【2024年版】ペール缶を使ったおすすめ焚き火台10選

焚き火で使用するペール缶とは？

日常的にはあまり見かけないペール缶について簡単にまとめています。

ペール缶の役割

ペール缶は、石油製品や化学薬品の輸送用に使用されている容器です。持ち運びしやすいように取っ手がついているものがあり、容量は18Lが標準的です。

サイズは12～220Lまであり、200L以上の大型のものは「ドラム缶」と呼ばれています。

使用済みのペール缶の用途はさまざまで、リサイクルしてスツールとして利用している人もいます。

ペール缶の材質や形状

ペール缶の材質や形状を以下の表にまとめました。

材質	形状
鋼製 ステンレス製 プラスチック製 樹脂製	小さな開口部があるクローズタイプ フタが開けられるオープンタイプ

焚き火台のDIYに使用されるペール缶は、なかに入れる薬品や油に耐えられるよう、鋼・ステンレス・樹脂などで作られています。

加工しやすいのはプラスチックや樹脂製ですが、焚き火台など火を使用するものには金属製のペール缶が適しています。

また、小さな開口部があるクローズタイプと呼ばれるものは加工が大掛かりになってしまうため、焚き火台を作る際はフタが開け閉めできるオープンタイプを選びましょう。

焚き火で使用するペール缶の入手方法

ペール缶の入手方法は主に「譲ってもらう」か「購入する」かの2つです。それぞれの方法について説明します。

譲ってもらう

ペール缶をとにかくコストを抑えて手に入れたいのであれば、譲ってもらえるところがないか探してみましょう。

ペール缶は塗料や油などを保管するために使用されているので、近所のガソリンスタンドや車の修理工場などで入手できる可能性があります。しかし、工業用の油がついたペール缶を自宅で洗浄するにはかなりの労力が必要です。

すでに洗浄してあれば手間がかかりませんが、譲ってもらったあとに自宅で洗浄する必要があるか確認しておきましょう。

ペール缶を購入する

新品がほしい場合は、通販サイトなどで購入しましょう。

購入する場合は、インターネットやフリマサイトのメルカリが便利です。通販サイトでの相場は1缶1,000〜2,000円前後です。メルカリでは、安いものはすぐに売れてしまう傾向にあります。入荷通知を設定し、最新情報を受け取れるようにしておきましょう。

新品を購入すれば、無地のシンプルなものやおしゃれなプリントが施されているものなど、自分好みのものをチョイスできます。洗浄の手間を省きたい人は、ネット通販などで購入するのがおすすめです。

ペール缶を使って焚き火をするメリット

ペール缶を使って焚き火をすると以下4つのメリットがあります。

詳しくみていきましょう。

コストが安くすむ

ペール缶は通常の焚き火台に比べ安い価格で販売されており、場合によっては無料で譲ってもらえます。コストが非常に安くすむため、ほかの焚き火グッズに費用をかけられるのがメリットです。

費用をできるだけ抑えて焚き火台を自作したい人に適した選択肢といえるでしょう。

薪を大量に入れられる

ペール缶は容量が18L以上と大容量なので、焚き火をする際に薪を大量に入れられます。

高さは40cm近くあるため、薪を入れてもこぼれ落ちる心配が軽減できます。大きな炎で豪快に焚き火を楽しみたい人にもぴったりの素材です。ただし、ペール缶は縦型の筒なので炎を大きくしすぎると危険です。焚き火をする場所は広くて天井のない屋外を選びましょう。

焚き火用品が収納できる

焚き火をしないときには、ペール缶のなかに火ばさみや耐熱手袋、数本の薪や焚付の木などを収納できます。

焚き火台のなかに道具をまとめて入れられるため、持ち運びがしやすく、車への積載が簡単です。そのままでは汚れやすいので、カバーやリア用のトレイなどを使用するとよいでしょう。

