今回はバス釣りでカヤックを使うメリットと、デカバスを釣るコツに迫ります。
そもそも「デカバス」とは?
そもそもデカバスとは、いったいどのようなブラックバスを指すのでしょうか。
一般的にアングラーの間では、40~60cmほどの大きさの丸々と太った恰幅のよい個体を「デカいバス=デカバス」と呼んでいます。個体数が少なく釣りづらいことから、メディアなどでもたびたび取りあげられる永遠のターゲット。
アングラーを魅了し続ける巨大なバスこそが、まさに「デカバス」と言われる由縁です。
デカバスを狙え!バス釣りでカヤックをおすすめする理由
カヤックを使ったバス釣りは陸っぱりから狙う釣りにくらべ、スピーディーかつ、効率的に魚を探すことができるフィッシングスタイルです。
縦横無尽に釣り場を開拓できるばかりか、気配を消してポイントへ近づくことも容易にできてしまうため、魚に警戒心を与えずにアプローチできる点が大きな強みといえるでしょう。
カヤックフィッシングの最大のメリットは、以下の2点となります。
前人未到のポイントへ踏み込める
デカバスは、非常にナーバスでIQの高い個体と考えられています。釣り人がポイントへ近づく少しの足音・ルアーの着水音にも敏感に反応する警戒心のつよい魚であるため、アプローチの仕方にはとくに注意が必要です。
陸っぱりでは入ることができない限られたポイントや、釣り人のプレッシャーが少ない前人未到の場所へも容易に移動できてしまうその機動力こそが、カヤックフィッシングの最大のメリットといえるでしょう。
移動時間が短縮できる
もう1つの大きなメリットとして挙げられるのが、「移動時間の短縮」。通常の陸っぱりでは自動車を使うことがおおいため、釣り場の移動に時間が掛かりますが、カヤックであれば水上を瞬時に移動することが可能。
時間の節約につながるばかりか、地合いなどの釣れるタイミングを逃すことなく釣りを楽しむことができます。
カヤックフィッシングでデカバスを釣るつのコツ
バス釣りでカヤックを使うことにより、デカバスに巡り合える確率は今よりも格段に飛躍するはずです。ここでは、カヤックフィッシング限定の「デカバスを釣るコツ」をお伝えします。
春はデカバスの季節
産卵を終え、体力回復のために荒食いをはじめる3~5月は、スポーニング期(産卵期)を除き、最もデカバスが出やすい季節といわれています。
アタリこそ多くはないものの、釣れてくるサイズは大型が多いのが特徴。デカバス狙いに的をしぼるなら、桜のシーズンは外せません。
障害物(ストラクチャー)をタイトに攻める
大きなバスほどアシやガマなどの隙間、フローティングマットカバーといったヘビーカバー周りにタイトに着いている傾向が強いです。
横をかすめる程度だけでなく、ストラクチャーギリギリにキャストすることがもっとも重要です。キャスト精度が落ちるとバイト数が減り、絶好のチャンスを逃しかねない点なども頭にいれておきましょう。
大きいルアーは効果的?
デカバスを釣る条件としてよく例にあげられるのが、ビッグベイトのような大きめのルアーの効果。
大きいルアーを投げれば、結果的にそのルアーにくいついてくる魚はランカーサイズであることが多く、外道と呼ばれる小さめの魚が釣れにくいことに起因するのが通説となっています。
実際、ビッグベイトなどの表層系ルアーはアピール力が高いため、魚の捕食本能を刺激するという点では高いポテンシャルを見せてくれるでしょう。
魚探で地形の変化を探る
魚群探知機は、魚の居場所や地形の変化を探れるもっともカヤックフィッシングに必要なアイテムといえるでしょう。
釣り場は1年というシーズンを通して、減水や増水を繰り返し、刻一刻と地形や環境の変化を繰り返します。変化した魚の居場所を探るのには、目視で確認できるデータ化された装置を使用するのが一番手っとり早いのです。
船上からでは探すことのできない沈船やオダなどを見つけ、デカバスの居所を突き止めてください。
「風向き」を知る
風向きが変わったり、風の吹き始めなどの天候の変化は、気圧との関係からデカバスが入れ食う絶好のチャンスです。
夏場などは、少しでも気温の下がる風下を意識するなど、季節によって風の当たる位置を確認しながら釣りをすることが、デカバスゲットへの近道であることを覚えておきましょう。
おすすめの対デカバスルアー3選
今回、バスフィッシング歴 40年の、筆者独自の目線によるデカバス捕獲率の高いルアーを厳選してみました。気になる方はぜひチェックしてみてください。
レイドジャパン スクラッチ
吉田遊プロ監修のレイドジャパン「スクラッチ」は、トップウォーターでテーブルターンや変幻自在のアクションを繰り出せるおすすめのスイッチベイトです。強風時のタフコンディションでも使えるのが特徴です。
ジャッカル Dビルシャッド
根掛かり回避能力に優れており、クランクベイトのようにボトムスレスレもたたけるスナッグレス性能に長けたおすすめのルアーです。
エンジン RCリヴィング
羽生 和人プロ監修の、よく釣れるワームです。使い方は、ジグヘッドやテキサスリグでボトムをついばむ未確認生命体を演出するのがキモです。
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釣った際には、「偶然釣れた!」ではなく「ねらって釣った!」と、ぜひ友人に胸を張って自慢してみてくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。