そこで今回は、梅雨時期のバスの反応が悪いとき意識したい3つのポイントを解説します。
梅雨時期にバスが釣れない理由と解決方法
梅雨時期はバスの活性があがり、釣行に出かける方も多いですよね。
しかし、いざ行ってみると、反応が悪くノーバイトだったという声も聞こえます。活性が高いはずなのに、なぜ反応がなかったのでしょうか。
梅雨時期にバスの活性があがるのには、さまざまな環境的な要因が影響し、そこにバスの習性が重なるからです。せっかくの好機を逃さないために、バスの習性に照らし合わせてポイントを探ってみましょう。
梅雨時期にバスが釣れない理由①スポーニング
梅雨時期に活性があがる大きなポイントに、スポーニングがあります。
スポーニングとは産卵期のことで、スポーニング前とスポーニングの終わりごろはとくに捕食行動に入りやすくなります。
バスのスポーニングは水温に起因していて、15度程度で安定したときに産卵に入るといわれています。
つまり気温が上がりにくい年はスポーニングにも入るのが遅れて、スポーニングが梅雨に差し掛かってしまうこともあります。
スポーニング直後は疲れきっているので、動かないことで体力の回復を図るため、あまり釣果が上がりません。
解決方法①スポーニング時期を調べる
日本の代表的な植物に、バスと同じく気温に影響されるものがあります。 それが春の訪れを告げる桜で、桜も気温の上昇に合わせて開花します。
じつは桜の開花とバスのスポーニング時期は重なっていて、ブログをリサーチすると桜の開花時期を楽しみにしているアングラーも見かけます。
桜の情報はニュースでもよく取り上げられるので、桜の開花が遅れているようならバスの活性があがるのも遅れると覚えておくといいでしょう。
釣り船屋があるポイントでは、釣り船屋のWebサイトで水温の情報も出ていることもあるので、あわせてチェックしたいですね。
梅雨時期にバスが釣れない理由②水が濁りすぎている
梅雨時期にバスの活性があがる理由のひとつに、雨で水が濁ることがあげられます。
水が濁ればバスのプレッシャーが下がり、積極的に捕食行動に入りやすくなるというわけです。
とくに外的の存在を察知しにくくなるため、水面付近の活性があがりやすくなるので、トップ系のルアーを選択することがセオリーです。
しかし、バスはあの大きな目で餌を察知するので、濁りすぎていると存在に気づきにくくなることもあります。このため、濁りが強いときにはポイントを定めて狙うことも必要になります。
解決方法②ルアーを変えてアピールする
濁りが強いポイントを狙うときは、表層だけでなくさまざまなポイント、深さを狙ってみましょう。
目視で餌を認識しにくいなら、振動でアピールできるバイブレーション系や、音でアピールするノイジー系も有効です。
撒き餌的な効果で、音や振動でバスを集めて釣り上げるのもひとつのテクニック。バイトすらないときには、こまめにルアーを変えて効果的なアピールを狙いましょう。
梅雨時期にバスが釣れない理由③バスがスレている
梅雨時期にバスの活性があがるのは、もうよく知られた通説になっています。
このため梅雨時期はボートの渋滞が起こったり、駐車スペースがいっぱいになってしまう状況にも出くわします。
たしかに活性があがる時期ではあるのですが、こうなってはバスもスレて釣れなくなってしまいます。
とくにトップ狙いのアングラーが多くなるので、表層へ食いあがってくることはほとんどなくなってしまうことも。こうなると、水の濁りと合わさって散ってしまったバスを釣り上げるのは、かなり困難な状況になります。
解決方法③有名ポイントを避けて狙ってみよう
スレたバスはなかなか釣れないので、梅雨時期は有名ポイントを避けるのもひとつのポイントです。
おすすめなのは産卵場所となるスポーニングベッドがあるポイントです。具体的には、日当たりがよく、浅瀬に砂地があるエリアですね。バスはそういった場所を産卵床にします。
スポーニングベッドがない場所ではスポーニング後の恩恵が薄くなりますので、梅雨時期にはあえて狙う必要はないでしょう。
雨を含んで地盤が緩くなっていたり、滑りやすくなっていることもあるので、あまりに人が入りにくいようなニッチなポイントに行くときは十分に注意してくださいね。
釣りにくいときにこそ知識と工夫をこらして、念願の一匹を釣り上げてくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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