オリジナルの焚き火台をDIYできる

ペール缶を使用すれば、簡単にオリジナルの焚き火台を自作できます。

燃焼効率をよくするためにペール缶に多数の穴を開けたり、木をくべやすいように焚口を作成したりなど、好みの形状に作成できます。

焚き火台の性能だけではなく見た目にもこだわりたい人は、耐熱塗装をしてよりオリジナリティをだしてみるのもよいでしょう。きっとお気に入りの焚き火台を作れるはずです。

気軽に焚き火ができる

ペール缶を使用した焚き火台は、コストが低く、暖炉やBBQグリルとしても活用できるため、焚き火に興味があって試してみたい初心者でも気軽に楽しむことができます。

焚き火をしてない時はペール缶を収納用に使用することもできるため、そこまで焚き火する頻度が多くないという人でも別の用途に利用することもできます。

ペール缶を使って焚き火台をDIYするコツ

ペール缶を使って焚き火台をDIYする方法を紹介します。

必要な材料一覧と道具

ペール缶を使って焚き火台をDIYするために必要な材料と工具・道具をまとめました。

材料	工具・道具
ペール缶（20L） バーベキュー用の焼網（ペール缶の内径にあわせたサイズ） 5mm×1.5cm以上のボルト（4つ） 5mm用ナット（4つ） マジック※45cmの高さの煙突（ロケットストーブを作る場合）	インパクトドライバー ドリルビット（1.5cm、3mm） ディスクグラインダー ペンチ 軍手

使用する工具・道具をそれぞれ説明していきます。

インパクトドライバー

インパクトドライバーはいわゆる電動ドライバーのことで、手動で穴をあけるよりもはるかに効率がよくなります。

同じ電動ドライバーとして「ドリルドライバー」がありますが、パワーはインパクトドライバーの方が上です。ペール缶の金属に穴をあけるにはインパクトドライバーを選びましょう。

インパクトドライバーは安い物でも数万円するため、レンタルするのがおすすめです。ホームセンターで無料または有料で貸し出しを行っているので問い合わてみてください。

ドリルビット

ドリルビットはインパクトドライバーの先にとりつけて、穴をあけるために使う部品のひとつです。

ペール缶を焚き火台として使うには、缶の下部に3cm程度の吸気穴をあける必要があります。しかし、穴があまりに大きすぎると燃焼効率が上がりすぎ、薪がすぐに燃え尽きてしまうため、ドリルで開ける方が便利です。

また、ペール缶に穴を開ける際には木工用ではなく、金属用のドリルビットを購入するようにしましょう。

ディスクグラインダー

グラインダーとは、砥石を回転させることで研磨や切削、研削を行う工具のこと。ディスクグライダーは円盤状の砥石を回転させ、金属などの切断などを行うグラインダーです。

ディスクグラインダーは切断のほかに研磨、つや出しといった作業が行え、グラインダーのなかでもとくに使用用途が幅広いものです。

ホームセンターでレンタルしていることは少ないため、インパクトドライバーで代用できます。時間がかかりますが、細いドリルビットで点線のように穴を細かくあけていくとよいでしょう。

ペンチ

ペンチはペール缶に穴を開けたり、切断したりする際に断面で手を切らないよう切断面を丸く整えるために使います。

ディスクグラインダーで研磨してもよいですが、ペンチの方が簡単に作業できます。場所にあわせて細いラジオペンチや幅の広いパワーペンチなどを選ぶとよいでしょう。ペンチは100均でも購入できるので、比較的手に入りやすい工具です。

軍手

ペール缶を扱う作業では、鋭利なエッジや粗い表面による切り傷や擦り傷を防ぐための保護が必要です。

また、ツールやペール缶自体の滑りを防ぐことで作業の精度を高め、安全に進めることができます。

電動工具の使用による振動吸収、熱い素材の取り扱い時のやけど防止、そしてペイントやオイルなどの汚れから手を守るといった役割も軍手は果たすため、必須のアイテムです。

 

DIYの手順とコツ

ペール缶をつかってDIYできるウッドストーブとロケットストーブの作り方をそれぞれ説明します。

ウッドストーブの作り方

ウッドストーブは円柱状のペール缶に穴をあけて簡単に作れる焚き火台です。

ペール缶を二重にすると二次燃焼が可能になり、煙が非常に少なくなるため、ペール缶を二個セットでDIYする人もめずらしくありません。

ここでは、DIYの初心者向けにペール缶ひとつで作る簡単なウッドストーブの作り方を説明します。

【ポイント】
ペール缶の塗装は火を入れると取れてしまうので、気になる場合は塗装をはがしてから耐熱塗装をしましょう。
焚口を作成すると薪を簡単に入れられて便利です。焼き網の少し上にグラインダーで20cm四方の開口部を作り、ドリルで開ける空気穴を少なくするのがポイントです。

