サーフィンのリーシュコードとは
リーシュコードの起源はサーフィンと同じではありません。数十年前は、リーシュコードは存在しませんでした。そのため、サーフィン中にワイプアウトしてしまうとサーフボードは流れていき、サーファーは泳いで陸までもどらなければなりませんでした。
ボードが流れてしまうと、他のサーファーへの接触やサーフボードが岸へ乗り上げて破損するなどの事故が多発します。それを防ぐために、世界中のサーファーが試行錯誤したすえに、現代のリーシュコードが形つくられました。
いまやリーシュコードはほとんどのサーファーが使用していて、混みあったポイントに入る際は装着することがマナーとされてます。
リーシュコードは長さと太さで選ぼう
リーシュコードの長さの選び方は、使用するサーフボードの長さに比例します。ほとんどのリーシュコードは、5ftから10ftの間で1ft刻みで展開されていることが多いです。
例えば、6ft前後のショートボードなら6ftのリーシュコードを、7ft前後のミッドレングスには7ftのリーシュコードを、という選び方が一般的です。
また6ft以下の長さのリーシュコードは、太さもいくつか選択肢があります。5mm、6mm、7mmなど太さの選択は、サーフィンをする海のコンディションによって選びましょう。小波なら5mm、大きい波用に7mm、普段使いなら6mmという選び方がおすすめです。
リーシュコードのケア方法と寿命
コード部分にクセがついているリーシュコードは、サーフィン中に足に絡まりやすくなりよくありません。新品は、パッケージから出すとたいてい巻きぐせがついているので、使用する前に少しひっぱってクセをほぐしてあげましょう。
また、使用後は、丸めた形で保管すると巻きぐせがつくのでベルクロ部分をかけて下へまっすぐ垂らすような形で保管がおすすめです。保管場所は、雨風や直射日光があたらない場所がよいでしょう。
また、リーシュコードの使用上で気をつけなければならないのが「寿命」です。劣化したものを使用し続けると、波のサイズがあるコンディションで切れたり、ベルクロ部分が外れてしまうこともあります。
使用頻度にもよりますが、同じものを2年以上使用せず定期的に買い替えるようにしましょう。
おすすめのリーシュコード
今回おすすめするリーシュコードは、全て海外の有名ブランドを選んでいます。その理由は、日本の波よりもパワフルな海外の波で定評あるものは、耐久性や使い心地が優れているからです。リーシュコード選びに迷っている方は、下記でご紹介している中から選んでみるとよいでしょう。
FCS(エフシーエス)|フリーダムリーシュヘリックス
FCS社のリーシュコードの中でもとくにおすすめは、フリーダムリーシュヘリックスモデルです。このリーシュコードは、軽い装着感とコードの絡みにくさが特徴です。
コード部分は、植物由来のバイオレジンを使用することで環境に配慮したつくりになっています。フリーダムリーシュヘリックスの長さは、6ft、7ft、9ftの展開です。
CREATURES(クリエイチャー)|スーパーライトコンプ
サーフィンに関するグッズを作り続けている歴史あるブランドといえば、CREATURESです。CREATURESのリーシュコードも年々進化しつづけています。チームライダーのフィードバックが生かされたディティールは、日本の一般ユーザーからも好評です。
DAKINEカ(ダカイン)|カイマナプロコンプ
ハワイ発祥のサーフギアブランドDAKINEは、もともとはリーシュコードを作りはじめたブランドです。そのため、幅広い長さやさまざまなタイプのリーシュコードが数多くラインナップしています。
その中でも「KAIMANAシリーズ」がとくに人気です。デュラコードと呼ばれる独特の形状は、サーフィン中の抵抗を最小限にしてくれると評判です。
OCEAN&EARTH(オーシャンアンドアース)|スリムライン ライトコンプ
OCEAN&EARTHは、サーフィン大国オーストラリア発祥のブランドです。そのチームライダーには、東京五輪銀メダリストの五十嵐カノアも名を連ねています。そんなブランドだからこそ、リーシュコードも高品質です。
なかでもONE-XTと呼ばれるシリーズは、強度や耐久性に優れています。コードのつけ根部分のスイベルから反対側のスイベルまで、シームレスなつくりになっています。そのため、パワフルなコンディションで強くひっぱられた際の高い耐久性がメリットです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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