挿し色を有効に使う
山の服装の基本
山登りの服装というと、まず言われるのが「レイヤリング」です。
レイヤリングというのは、重ね着をして体温調節しやすくするテクニックで、基本的にはベース、ミドル、アウターレーヤーを着たり脱いだりします。
女性のボトムはロングズボンか、レギンスやタイツ+ショートパンツまたはスカートなどの組み合わせが多いです。
夏の登山だからといって、ショートパンツのみだと草木で引っ掻いたり、転んだ時に怪我をリスクがあるので、山登りの時はロングパンツなどしっかりと足のカバーしてくれるタイプが良いです。
慣れないうちは用途だけで選ぶと、派手派手になってしまったり、まとまりのない服装になってしまったりすることもあるので1、2色ぐらいのバリエーションでそろえるとまとまった印象になります。
もう1つ夏の山登りで大切なことは、「吸汗速乾」の服を着るということ。
夏は汗をかきますし、綿などの生地だと乾きづらく冷えてしまい、風邪を引くことも。
そうならないように最低限 汗を吸って速く乾く服を用意しましょう。
挿し色とは
挿し色というのは、淡い地色に濃い色や柄を合わせることです。
山登りアイテムは、意外と派手な色や柄が多いのに驚きます。
これは遭難や事故に合った時に、目立つ色や柄の服を着ているほうが、見つけてもらいやすいと言うことで多いと言われています。
でもハデハデな物は、なかなか合わせるのが難しいのがマイナスポイント。
その場合1〜2ヵ所に、原色系のものなど目を引く色をを持ってくるととても素敵です。
どこに持ってくるのかは好みですが、ショートパンツ、タイツ、またはアウターも合わせやすいです。
おすすめコーデ
【ザ・ノースフェイス ジャケット】
リサイクル可能なナイロン素材を使用した、軽量ウインドシェルのフーディモデル。
肌面はグリッド構造で、汗ばんだ肌が生地にまとわりつくことを軽減します。フードは片手でも調節が容易なワンハンドアジャスター仕様。
メッシュポケットはベンチレーションを兼ねていて、右ポケット内部にセキュリティポケットがあります。
フードは片手でも調節がしやすいワンハンドアジャスター仕様です。
ズボンと靴など一部を同色で合わせる
登山の服装は、とりあえずあるものを組み合わせて使おうと思うと、どうしてもバラバラでまとまりのないイメージになってしまうことが多いもの。
そんな時は、ショートパンツと靴紐、Tシャツとタイツなどを同色で合わせると、まとまって見えるのでやってみましょう。
おすすめコーデ
【マムート トレッキングシューズDucan High GTX】
マムートは、その名の通りマンモスがトレードマークのスイスのブランドです。
1862年創業のアウトドアブランドということで、とくにクライミングや登山用のフットウェアーには定評があります。
Ducan High GTXは、黒地に濃いピンクがアクセントになっているトレキングシューズです。
ミッドソールに独自のFlextronテクノロジーを採用しているので、足のゆがみを防いで、足全体に圧力を分散して足の自然な動きをサポートしてくれます。
ショートトレッキングから数日かけた登山など、幅広く使うことができます。
ちょっと慣れたら補色も上手に使う
登山の服装は、同系色だけでまとめてしまうと、色にメリハリがないのでどうしても地味になりがち。
オシャレに着こなしたいなら、ぜひ補色についても考えてみると良いと思います。
補色というのは、色相環で正反対の位置にある色同士のことで、例えば赤なら青緑・緑なら赤紫が補色となります。
補色はコントラストの強い色なので、それがアクセントとなって絶妙の組み合わせになるわけです。
とはいえ最初からトップとボトムなど大きい部位だと難しいので、ショートパンツやスカート、帽子、ベルト、リュック、ソックスなどで使ってみてはどうでしょうか?
おすすめコーデ
【コロンビア サンディリバーショーツ】
コロンビアはオレゴン州ポートランドで創設された、アウトドアブランドです。
サンディリバーショーツは、ナイロン製で速乾性と撥水機能があり、雨や泥の汚れを弾きアウトドアで使いやすいパンツです。
ウエストはドローコードで調整も簡単。ジッパー付きのポケットもついていて便利です。
元気なビタミンカラーが夏のアウトドアに映えますよ。