ロケットストーブの作り方

ロケットストーブは燃焼室と煙突で構成される焚き火台です。

直火で効率的に熱を生み出せるため、燃料の節約にもつながります。

ペール缶を燃焼室として、別の部材である煙突を本体に取り付けることで、少ない燃料でも大きなエネルギーを生み出せるため、強火で調理することができます。

こだわりたい人は、煙突から手作りしてもよいでしょう。ただし、金属を円柱に加工するのは難易度が高いので、煙突だけで売られている部材を購入した方が手軽です。

ポイント

煙突用の材料やフタ付きのペール缶が手に入らないなら、フタと煙突がセットになった商品を購入するのがおすすめです。煙突用の穴をあけるときに手を切らないように注意してください。

 

ペール缶を使った焚き火台おすすめ10選

 

ペール缶を使った焚き火台で購入できるものを4つピックアップしました。

LIFTOFF 「焚火缶」 ペール缶SUSカバー

ペール缶にとりつけてウッドストーブのように二次燃焼できる焚き火台です。ペール缶の塗装がはがれてしまっても、カバーすることできれいな外観を維持できるのがポイント。

11cm底上げされていて、焚き火台の熱から地面を保護できます。とくに芝生サイトをよく利用する人におすすめの商品です。

LIFTOFF ステンレス「焚火缶」 ロケットストーブ （煙突セット）

ペール缶にとりつけられる煙突とフタがセットになっている商品です。ぱたぱたとパーツを組み合わせて、かぶせるだけであっという間にロケットストーブが完成します。

フタの鉄板部分では、煮込み料理や焼き肉ができます。ストーブ料理を楽しみたい人におすすめの焚き火台です。

LIFTOF ロケットストーブ 「焚火缶」（お庭セット）

20Lのペール缶が付属していて、ロケットストーブに必要なパーツがすべてセットになった商品です。自分で加工する必要がなく、パーツを差し込んでいくだけで簡単にロケットストーブが完成します。

ゴトクや天板が付属しているため、料理も楽しめます。手軽に焚き火台を自作したい人にぴったりの商品です。

tab.(タブ) 「缶ストーブ SE」

かわいらしいデザインが特徴の焚き火台です。薪や枝はもちろん、練炭や木炭など、さまざまな燃料が使用できます。

独自開発の構造によって二次燃焼を促し、煙や燃え残りが少ないのが特徴です。簡単に組み立てて使用できるので、DIYが苦手な人はぜひチェックしてみてください。

 

【Joyfactory】 JOY クロカワ焚き火台 [IS-21]

この焚き火台は、ソロキャンプに最適なサイズ感でありながら、灯篭としても、焚き火台としても2通りの楽しみ方ができるのが大きな特徴です。

持ち運びに便利な収納袋が付属しており、キャンプ場はもちろんのこと、ピクニックやビーチなど、さまざまなシーンで活躍します。

また、付属の五徳を使えば、焚き火を楽しみながらの調理も可能になるため、アウトドアダイニングの幅がぐんと広がります。

SDGs野焼き防止「焼却筒」キャリー焼却炉 | ステンレス筒

この「焼却筒」は、野焼きに代わる安全な焚き火のためのアイテムです。

筒の中で焚き火を行うことで延焼を防ぎ、火災のリスクを減らします。ただし、地面が燃える可能性があるため、使用時にはブロックなどを敷いてから使うことをおすすめします。

SDGsミニ焚火缶 クッキング焚き火台φ19cm×高さ22cm ｜ フィールド自然燃料ロケットストーブ (缶底グリル付き)

SDGsミニ焚火缶は、ペール缶サイズのφ19cm×高さ22cmというコンパクトな設計で、自然燃料を使用したクッキングに適した焚き火台です。

アングル天板をペール缶に設置し、煙突を差し込み五徳を上に設置することで、効率的に燃焼させることができます。

屋外用薪ストーブ 分割式 小型 ステンレス製 焚き火

この商品は、アウトドア活動での調理にも対応する薪ストーブで、その最大の特徴は軽量で分割式のコンパクトサイズにあります。

持ち運びやすいような専用の収納袋が付属しており、どこへでも簡単に携帯することが可能です。

小型でステンレス製であるため耐久性にも優れており、アウトドアでの調理がより快適になります。

ペール缶 キャスター 台車ステンレス 製 300mm 運搬

このステンレス製ペール缶台車は、ペール缶の持ち運びを格段に便利にします。

錆びずに高い耐食性を持つこのペール缶台車は、屋外や湿度が高いガレージ、地下などでの使用に最適で、長期間にわたって安心して使用することができます。

【Joyfactory】 JOY クロカワ焚き火台 [IS-17]

