いので、消灯後は各自で懐中電灯などを手にしてお手洗いなどを利用することになります。
コスメ用品

 

女性のかたは普段から使用している基礎化粧品やメイク用品、UVケア用品などを、かさばらない容器に移し替えるなどして持参してください。洗面所が込み合っていることがあるので手鏡などもあると便利です。
ビニール袋 着替えを持ち帰るためのビニール袋が必要です。ビニール袋はさまざまな用途で利用できるので、持っていくとなにかと便利。自分でだしたゴミなども持ち帰るようにしましょう。

上記のほか、モバイルバッテリーやティッシュペーパー、ウェットシートなど必要に応じて用意しておきましょう。

そのほか用意しておくと良いもの

お酒とおつまみ

夕食時にビールなどのアルコール類を提供している山小屋がほとんどです。ただし、運搬のコストがかかり、どうしても割高になるので、自分で飲みたいお酒を持参するとよいでしょう。

ちょっとしたおつまみもあると、山小屋の夜がより楽しくなるはずです。ただし、ほかの宿泊客に迷惑がかかるようなお酒の飲み方はタブー。

コンパクトで軽いシュラフカバー(インナーシーツなど)

山小屋の布団は、不特定多数の宿泊者が使用するため、できればシュラフカバー(シーツなど)を持参するとよいでしょう。

最近では、山小屋側が用意しているケースも増えてきています。予約のとき確認しておいてください。

感染対策アイテム

マスクや消毒用アルコールなどの感染対策アイテムを持参するようにしましょう。

メンテナンス道具

山小屋に滞在している間に、登山道具のメンテナンスをしておくとその後の登山も快適に行えます。万が一道具が壊れていた場合に備えて、リペアキットや補修テープなどを持参しましょう。 

こちらの記事では、登山やアウトドアで役立つ強力補修テープ「ウルトラハードパーフェクトテープ」を紹介しています。あわせてご確認ください。

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山小屋で宿泊する際のマナーについて

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ここでは山小屋で宿泊するときに守りたい、マナーについて項目別に解説します。

また、山小屋へは、明るいうちに到着するのがマナー。早く到着して、翌朝も早く出発するなど時間にゆとりを持って行動するようにしましょう。

ほかの宿泊客の迷惑になるようなことはしない

相部屋になることが多いので、大きな声を出さないようにしましょう。山小屋でお酒を飲む際は飲み過ぎないように気をつけてください。

お酒を飲み過ぎて羽目をはずすようなことがなくても、酒臭い人が同じ部屋にいるだけで迷惑になります。

また、消灯後は、明日に備えて速やかに眠るようにしてください。消灯後に照明器具を使用するときには、ほかの宿泊客がまぶしくないように、細心の注意を払いましょう。

整理整頓

山小屋の限られた空間でおおくの登山者が宿泊するので、荷物は決められた場所に保管して、整理整頓につとめましょう。

トイレの使用方法を理解する

水洗トイレ、バイオ式トイレ、汲み取り式トイレ、カートリッジタイプなど、山小屋のトイレはさまざまです。宿泊する山小屋のトイレの使用方法をしっかり確認しておきましょう。

ゴミは持ち帰る

自分で出したゴミは、各自で持ち帰るのが山小屋泊のマナーです。

山小屋といっても、管理人が常駐する大きなものから、無人の避難小屋までさまざまです。また、山小屋とは思えないような、豪勢なお料理が味わえたり、素晴らしい温泉に恵まれていたりするケースも。宿泊する山小屋にあわせて、持ち物を用意することが大切です。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。