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キャンプに欠かせない焚き火台を、比較レビューします。5タイプの焚き火台を実際に使用しながら、それぞれの特徴やどんなキャンプにおすすめなのかを検証。これから焚き火台の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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キャンプで使用する焚き火台とは

焚き火台

焚き火をするためのギア

焚き火台とはや木の枝を燃やし、焚き火をするためのギアです。最初に焚き火台という商品を発売したのはスノーピークで、日本が発祥とされています。

焚き火台はキャンパーの必需品

欧米などでは、直接地面に石などを組んで焚き火をおこなうスタイルが主流です。かつては日本も地面の上でじかに焚き火をするスタイルが中心でした。

しかし、芝生のあるキャンプ場では芝が枯れるなどして、しばしば問題になっていました。

今では、焚き火台を使用して焚き火をおこなうことが当たり前になってきており、芝生にダメージを与えないように、専用のスパッタシートを敷くことがマナーとして定着しています。

 

5タイプの焚き火台を比較レビュー

焚き火台

今回は5つの焚き火台を使いくらべてみました。それぞれの使用感について説明します。

  1. ソロストーブ
  2. ファイヤーボックス
  3. ピラミッドタイプ
  4. ピコグリルタイプ
  5. メッシュタイプ

①ソロストーブ

焚き火台

ソロストーブには、小さいものから順に6種類があります(ライト・タイタン・キャンプファイヤー・レンジャー・ボンファイヤー・ユーコン)。今回使用したのは、キャンプファイヤーです。

ソロストーブは火力が強く、火力調節もしやすいため、ほかの焚き火台に比べて調理がしやすいです。二次燃焼をうながす構造をしており、少ない薪で効率よく燃焼させることができます。

筆者は燃料として杉やヒノキの枝を直径3cm〜5cm、長さ12cmほどの大きさにカットして使用しています。3個〜5個あれば、チャーハンの調理ができ、10個ほどあれば煮込み料理なども可能です。

調理しやすい反面、周囲に輻射熱が拡散しにくいので、暖房の用途としては不十分である点が挙げられます。

【ソロストーブ商品情報】

大きさ 収納時(約):直径18cm×高さ17.5cm
使用時(約):直径18cm×高さ23cm
重量と素材 重量:約1.05 kg 素材:ステンレススティール
持ち運びのしやすさ 折りたためないため多少かさばる
調理のしやすさ とても調理しやすい
どんな薪がおすすめか 直径3cmから5cm、長さ12cmほどの木の枝

ソロストーブ キャンプファイヤー

ソロストーブ キャンプファイヤー
ソロストーブ キャンプファイヤー

②ファイヤーボックス

焚き火台

ソロストーブと並んでファイヤーボックスも使用頻度の多い焚き火台です。20cmほどの長めの枝にも対応するため、燃料の調達がラク。ファイヤーボックスは焚き火そのものを楽しむことができます。

大きい薪は燃やせませんが、その辺に落ちている木の枝が使えるので、燃料を持ち運ぶ必要がなく、現地調達できます。また、小さく折りたためるため、持ち運びしやすいところも魅力です。

【ファイヤーボックス商品情報】

大きさ 収納時(約):14cm×20cm 厚み3cm
使用時(約):13cm×13cm 高さ20cm
重量と素材 重量:約1kg 素材:ステンレススティール
持ち運びのしやすさ 1枚のプレート状になるため持ち運びしやすい
調理のしやすさ 調理もしやすい
どんな薪がおすすめか 20cm以内の木の枝など

ファイヤーボックス

ファイヤーボックス ストーブGEN2
ファイヤーボックス ストーブGEN2

③ピラミッドタイプ(NANGOGEAR)

焚き火台

ピラミッドタイプの焚き火台は、ピラミッドを逆さにしたような火床があるので、囲炉裏で焚き火をする感覚で使用することができます。

焼き網がついていて調理スペースが広いので、隅の方に焼き網を置いて、お肉や魚などを焼くということも可能。手前に熾きをよせてきて、向こう側で焚き火をすれば、調理と焚き火の両方を楽しむことができます。

