そもそもインナーシーツとは?
まずはインナーシーツとは何かを見てみましょう。
インナーシーツは袋型のシーツのこと
インナーシーツは、袋状になっているシーツのことで、シュラフや布団の中に重ねてつかいます。トラベルシーツやシュラフシーツと、いわれることもあります。
種類は封筒型とマミー型の2つ
インナーシーツは、長方形の封筒型と、足元の部分が少し細くなっているマミー型の2種類あります。マミー型は、足元が細いので、慣れないと少しきゅうくつに感じるかもしれないので、はじめての人には封筒型がおすすめです。
小屋泊登山に使用するインナーシーツの役割
インナーシーツの役割について、説明しましょう。
保温性を高める
山小屋は高地にあることが多く気温も低いので、インナーシーツをつかうことで、保温性を高めてくれます。
吸湿速乾で快適性をアップ
寝ている間も汗をかきますが、シーツは吸湿性があり速く乾かしてくれるので、いつでもさらっとしていて、快適につかうことができます。
共有布団なども衛生的につかえる
布団の間に、インナーシーツを入れるだけで、布団やまくらなどとの直接的な接触を制限できます。そのため、共有しなくてはいけない寝具も、衛生的につかうことができます。
また、インナーシーツをつかえば、スリーピングバッグの内側も清潔な状態に保てるので、登山の後は、シーツだけ洗えばよいので手軽です。
インナーシーツを選ぶときのポイント
素材で選ぶ
シーツの素材は、ポリエステル、シルク、綿、フリースなどいろいろあります。汗をかきやすい夏場は、速乾性の高いポリエステルや、通気性よいコットンがおすすめ。
シルクは、肌ざわりもよく、べたつきにくいので、どの季節にも最適です。
軽量でコンパクトなものを選ぶ
小屋泊登山は、どうしても荷物が多くなりがち。荷物をなるべく軽くするために、シーツも軽量でコンパクトのタイプを選びましょう。
山小屋によって、寝具の対応は違っています。宿泊する場合は、事前に「持参するものがあるかどうか」確認を取っておくと安心ですよ。
小屋泊に最適なインナーシーツのおすすめ8選
おすすめのインナーシーツを、タイプ別にご紹介しましょう。
封筒型のおすすめ
Holomua インナーシーツ
日本キャンプ協会インストラクター監修のシーツ。つかいやすいダブルファスナー仕様なので上部はもちろん、足元のみを開けておくこともできます。吸水速乾性の高い上質なポリエステル素材で、洗濯機で丸洗いできるところもポイント。
フォックスファイヤー インナーシーツ
穴あき構造で通気性がよく、ムレ感も軽減してくれるシーツ。防虫と吸水速乾性の高いトランスウェットスコーロン素材を採用しているので、虫や衛生対策用にも最適。
STINBELL インナーシーツ
ダブルジッパーを採用していて、暑いときは開いて温度調節ができるシーツ。肌にベタつかないポリエステル素材で、丸洗いできます。390gと軽量で、コンパクトに収納できる袋つき。
Cocoon(コクーン)インセクトシールド サファリ トラベルブランケット
夏のアウトドアでもぐっすり眠ることができる、Insect shield加工されたトラベルブランケットです。 Insect shield加工とはBuzz off社のInsect shieldテクノロジーであり、製品に虫が寄りつきません。
その効果は70回以上の洗濯をしても持続します。
マミー型のおすすめ
モンベル ウォームアップシーツ
起毛地で保温性が高く、超軽量のシーツ。薄手生地なのに暖かいクリマメッシュ生地を採用していて丈夫なので、何度洗濯してもへたりにくいところもポイント。スリーピングバッグにセットできるトグルつきで、シーツがずり上がるのを防いでくれます。
Naturehike インナーシーツ
ネイチャーハイクは、高い技術力をベースにした総合アウトドアブランド。インナーシーツは、伸縮性と弾性バツグンの素材をつかっていて寝返りもしやすいです。保温性に優れているだけでなく、抗菌機能も備えているところも魅力。
SEA TO SUMMIT クールマックスアダプター
スリーピングマットなどを中心に製造しているオーストラリアのシートゥサミット。そのラインナップのなかで、汎用性がいちばん高いモデル。薄暗い場所でもよくみえる縁取りを開口部に、肌ざわりのよいストレッチファブリックでつかい心地もバツグンです。
ナンガ SLEEPING BAG INNER SHEET
通気性に優れたポリエステルメッシュを採用したインナーシーツ。さらっとした手ざわりで、肌にべたつくことがありません。ハーフファスナーを採用して軽量で、カラーはブラックとベージュの2色あります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。