この焚き火台は全方向から空気を取り込む構造で、効率的な燃焼を実現し、薪をダイナミックに燃やすことが可能です。

また、底部の灰受けは取り外し可能で、使用後の灰の後処理も簡単に行うことができます。

焚き火料理も楽しめる、便利な深型タイプの焚き火台については、こちらの記事を参考にしてください。

ペール缶の種類

ペール缶はその用途や必要とされる性能に応じて、さまざまな形状やタイプが存在します。鋼製からプラスチック製まで、それぞれの特徴を理解し、自分の使用目的に合ったペール缶を選びましょう。

鋼製ペール缶

鋼製のペール缶は、耐久性とサステナブルな点から魅力的です。

使用後の鋼製ペール缶の約9割が、鉄源として電炉メーカーや高炉メーカーによって再使用されていることからも、そのリサイクル性の高さがうかがえます。

また、つる付きの鋼製ペールは、使い終わった後もそのまま他の品物を入れる容器として、または液体や粉体を攪拌するための容器など広く再利用できます。そのため、サステナビリティの観点からも非常に価値が高いと言えます。

プラスチック製ペール缶

プラスチック製のペール缶は、サビや缶の凹みの心配がなく、清潔さを保ちやすいのが特徴です。特に液体や粉体などを清潔に保ちつつ保管、輸送したい場合に適しており、耐腐食性が求められる用途に最適です。

ポリプロピレン製のペール缶は耐熱性に優れており、高温環境下でも使用できることから焚き火での使用にもおすすめです。

 

ペール缶で焚き火する際の安全な使用方法

ペール缶で作った焚き火台を安全に使用するために注意するべきことをみていきましょう。

正しい着火方法

焚き火をするときは、いきなり大きな薪に着火してはいけません。

燃えやすい乾いた草や落ち葉を一番下に置き、細くした小割りの薪、大きな薪を順番に乗せていきます。着火剤に火をつけ、草や落ち葉の近くに置けば自然に火が回って着火します。

なかなか火がつかないからと薪を頻繁に触ってしまうと、鎮火しやすいので注意してください。

安全に使うためのポイント

ペール缶で安全に焚き火をするための情報を2つに整理しました。

①地面から離して焚き火をする

ペール缶で焚き火をするときは、地面から距離を取るようにしましょう。

ペール缶の焚き火台は底が地面に接しているため、そのまま火を入れてしまうと地面が熱で焼けてしまいます。地面を守るためにブロックやレンガなどの上にペール缶を乗せ、熱源を地面から離さなければいけません。さらに焚き火シートを敷けば、地面を保護できるのでおすすめです。

②テントのなかで焚き火をしない

寒いからといってテントやシェルターのなかで焚き火をするのは厳禁です。テントの生地の近くで焚き火をすると炎の熱でテントが溶けたり、燃えたりすることがあります。

また、シェルターなど閉ざされた場所で火を起こすと、一酸化炭素中毒の危険があるので絶対にやめましょう。

メンテナンスの重要性

ペール缶で作った焚き火台は、市販されている焚き火台と異なり、寿命はやや短めだと考えておきましょう。

さらに、可能であれば、使用後はペール缶を乾燥した場所に保管し、湿気による錆の発生を防ぐことも長期的に使用するためには重要です。

耐熱加工がされているわけではないため、炎があたり続けると意図しないところから穴が空いてしまう可能性があります。焚き火をしたあとは灰の処理をしっかり行い、不具合がないか確認するのを忘れないでください。

 

