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焚き火台における海外と日本のガレージブランドの違い
海外や日本には数多くのガレージブランドがあり、さまざまな焚き火台が販売されています。ここでは、ガレージブランドの基本や、海外と日本のガレージブランドの違いを紹介します。
ガレージブランドの特徴
ガレージブランドとは、一般的には小規模な工房や個人で製作しているアウトドアギアのブランドのこと。大量生産の製品と比較すると、ひとつひとつ丁寧に作られているのが特徴で、とくにデザイン性や機能性にこだわったブランドが多く存在します。
昨今はガレージブランドの人気が高まっていることもあり、さまざまなアウトドアギアが発売されています。
日本と海外のガレージブランドの違い
日本のガレージブランドは、職人による手作りのものが多く、あたたかみのある雰囲気を感じられます。伝統的な技術や素材を用いたものも多く、オリジナリティ溢れるデザインが特徴です。また、ユーザーとの交流を大切にする傾向があり、イベントなどで積極的にコミュニケーションがはかられています。
いっぽう、海外のガレージブランドは、機能性や価格を重視した商品が多いといえるでしょう。とくにキャンプスタイルが日本とは異なる欧米のブランドは、その傾向が強いとされています。DIY精神が根強く、ユーザー自身で改造してカスタマイズを楽しむ文化があるのがその理由のひとつです。
以下の記事では、日本の焚き火台ガレージブランド14選を紹介しています。
海外の焚き火台ブランドがおしゃれでかっこいいと評価されている理由
海外の焚き火台ブランドが評価されているのはなぜでしょうか?その理由をみていきましょう。
個性的なデザイン
海外のガレージブランドの焚き火台は、個性的なデザインがその特徴のひとつ。日本のブランドとは違ったおしゃれさが魅力です。まるでインテリア家具のようなデザインのものもあり、キャンプサイトをおしゃれに演出します。
一般的な製品では満足できない、かっこいい焚き火台を探している人に向いているといえるでしょう。
優れた耐久性
タフで長く愛用できるのも海外ガレージブランドの焚き火台の魅力。厚みのあるステンレスなどを使用した重厚感のある焚き火台が多く販売されています。耐久性が高いものが多く、長く使ううちに愛着も湧くでしょう。
ただし、どのようなものでも経年劣化は避けられません。適切なメンテナンスが長持ちさせるためのポイントです。
人と被らない希少性
海外ガレージブランドの焚き火台は、その希少価値がキャンパーの所有欲を満たします。多くのモデルが小ロット生産のため、人とは違う焚き火台がほしいキャンパーにとって魅力的な商品といえるでしょう。
職人によって丁寧に作られた大量生産ができない焚き火台は、愛着が湧き長く大切に使えます。
海外の焚き火台ブランドのこだわりとデザインを考察
海外の焚き火台ブランドは、独自のこだわりと斬新なデザインで、世界中のキャンパーを魅了しています。ここでは、デザインの特徴や一般的な焚き火台との違いを紹介します。
特徴的なデザイン
海外ガレージブランドの焚き火台は、工業的なデザインのものや、ヴィンテージ感漂うものなど、さまざまなデザインがあります。どれも個性豊かで、日本ではめずらしいデザインのものばかりです。
自分だけのオリジナルキャンプサイトをつくりたい人にぴったりの焚き火台といえるでしょう。
素材へのこだわり
素材は、焚き火台の性能や耐久性を大きく左右する重要な要素です。
おもに高強度なステンレス鋼や耐熱性に優れたチタンなどが使用されています。各素材の特徴は、以下のとおりです。
- ステンレス: 強度と耐熱性に優れ、錆びに強い。焚き火台本体やグリルなどに多く使われている。
- チタン:軽くて耐熱性に優れ、錆びに強い。ソロキャンプ用の小型焚き火台などに使われている。
- 鋳鉄: 重厚感があり、熱を長時間保持できる。大型の焚き火台や炭床などに使われている。
高い機能性
海外ガレージブランドの焚き火台は、さまざまな機能性に富んでいます。火床をメッシュ素材にして燃焼効率を高めたり、極限まで軽量にして持ち運びやすくしたりと、使いやすさにとことんこだわっているのが特徴です。
どのブランドの焚き火台も、機能性を追及してつくられているため、実用的な焚き火台を探している人にも適しています。
価格とコスパ
各ブランドの焚き火台によってさまざまですが、一般的に日本のガレージブランドのものより高価です。高品質なステンレスやチタンなどの素材を使っているブランドが多く、見た目にも高級感があります。
また、輸送コストがかかることも価格を上げている要因のひとつでしょう。ただし、品質も機能性も高い焚き火台であれば長く愛用できるため、長期的にみれば安いと感じられるものもあります。
