ソフトシェルのメリット
ソフトシェルにはどのようなよさがあるのでしょうか。メリットについて項目別に紹介します。
伸縮性があるので動きやすい
1つ目のメリットは、手足が動かしやすい、ストレッチ素材がつかわれていることです。体の動きを妨げないため、きつい登山道でもスムーズな歩行をサポートしてくれますよ。
長い距離を縦走するような雪山登山では、無駄な動きによって疲労がたまることも。伸縮性があるウェアなら、動きにフィットして疲れを軽減できるでしょう。
汗をかいても蒸れにくい
ソフトシェルは、透湿性能にすぐれたものが多く、汗を外に逃がして蒸れにくいのが魅力。レインウェアとソフトシェルの大きな違いは、透湿性と防水性です。
レインウェアは雨や水に強いのですが、蒸れやすいのがデメリット。一方、ソフトシェルは防水性ではレインウェアに劣りますが、行動中も蒸れにくく、体のヒートアップを防ぐメリットがあります。
普段づかいしやすい
ソフトシェルは、日常のお買い物やお出かけにも、普段づかいしやすいのが魅力。ジョギングやウォーキング、キャンプでも活躍するでしょう。折りたたむとコンパクトになるタイプなら、持ち運びがしやすく、旅先でも重宝しますね。
雪山登山用のソフトシェルを選ぶポイント4つ
雪山登山のソフトシェルを選ぶポイントを、4つ紹介していきます。
①サイズ
利用するシーンに適したサイズを選びましょう。ソフトシェルは、アウターとしてつかうのが一般的ですが、雪山登山では、ミドルレイヤーとして使用することもありますよね。上着として羽織ったり、中間着として重ね着したりすることを考慮しておきましょう。
できれば、実際にお店などで試着してみるのがおすすめ。動きやすさや重ね着できるかなど、チェックしてから購入するとよいでしょう。
②透湿性能
透湿性能にすぐれたソフトシェルなら、蒸れにくく、快適な登山ができます。雪山登山でも、登り道では汗をかくことがあるので、蒸れを外に逃がすことが大切。汗でウェア内に結露ができると、体が冷えて低体温症になるリスクがあります。
③撥水性能
ソフトシェルには、撥水性をそなえるタイプもあります。登山中は、急に雨が降りだすこともありますよね。レインウェアのような防水性能はありませんが、水を弾くソフトシェルがあれば、少しの雨ならしのげるでしょう。
わざわざザックを下ろして、レインウェアを出す手間が省けますね。
④防風性能
ソフトシェルは、風の侵入を防げるタイプなら重宝します。汗をかいた状態で風にあたると、汗冷えの原因になり、体力を消耗してしまいます。ソフトシェルを選ぶときは、防風性能も合わせてチェックしてください。
雪山登山におすすめのソフトシェル5選
前述の選ぶポイントをふまえて、おすすめのソフトシェルを5つ紹介します。
①ザノースフェイス「マウンテンソフトシェルフーディ」
伸縮性のある、丈夫な素材を使用したソフトシェルです。撥水加工つきなので、小雨程度であれば水を弾いてくれますよ。レインウェアを着る手間が省けるのがうれしいですね。
デザインもよいので、タウンユースにも向いています。細身のシルエットは、ジャケットとの重ね着にもおすすめですよ。
②アークテリクス「アトム LTフーディ」
軽量の中綿が入った、フードつきのウェアです。汗で濡れても、暖かさを保ってくれるのがポイント。雪山登山や冬スキーでも活躍するでしょう。
ゴワゴワしない柔らかい生地と、体にフィットするところが魅力。冬用のアウターとして、街でも馴染むデザインもGOODです。
③フーディニ「アウトライトフーディ」
体の動きに合わせて伸縮する、ストレッチフリース生地を使用しています。透湿性能にすぐれているので、蒸れにくく、快適な着心地ですよ。
行動中に汗をかいたら、フロントのダブルジッパーを調節すれば、ベンチレーションにもなります。雪山登山のミドルレイヤーや、普段づかいにもぴったりですね。
④マムート「マックン 2.0 SO フーデッド ジャケット」
小雨から身体を守ったり、保温効果を発揮したりと、いざという時に最適な一着です。
2つのジッパー付きポケット、2ウェイフロントジッパー、調節可能なヘム / 裾とフードを備え、必要な機能をすべて備えたスマートで軽量なスタイルです。
⑤コロンビア「ライトキャニオンソフトシェルジャケット」
スムーズに体を動かせる、ストレッチ性の高いソフトシェルジャケットです。撥水加工されているため、少しの雨や泥汚れなら弾きます。
小さく折りたためば、左の内ポケットに収納が可能。携帯性にもすぐれているのがうれしいですね。雪山登山だけでなく、ジョギングやウォーキング用としてもつかえるソフトシェルを探している方は要チェックです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。