ウェットスーツの洗い方と干し方
サーフィンやダイビングなど海で使用することが多いウェットスーツ。
使用後はしっかりと海水を洗浄し、ゴムを柔軟にする効果のあるウェットスーツ専用シャンプーを使用することをおすすめします。
しっかり洗浄するとウェットスーツも長持ちしますし、ウェットスーツの生乾きの臭いも抑制できます。
できれば使用後は毎回洗ってあげるといいでしょう。
シャンプーを使用しての洗浄方法は以下の通りです。
①バケツなどに水、またはぬるま湯と適量のシャンプーを入れる
②そのなかにウェットスーツを入れてもみ洗いする。この時しっかりと洗浄したい場合は数十分つけおきしておくといいです。もみ洗い後は流して、同じく水かぬるま湯ですすぎます。
③すすぎ後は専用のハンガーにかけて陰干ししてください。
やってはいけない洗い方
ウェットスーツの洗い方は手洗いが基本です。洗濯機などを使用しての洗浄や脱水は生地を傷めるのでやめましょう。
干し方では、直射日光に長時間さらすと生地の劣化を早めるのでやめましょう。
ウエットスーツのお手入れアイテム
市販の柔軟剤や洗濯洗剤でも対応できますが、ウェットスーツの生地を考慮すると専用のものを使用するのがベストです。長く丈夫にウェットスーツを使うために、おすすめのアイテムを紹介します。
ウェットスーツ専用のシャンプーAROMA WET
ウェットスーツメーカーも推奨しているウェットスーツ専用洗浄剤です。これ一本で洗浄と柔軟性が保てるので、使い方も簡単です。
ウェットスーツ専用R2ハンガー
ウェットスーツを干したり保管したりする時に便利な専用ハンガー。
R2ハンガーは耐久性にも優れており、折り畳みもできるので開口部の狭いタイプのウェットスーツでも楽に入れることができます。
マルチハンガー
ウェットスーツ用品のブーツやグローブを干すには専用の形状のマルチハンガーが便利です。
ウェットスーツのセルフ修理方法
ウェットスーツも使用していると、着脱時や着用時に引っ掛けたりして傷つくことがあります。
小さな傷も放っておくと更に大きな傷の原因になってしまいますし、傷から水が浸入するとウェットスーツの保温性も損なわれます。
小さい傷は修理キットを使い、おうちで修理することが可能です。今回は、ウェット修理キットを使用した修理方法を説明します。
ウェットボンド使用方法
ウェットボンドは有機溶剤ですので、使用の際は換気のいい場所で注意しながら使用しましょう。
まずウェットボンドを適量、紙の上などに出します。
爪楊枝などをつかってウェットスーツの傷の断面にぬります。
塗った後は表面が乾くまで傷は開いたまま放置します。表面が乾いたら傷を閉じて、閉じた部分をつまむようにつけます。
注意点
断面に薄く塗るぐらいにして、量を塗りすぎないようにしましょう。溶剤なのでゴムを溶かして接着する仕様になっています。
そのため、塗りすぎると余計に溶けたり必要以上に修理箇所が硬くなり、新たな傷の原因にもなります。
またウェットボンドは硬化が早いので、使用する量だけを都度出して使いましょう。
使用後は容器の蓋をしめておかないと容器の中のボンドも硬化するので注意してください。
メルコシートの使用方法
メルコシートは熱で圧着して使用します。
ウェットボンドと併用して、修理箇所から水が浸入するのを防いでくれます。
使用方法は傷の箇所よりも大きめにカットして、あとはアイロンで温めながら熱圧着させますが、この時に熱でシート以外の生地を傷めないように当て布をしましょう。
ラバー素材の面には使用できませんので、注意してください。
今回使用したのはDOPEの修理キットです。
ウェットスーツの大きな修理は専門工場やショップに相談
セルフ修理では対応できない、大きな修理は専門の工場にお願いします。
最寄りにあるショップや工場に相談しましょう。
オーダーしたウェットスーツなら購入したショップかまたは同じウェットブランドを扱っているショップに持ち込むと、オーダー時のデータも残っているので対応がスムーズです。
ウェットスーツの保管方法
使用シーズンが終わってしまう時も、ウェットスーツを傷めないようにしっかりとした保管方法をとりましょう。
ウェットスーツに折り目がつくとその部分のゴムが割れてしまうので、折り目がつかないように専用のハンガーにかけて保管してください。
その際に、カバーをかけてあげると表面に埃がたまることなく綺麗に保管できます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。