アイナメの主な釣り方
アイナメには、主に以下のような釣り方があります。
- ズボ釣り
堤防の際を狙う。 - 穴釣り
テトラポットなどのすき間を狙う。 - ブラクリ釣り
アイナメが好む赤色のオモリに短いハリスを垂らし、短竿でポイントを探る。 - 投げ釣り
カレイ釣りなどとほぼ同じ仕掛けで、沖に仕掛けを投げ込んで狙う。 - ルアー釣り
ワームなどを使って、堤防などからアイナメを狙う
次の項目から、上記の釣り方それぞれに必要な道具を詳しく紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
①【ズボ釣り】アイナメ用の道具
ズボ釣りは仕掛けを落とすだけの簡単な釣りです。タナを見きわめることで、アイナメに限らず、さまざまな魚種が狙えます。
アイナメのズボ釣りにおすすめのロッド
ズボ釣りは堤防の際を狙うので、短い竿が適しています。同じ短い竿でも、軟調竿と硬調竿があるので、それぞれの特徴を見てみましょう。
魚との駆け引きを楽しめる「軟調竿」
軟調竿は穂先がやわらかく、食い込みがよいのが特徴です。アイナメに違和感を与えにくくなっています。
ズボ釣りのロッドとしては、チヌ(黒鯛)のかかり釣りなどで使われる、イカダ竿が適しているでしょう。ただし、かかったアイナメのサイズが大きい場合、タモ網なしでは抜きあげられません。そのため、タモ網を使うのが苦にならない方におすすめです。
以下のロッドをチェックしてみてください。
オルルド釣具|イカルドA
半チタン製のとてもやわらかな穂先を使用しているロッドです。手もとまで振動が伝わるため、アイナメに気付かれることなく、敏感にアタリを感じられます。イカダ釣りや、カセ釣りをする方にもよいでしょう。
魚を一気に抜き上げられる「硬調竿」
硬調竿なら、タモ網を使わずに釣りを楽しめます。大きめのアイナメがヒットしたら、豪快にリールを巻き上げて、一気に海中から抜き上げられますよ。
ただし、イカダ竿よりも穂先が硬いため、アイナメが違和感を感じる場合も。食い込みがやや悪くなるかもしれません。超硬ではなく、適度なやわらかさのあるものを選ぶとよいでしょう。
硬調竿としては、以下のような商品があります。
シマノ|17ホリデーパック
竿の硬さがしっかりしているため、タモ網なしでアイナメを堤防の上まで抜き上げられます。収納時は約44.5cmの長さでコンパクト。なるべく荷物を少なくしたい、電車釣行にぴったりでしょう。
アイナメのズボ釣りにおすすめのリール
探り釣りなら、安価で初心者でも使いやすいスピニングリールで十分でしょう。
シマノ|19 FX 4000
手頃な価格ながら、性能がよいのが魅力です。道糸が最初から巻かれているので、購入したらすぐに釣行できます。
スプールが特殊な形状で、ライントラブルがなくて便利。アイナメ用のリールを初めて購入する方に、おすすめしたい一品です。
アイナメのズボ釣りにおすすめの仕掛け・エサ
仕掛けとしては、中通しオモリに一本針を使った、シンプルなものがおすすめです。
複数のエダスがついた市販の胴付き仕掛けは、少し扱いにくさがあるのが難点。大物のアイナメがヒットしたとき、もう1本の針が堤防に根がかりするリスクがあるためです。
エサはシラサエビの活きエビを使うと、よりよい釣果が期待できます。活きエビの調達が難しい場合は、青イソメもじゅうぶんに釣果が得られるでしょう。また、サバやイカの切り身などにも、アイナメは食いついてきますよ。
新たに仕掛けを購入するときは、以下のようなものが候補となります。
ささめ針|セイゴ鈎
ケン付きで魚をバラしにくいのが特徴。針はアイナメが好む赤色です。この上に中通しオモリ3~5号をセットするだけで、ズボ釣り仕掛けが完成します。
アイナメのほかにも、カレイやカサゴ釣りで使用可能です。
②【穴釣り】アイナメ用の道具
アイナメの穴釣りにおすすめのロッド
穂先が硬めの竿がよいでしょう。竿の穂先がやわらかすぎると、根掛かりしたときに折れやすいためです。
以下のようなロッドを検討してみてください。
ダイワ|穴釣り竿
穂先を収納できるので、衝撃から守れます。穂先が折れることなく、もち運べますよ。
また、穂先にトラブルがあった場合は、交換できる仕様で便利。軽量で食い込みがよく、繊細なあたりを察知できるのもうれしいポイントです。
アイナメの穴釣りにおすすめの仕掛け・エサ
市販の穴釣り仕掛けや、後述するブラクリ仕掛けを使います。エサは穴釣りと同じでよいでしょう。
穴釣り専用のブラクリ仕掛けには、以下のような商品がありますよ。
ダイワ|穴釣り専科 アナヅリーSS