おすすめの海外ガレージブランド
北アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど、世界中でさまざまなかっこいい焚き火台が作られています。とくにおすすめの海外ガレージブランドは、以下のとおりです。
- Vargo(バーゴ)|アメリカ
- Wolf & Grizzly(ウルフ&グリズリー)|カナダ
- Tschum(チャン)|ドイツ
- FIRESIDE OUTDOOR(ファイヤーサイド アウトドア)|アメリカ
- auvil(オーヴィル)|韓国
それぞれの特徴をみていきましょう。
Vargo(バーゴ)
アメリカで生まれたガレージブランドVargo(バーゴ)は、高機能なチタン製アウトドアギアが有名です。軽量で丈夫なチタンは、錆びにくくメンテナンスも簡単なので長く愛用できるでしょう。
キャンプはもちろん、バックパッカーや登山などの過酷な環境でも使用できるアイテムを探している人にチェックしてほしいブランドです。
Wolf&Grizzly(ウルフ&グリズリー)
Wolf&Grizzly(ウルフ&グリズリー)は、2017年にカナダで設立されたガレージブランドです。自宅の庭だけでなくバックカントリーでも使える、収納しやすく、携帯性に優れた高品質なギア作りをコンセプトにしています。
Wolf & Grizzlyの製品は、機能性とデザイン性を兼ね備えているのが特徴です。とくに焚き火台はユニークなデザインと高い性能で人気があります。一般的な焚き火台とは一線を画す洗練されたデザインなので、キャンプサイトの雰囲気がグッとアップするでしょう。
Tschum(チャン)
Tschum(チャン)は、ドイツ北部の町バートザルツウフレンで生まれたガレージブランドです。2016年に設立され、独創的なデザインと充実した機能で世界中のキャンパーが愛用しています。
耐久性に優れた焚き火台のほかに、フライパンやグローブといった小物など、キャンプに必要なアイテムを展開しています。とくに受注生産のみのハンドメイドで作られたテントが人気です。
FIRESIDE OUTDOOR(ファイヤーサイド アウトドア)
アメリカオレゴン州発祥のガレージブランドFIRESIDE OUTDOOR(ファイヤーサイド アウトドア)は、ほかにはないデザインと機能性を兼ね備えた焚き火台で人気を集めています。
代表的アイテムの「ポップアップピット」は、収納時はコンパクトになり、展開すると広い調理スペースを確保できるという画期的な焚き火台です。
オプションパーツも充実しているので、自分好みにカスタマイズできます。高品質で耐久性も抜群で、アイテムを長く愛用したいキャンパーにうってつけです。
auvil(オーヴィル)
auvil(オーヴィル)は韓国発の「シンプルで機能的なアウトドアギア」がコンセプトのガレージブランドです。ブラックの無骨なテーブルやウッドストーブなど、スタイリッシュなアイテムが販売されています。
ほかにはない洗練されたデザインで、人と違うキャンプスタイルを楽しみたい人にぴったりのブランドです。
海外の焚き火台おすすめ6選
海外のガレージブランドからは、さまざまな焚き火台が販売されています。ここでは、ブランド別におすすめの焚き火台を紹介します。
①Vargo(バーゴ)/チタニウムファイヤーボックスT-319
チタニウムファイヤーボックスは、驚くほど軽量でコンパクトな焚き火台です。組み立てがとても簡単で、収納袋がついているので持ち運びにも困りません。
チタンは非常に強度の高い金属で錆びに強く、長年愛用できる焚き火台になるでしょう。ゴトクやバーベキューグリルなどのオプションパーツが充実しており、自分好みにカスタマイズできるのも魅力です。
デザイン性と機能性に優れた焚き火台を探している人は、ぜひチェックしてみてください。
②Vargo(バーゴ)/チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415
チタン製の見た目がスタイリッシュな、ヘキサンゴン型のウッドストーブです。焚き火台としてはもちろん、アルコールストーブの風防としても使用できます。
チタンのため軽量で錆びにくく、さまざまなアウトドアシーンで活躍するでしょう。折り畳み式でコンパクトに収納でき、組み立ても簡単なので初心者におすすめの焚き火台です。
③Wolf&Grizzly(ウルフ&グリズリー)/ファイヤーセーフ
ファイヤーセーフは、ロースタイルで焚き火を楽しめるのが特徴です。地面に近く、直火で焚き火をしているような感覚を味わえます。
ほかにはない無骨なデザインが魅力のひとつです。機能性にも優れていて、オプションの折りたたみ式グリルを使えば、焼き物や鍋などの焚き火料理が楽しめます。
