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山に慣れていないと、登山中の雨に不安を感じることはありませんか?山の天候は急変します。天気に関わらず、急な雨にも慌てないよう、常に必要な装備を用意しておきたいものです。雨が降っても登山を楽しむために、おすすめの装備や注意点について一緒に見ていきましょう。

登山での雨対策に必要な装備7つ!

雨 登山対策

当日の予報が晴れだとしても、山の天気は変わりやすいため、登山では雨対策をしっかり準備するのが基本です。雨に降られても楽しく登山するために、雨風から自分と荷物を守る対策グッズを7つご紹介します。

雨の日の登山対策①レインウェア(上下)

雨から体が濡れるのを防ぐ、一番大切な装備です。すぐに取り出せるところに用意しておいてください。

ポンチョなど簡易的なものではなく、上下セパレートタイプのほうが動きやすくておすすめです。加えて、防水性・透湿性・撥水性の高いレインウェアを選びましょう。

雨の日の登山対策➁防水性の高い登山靴

防水性と透湿機能を備えたゴアテックス素材の登山靴なら、思いがけない雨で足が濡れて冷えるのを避けられます。雨で滑りやすくなるので、アウトソールにグリップ力や安定感がある登山靴を選ぶのも大切なポイントです。

雨の日の登山対策③防水素材の帽子

ゴアテックス素材の晴雨兼用の帽子なら、さまざまなシーンで使えるので便利です。レインウェアのフードは、かぶると周囲の音が聞こえにくくなります。また、フードだけでは顔が濡れやすく、視野も狭くなりやすいのが難点。つばのある帽子をかぶるのがおすすめですよ。

雨の日の登山対策④グローブ

手の冷えから体の熱が奪われるので、雨風で冷える前にグローブをします。グローブの袖口はレインウエアの中に入れ、雨の侵入を防いでくださいね。防水・撥水素材なら濡れる心配がないので、なおよいでしょう。

雨の日の登山対策⑤ザックカバー

ある程度の雨や雪から大切な荷物を守ります。ただし、完全防水ではないので、ザックの中からの防水対策も必要です。ザックカバーが付属していない場合は、ザックのサイズに合ったものを購入しておきましょう。

雨の日の登山対策⑥折りたたみ傘

広い山道や遊歩道などは傘があると快適です。傘をさせばレインフードをかぶらずにすむので、視界が広くとれます。背面からの雨も防げますよ。

ただし、風が強い日や岩場、稜線、手を使うような山道では傘を使えないので、注意してください。

雨の日の登山対策⑦防水スタッフバック

雨が強いと、ザックカバーだけでは雨の侵入を防ぎきれないことがあります。防寒着など濡らしたくないものは、防水のスタッフバッグに入れて収納しておくと心配がありません。

スタッフバックにはサイズがいろいろとあるので、入れたいものに合わせて組み合わせるとよいでしょう。

雨の日の登山リスクとは?

雨 登山対策
雨が降ると、登山リスクは高まります。登山するなら晴れの日がもちろんよいですが、予定した日がすべて天候に恵まれるとは限りません。

しかし、注意すべきポイントを知っていれば、急に天候が変わっても、多少の雨なら登山を楽しめるでしょう。雨の日の登山リスクについて説明します。

身体が濡れる

服が濡れてしまうと身体が冷え、体力を消耗するので低体温症のリスクが高まります。レインウェアはザックから取り出しやすくし、雨が降り始めたらすぐに着ましょう。速乾性に優れた下着を着用すれば、汗冷え対策にもなります。

荷物が濡れる

雨の量によっては、ザックカバーだけでは防水できないことがあります。防水性のあるスタッフバックに入れるか、ジップロックなどに小分けしてザック内に収納し、雨から守りましょう。

転倒しやすい

雨が降ると、木の根っこや石、岩などが滑りやすくなります。なるべく土のある平らな部分を歩くように心がけてください。

また、道のぬかるみでアウトソールに泥が詰まると、滑りやすくなります。ちょっとした道でも転倒しやすくなるため、ストックを活用するのも方法です。

視界不良で道に迷いやすい

雨や霧で視界が悪くなり、標識や目印を見落としてしまうことがあります。いつもより慎重にルートを確認しながら進みましょう。迷いやすい箇所や、避難できそうな場所は、事前に地図で確認しておくことも忘れずに!

急に暗くなることがあるので、ヘッドライトの準備もしておきましょう。

脱水症状になる可能性がある

レインウェアを着て行動すると、中が蒸れていつも以上に汗をかきやすくなります。脱水症状は知らない間になっていることも少なくありません。とくに長時間歩くときは、喉が乾く前に、小まめな水分・塩分補給を心がけてくださいね。

雨の日の登山で焦らないためには?

雨 登山対策

雨でも登山を楽しむために、普段からしっかり装備を整えておきましょう。頭でわかっていても、雨に慣れないうちは、慌てたり焦ったりして事故が起きやすいものです。道具も実際に使ってみないと、わからないことが多いかもしれません。

小雨の日に行き慣れた低山に登って、普段使わない雨装備を実際に使い、雨の日の経験を積むのもおすすめです。

また、雨の日には長靴やウェア、リュックなどが突然壊れてしまい、水が染み込んでくることがあるかもしれません。そんなときのために、その場で貼り付けて補修できるテープを持っておくと焦らずすみますよ。

こちらの記事では、登山やアウトドアで役立つ強力補修テープ「ウルトラハードパーフェクトテープ」を紹介しています。あわせてご確認ください。

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雨の日の登山は危ないイメージがありますよね。でも、しっかり装備を整えて、注意点を理解していれば、危険を回避しやすくなります。雨の日用のレイヤリングや、防水対策の準備をしておくことが大切です。また、足場が悪いところは注意を怠らず、確認しながら歩きましょう。もやの幻想的な景色や、苔や植物のイキイキとした姿を見られるのは、雨の日の登山ならではです。雨が降っても、心にゆとりのある登山がしたいですね。

ライター

Yuki

幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。