狙った穴にスムーズに落ちていく特徴があります。潮受けしにくいティアドロップ形状のシンカーで、テトラの穴釣りに特化。視認性のよいオレンジカラーなので、ターゲットの根魚にアピールできます。
③【ブラクリ釣り】アイナメ用の道具
アイナメのブラクリ釣りは、歴史があるオーソドックスな釣法です。市販の仕掛けが多数販売されています。
アイナメのブラクリ釣りにおすすめのロッド
竿・リールは、ズボ釣りに使用するのと同じものでよいでしょう。
ダイワ|船竿
コンパクトで携帯しやすいのが特徴です。テトラで穴釣りをするにはやや長い竿ですが、堤防の際を探るタイプのブラクリ釣りなら、ちょうどよい長さでしょう。船釣りやサビキ釣りなどにもおすすめです。
アイナメのブラクリ釣りにおすすめの仕掛け・エサ
アイナメ専用の仕掛けを使います。根掛かりしにくくなっているので、おすすめですよ。
オーナー|アイナメ仕掛け
アイナメが好むダークレッド色にこだわった商品です。ハリスが短く、根がかりしにくい仕様となっています。手頃な価格なうえに使いやすく、釣り初心者の方にぴったりでしょう。
④【投げ釣り】アイナメ用の道具
アイナメの投げ釣りにおすすめのロッド
スタンダードな投げ竿で大丈夫でしょう。遠投で狙う場合は4m前後の長さがあるとよいですよ。
以下のようなロッドを検討してみてください。
シマノ|ロッド投げ竿
エントリーモデルで、キャストがしやすいロッドです。438gとやや重さがありますが、オモリ負荷は25~35号と、竿のパワーがあるのが特徴。遠投でのアイナメ狙いにも、しっかりと対応できます。初心者や中級者に使ってほしい商品です。
アイナメの投げ釣りにおすすめのリール
大物が釣れる可能性もあるので、道糸や太めを巻いたリールがおすすめです。
ダイワ|スピニングリール
飛距離にこだわった商品です。エアローター搭載で、遠投での巻き取りも効率がよく、パワーがあります。7号の太い道糸が250mも巻けるので、一発大物狙いにじゅうぶん対応できるでしょう。
手頃な価格で高性能なものを探している方にぴったりです。
アイナメの投げ釣りにおすすめの仕掛け・エサ
根掛かりしにくいネムリ形状の針を選びましょう。エサはアオイソメや、イワイソメが食いつきがよく、おすすめです。
ハヤブサ|投げ釣り+a NT533
針先が内側に向いており、根掛かりしにくくなっています。
岩礁帯を好むアイナメ狙いで頭が痛いのが、根掛かり。こちらの仕掛けはネムリ針を使用しているので、障害物に干渉しづらいのが特徴です。アイナメ釣りのストレスを軽減してくれますよ。
⑤【ルアー釣り】アイナメ用の道具
アイナメのルアー釣りにおすすめのロッド
具体的なロッドとしては、以下のような商品がありますよ。
シマノ|ロックフィッシュロッド19
軽めの仕掛けでも、水域の底をとらえやすいのが特徴です。ロックフィッシュ(根魚)に特化しているので、パワーがあり、ある程度の大物がかかっても対応できるでしょう。
スピニングリール用のロッドで、取り扱いがしやすいのも魅力。初心者の方におすすめです。
アイナメのルアー釣りにおすすめのリール
仕掛けを投げてラインが切れたとき、巻き取りスピードが速いモデルが向いています。
これからアイナメのルアー釣りを始める方は、以下のようなリールを検討してみてはいかがでしょうか。
ダイワ|スピニングリール
巻き取りしやすく扱いやすいので、幅広い用途に使えます。アイナメなどのロックフィッシュはもちろんのこと、シーバスやヒラメなどの大型魚にも対応が可能。
価格が手頃なので、まずはこれから始めて、徐々に上位機種に移っていくのがおすすめです。
アイナメのルアー釣りにおすすめのルアー
ルアー釣り初心者には、ソフトルアーが使いやすくてぴったりです。
エコギア|熟成アクア
さまざまな仕掛けに対応できるのが魅力です。甲殻類タイプで、アイナメをはじめとするロックフィッシュ全般を狙えます。匂い・味付きなので、アイナメにアピールする効果が抜群ですよ。
アイナメのルアー釣り用/そのほかの道具
ソフトルアーを使用する際は、シンカーも用意しましょう。エサや仕掛けを目的の水深まで沈める役割があります。
以下のような商品をチェックしてみてください。
バークレー|スイベルシンカー
細長い形状で、根掛かりしにくいのが特徴です。障害物をすり抜けやすいため、ロックフィッシュ狙いで力を発揮します。
また、重さの種類が多いのも魅力。アイナメ釣りで試してみたいアイテムです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。