組み立てが簡単でコンパクトになるので、ソロキャンプにもおすすめです。デザイン性と機能性どちらにもこだわりたい人の有力候補となるでしょう。
④Tschum(チャン)/ファイヤーボウル Mサイズ(旧ラージ)
6枚のプレートを組み合わせて作る、独特な形状が魅力的な焚き火台です。使うプレートの枚数によって、三角形や六角形など人数や使用シーンにあわせた形に組み替え可能です。
プレートは厚さ2mmの耐熱・耐酸性に優れたステンレスを使用しています。焚き火台の総重量が約4kgあるので、見た目にも重厚感を感じられるでしょう。
耐久性に優れたユニークな焚き火台が欲しい人にぴったりな商品です。
⑤FIRESIDE OUTDOOR(ファイヤーサイド アウトドア)/ポップアップピット
ポップアップピットは、設営が簡単に行える焚き火台です。収納時はコンパクトサイズですが、足を広げてプレートを組み立てると縦横62cmの大型サイズになり、ファミリーやグループキャンプにおすすめです。
オプションで専用のグリルキットも用意されており、バーベキューも楽しめます。燃焼効率が高いので煙が少ないのも特徴です。
また、焚き火台の下にヒートシールドが付いていて、熱による地面へのダメージを防ぎます。キャンプ場などの環境にも配慮した焚き火台が欲しい人は要チェックのアイテムです。
⑥auvil(オーヴィル)/エッジダブルストーブ
バックパックにも収まる、コンパクトで軽量な焚き火台です。デザインだけでなく、使い方もシンプルで、板をはめ込むだけで初心者にも簡単に組み立てられます。
薄い板のようにみえますが、耐久性に優れたステンレスを使用しているため丈夫で、長く愛用できるでしょう。
徒歩やバイク移動のキャンパーにぴったりの焚き火台です。
海外の焚き火台と相性のよいオプションアイテム
海外の焚き火台とセットで揃えたい、相性のよいオプションアイテムを紹介します。
Vargo(バーゴ)/チタニウムバイフォールドグリル T-488
軽量なチタン製の折り畳み式グリルです。グリル面がハチの巣状のハニカム構造になっており、食材が焦げ付きにくく簡単にお手入れできます。
グリルとしてだけでなく、サブテーブルとしても使用可能です。また、専用の収納袋がついているのもうれしいポイント。収納するとコンパクトになるので、荷物を少なくしたいソロキャンパーに適した商品といえるでしょう。
Wolf&Grizzly(ウルフ&グリズリー)/グリル M1エディション with ファイヤーセット
炎の大きさにあわせて高さを調整できるのが特長のグリルです。丸められる網と折り畳み式の脚のみのつくりなので、展開と収納が簡単にできます。収納時はバックパックに入るほどコンパクトになり、持ち運びにも困りません。
ダッジオーブンやメスティンを置いても、しっかりと安定します。同メーカーの焚き火台(ファイヤーセーフ)にぴったり収まるサイズ感で、見た目もすっきり。焚き火料理にこだわりたい人におすすめです。
海外の焚き火台はキャンプ経験者からどのように評価されているのか?
海外の焚き火台は、型にはまらない独創的なデザインが特徴で、キャンプ中級者やベテランキャンパーに人気があります。キャンプ経験者からの評価や、選ばれる理由についてみていきましょう。
海外の焚き火台を選ぶ理由
海外には、歴史と伝統のある焚き火台ブランドが数多くあります。独創的なデザインが魅力で、おしゃれなキャンプサイトをつくりたい人にとって重要なアイテムです。
また、デザイン同様、実用性や機能性を重視したいキャンパーにも愛用されています。日本のブランドとはちがったこだわりを感じられるアイテムが多くあります。
キャンプギアが人と被りたくない人などが選ぶ傾向にあるといえるでしょう。
海外焚き火台使用者からの評価
海外の焚き火台は、キャンプ経験者から高い評価を受けています。おもな理由は、洗練されたデザインに加え、高い機能性とワイルドな持ち味です。
日本には売っていないような大型でフラットな焚き火台は、薪が最後までよく燃えるため、燃焼効率を重視する人にとっても魅力的なようです。また、直火のような感覚で焚き火をするデザインが多く、よりワイルドにアウトドアを楽しみたい人に人気です。
一方で、日本製に比べると説明書が英語だったり、組み立て方が少しわかりづらかったりすると感じる人もいます。使用方法については、YouTubeなどの動画で確認してみるのがよいでしょう。
最近では日本語の説明書が付いている商品も増えているようなので、海外ブランドの焚き火台はますます注目度が高まっていくと考えられます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。