また、30cm以上の比較的大きな薪を燃やすことができ、火力も強いのが特徴。いっぽうで大きな薪を必要とするため、薪づくりや運搬に手間がかかる面も。

焚き火台のなかでは、とくに焚き火をして暖をとることに優れており、火床からの輻射熱によって、周囲がとても暖かくなります。

【ピラミッドタイプ・NANGOGEAR商品情報】

大きさ 収納時(約):31cm×31cm 厚み5cm
使用時(約):35cm×35cm 高さ23cm
重量と素材 重量:約2.4kg 素材:ステンレススティール
持ち運びのしやすさ コンパクトになるので比較的持ち運びしやすい
調理のしやすさ 焼き鳥や焼き魚などを焼くのに最適
どんな薪がおすすめか 長さ30cmほどの大きな薪に対応

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NANGOGEAR ステンレス製 焚き火台 M
NANGOGEAR ステンレス製 焚き火台 M

④ピコグリルタイプ

焚き火台

ピコグリルタイプの最大の特徴は、大きくて長い薪が使えるところと、軽くコンパクトになる点です。ソロキャンプのときに使用するというキャンパーは多いはず。

ステンレススティール素材の薄い板によって火床が構成され、軽くて薄いので持ち運びにも便利です。45cm以上の大きな薪が使えて、組まずに同じ方向に平行に並べてもよく燃えます。

しかし、ぐらつくこともあり多少安定性にかけるので、お湯などを沸かす際には注意するようにしましょう。

【ピコグリル商品情報】

大きさ 収納時(約):23cm×33cm 厚み2cm
使用時(約):39cm×20cm 高さ26cm
重量と素材 重量:約0.5kg 素材:ステンレススティール
持ち運びのしやすさ 軽くて薄く折りたためるので持ち運びしやすい
調理のしやすさ 調理も比較的しやすい
どんな薪がおすすめか 45㎝以上の長い薪が使用できる

⑤メッシュタイプ

焚き火台

メッシュタイプの焚き火台は、名前のとおり火床が網状になっています。大きな薪なども燃やすことができ、画像のように川の字状に薪を並べることが可能。

メッシュ状の火床のため空気の流入がしやすく、よく燃えます。また、軽くてコンパクトになるので持ち運びにも便利です。

ステンレススティール製のメッシュは消耗品であるため、定期的に取り換えをしましょう。

【メッシュタイプ商品情報】

大きさ 収納時(約):28cm×33cm 厚み2.5cm
使用時(約):32cm×32cm 高さ29cm
重量と素材 重量:約1.05kg 素材:ステンレススティール
持ち運びのしやすさ コンパクトになるので持ち運びしやすい
調理のしやすさ 調理も比較的しやすい
どんな薪がおすすめか 45cm程度の大きな薪が使用可能

メッシュタイプ キャンピングムーン(CAMPING MOON) B4型 ソログリル

キャンピングムーン SOLO-202
キャンピングムーン SOLO-202

 

5タイプの焚き火台 比較一覧表

焚き火台

※△○◎の三段階評価

  調理 暖房 持ち運び 向いているキャンプ形態
ソロストーブ ソロキャンプ
ファイヤーボックス ソロキャンプ
ピラミッド ソロキャンプやファミリーキャンプ
ピコグリル ソロキャンプやファミリーキャンプ
メッシュ ソロキャンプやファミリーキャンプ
今回は、さまざまな5タイプの焚き火台を使い比べてみました。どの焚き火台もよく燃えて、使いやすいのですが、使用目的に応じて使い分けたほうがよいと感じました。調理に使用するのでしたら断然ソロストーブがおすすめです。焚き火にあたって暖をとりたいかたには、ピラミッドタイプやピコグリルタイプ、メッシュタイプの焚き火台をおすすめします。

ライター

Greenfield編集部

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