ペール缶で焚き火をする際に注意するポイント

収納・運搬は工夫しよう

ペール缶を焚き火台として使用する際、コンパクトに収納できない部分や運搬する際にスペースを取ってしまう点には注意が必要です。

ペール缶は畳むことができないため、使用しない時もかなりのスペースを占めてしまいます。

しかし、このデメリットを上手く活用することで問題を軽減できます。

例えば、キャンプ用品をペール缶の中に収納しておくことで、空間を有効に使うことができます。また、収納道具としても活躍するため、ただ単に場所を取るだけの存在ではなくなります。

保管は絶対に屋内でしよう

ペール缶を使用する際には、その保管方法に特に注意が必要です。基本的には屋内での保管を原則とし、屋外での保管は避けるべきです。雨水や湿気の多い場所で保管した場合、サビが発生するリスクが高まります。

特に、ペール缶のつるや取っ手部分はサビやすく、サビによって外れる可能性があるため、これらの部分には十分な注意を払いましょう。

また、ペール缶内に直接水分のあるものや湿気を帯びたものを収納することもサビの原因になるため、避ける必要があります。

収納する際には、市販のポリ袋などを利用して内容物を包むことで、サビの発生を防ぐことができます。

適切な保管方法を守ることで、ペール缶を長持ちさせることができます。

映えない可能性がある

ペール缶を焚き火台として利用する際、外観が一般的には「おしゃれ」とは認識されにくい点を理解しておく必要があります。

現在、市場には様々なデザイン性に富んだ焚き火台が存在し、キャンプ場での見栄えを重視する方々にはペール缶のスタイルが物足りなく感じられるかもしれません。

重いものの収納は防ぐ

ペール缶を使用する際には、重量物を収納することに特に注意が必要です。特に60kgを超えるような重い物を収納する場合、持ち上げる際に取っ手が外れる恐れがあります。

このような事態が発生すると、取っ手が外れた瞬間に内容物が足などに落下し、大きな怪我に繋がる可能性があります。そのため、安全を最優先に考え、ペール缶の耐重量を超える物の収納は避けるようにしましょう。

火気の近くには置かないようにする

ペール缶を使用する際には、ストーブやファンヒーターなどの火気の近くに置かないように注意してください。ペール缶が加熱されると、触れた際に火傷をする恐れがあります。

安全性を確保するため、火気からは十分な距離を保ち、ペール缶が直接熱を受けないようにしましょう。

また、ペール缶の近くに可燃物を置かないことも重要です。ペール缶自体が高温になり、周囲の草木やキャンプ用品などが火災の原因になることがあります。焚き火を行う際には、周囲の安全を常に確認し、火の粉が飛ばないようにしましょう。

火気の使用に際しては、常に消火用の水や砂を準備しておくことも忘れないでください。万が一の火災に迅速に対処できるようにしておくことが大切です。

食べ物を使用する際には法令に適合しているかどうかを確認する

ペール缶を食品の保管や調理に使用する場合には、食品衛生法等の法令に適合しているかを確認することが極めて重要です。これは、ペール缶が直接食品に接触することになるため、材質や加工の過程で有害な物質が食品に移行するリスクを避けるためです。

 

 

焚き火後のペール缶の扱い方

ペール缶で焚き火を行なったあとは、火が完全に鎮火するのを待ってから撤収しましょう。

焚き火後の撤収方法

ペール缶で焚き火を行なったあとの後片付けに必要な道具は以下の3つです。

• 火消壺
• 火ばさみ
• 耐熱グローブ

時間がなく、火が消えるまで待てないときは火消壺を用意し、火ばさみなどで薪や炭などを火消壺に入れて消火します。ペール缶は全体が熱くなるため、耐熱グローブで作業しましょう。

また、灰をそのまま残すと汚れや錆びの原因になってしまいます。長期的に使用するためには、使用後はなかまでしっかりと清掃しておきましょう。

焚き火後の後片付けを行う際には、キャンプ場のルールや他のキャンパーへの配慮も大切です。焚き火場を使用した後は、必ず火の完全な消火を確認し、使用した場所を元の状態に戻すよう努めましょう。

焚き火後の清掃方法

ペール缶で焚き火を行なったあとの清掃方法はこちらです。

清掃が終わったら、風通しのよいところで内部までしっかり乾燥させ、雨の当たらない倉庫などに収納しましょう。濡れたままにしたり、湿気の多い場所で保管したりするとペール缶が錆びやすく、保管している間に傷んでしまうので注意が必要です。