春登山のアウターに必要な機能4つ
春登山は、暖かいイメージがありますが、春の山はまだ冬の名残もあります。また、変わりやすい山の天候に対応したり、汗冷えを防いだりしなければならないので、アウターの役割が重要な季節になります。春登山に必要な機能について紹介します。
①雨や風を防ぐ防水防風機能
登山でのアウターの大切な役割は雨や風から体を守ることです。平地では暖かく感じても、標高の高い山の頂上付近は肌寒くなります。
また、山の天候は変わりやすいので、急な雨に対応できるアウターを準備しましょう。雨に濡れたり風にさらされたりして体温を低下させないために、アウターには防水防風機能が必要になります。
②汗冷えを防ぐための透湿機能
汗冷えは不快なだけでなく、体を冷やし体調を崩す原因になります。晴天の日中など、暖かくなってくる春登山では、歩いているうちに想像以上に汗をかくもの。汗冷え対策は必須です。
そのためアウターには、透湿機能が必要になります。透湿機能があることで、インナーの湿気を外へ逃がし、蒸れてまた汗をかくような悪循環をせずに登山を楽しめます。
③肌寒さが残る山での防寒機能
気温が上がってくると、春はずっと暖かいまま山を登ることを想像してしまいがちです。しかし、春の山は地域や標高により、まだ雪が残っている所もあります。また、登山は動いているだけでなく、休む時間もあり、休憩中は冷え込みます。
ちょっとの休憩だからと寒さを我慢して過ごしたりすると、思っている以上に体力を消耗することもあり、こまめな体温調節は重要です。春登山でも防寒できるアウターを用意しておきましょう。
④こまめに脱ぎ着できる携帯性
体温調整は登山の基本。脱いだり着たりで対応できるよう、登山者の服装はレイヤリングが基本となっています。春の山は気温差が大きく、暑いとき、寒いとき、アウターを脱ぎ着する場面が増えます。
脱いだときはスマートに携帯でき、また、着るときもさっと着られるような、コンパクトに収納できるアウターがおすすめです。
春登山に適したアウターの種類
春登山は、天候や気温の変化に柔軟に対応できるアウターが必要になります。登山用ウェアはさまざまな種類のものがありますが、どのような種類のアウターが春の登山に適しているのでしょうか?
レインウェア
ジッパー部分などにも雨水が侵入しないように作られているレインウェアは、濡れないようにするのはもちろん、羽織れば寒さから守ってくれます。防水でありながらも透湿性に優れているレインウェアも数多く展開されています。
透湿性が優れているレインウェアは、インナーからの水分を外へ逃がし、蒸れを軽減すること可能です。レインウェアは携帯性を考えてポケットやポーチにコンパクトに収納できるように作られているので、雨の日じゃなくても登山の必携アイテムといえます。
ソフトシェル
登山用のソフトシェルは、完全防水ではないものの、小雨程度なら雨を弾く耐水機能が備わっているものが多くあります。ソフトシェルの素材は通気性が優れているため、風を通す反面、蒸れずに汗冷えを防ぎ、行動着として使われています。
レインウェアよりも防寒性が高く、柔らかくて着心地がいいので、レインウェアにプラスして1枚あると快適に登山を楽しめます。
ウィンドシェル
コンパクトに収納できるウィンドシェル。軽量で場所を取らないため、携帯性に優れています。天候の変化に合わせて対応できる防水機能を備えたレインウェアを兼ねたウインドブレーカーは、ライト思考やスピード重視のハイカーに人気があります。1枚あると登山はもちろん、真夏の冷房対策にも重宝します。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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