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小笠原諸島は、東京湾から約1000キロ南にある大海原に浮かぶ大小30あまりの島々から成る離島群。ボニンブルーと呼ばれる透明度の高い海に囲まれ、小笠原独自の生態系を有する世界自然遺産の島です。誰もが一生に一度は行きたいと考える小笠原の魅力をご紹介します。

 

小笠原諸島とは

小笠原諸島

 

小笠原諸島は、有人島となる父島と母島を含め大小30ほどの島々からなる諸島です。

有人島の父島と母島は、東京都最南端の村にあたり、はじめて父島に訪れた人のなかには、島内を走る車がすべて「品川ナンバー」ということに驚く人も少なくありません。

小笠原諸島は、1年を通して気温差の少ない亜熱帯気候ですが、短い春と秋があり四季もあります。

小笠原に暮らす人口は約2,500人あまり。

船でしかアクセスできないため、島を訪れる観光客も年間で約2万人と少なく、それが小笠原の素晴らしい自然を維持している理由のひとつとも考えられます。

 

小笠原への行き方

飛行機の運航がない小笠原へ行くには、東京竹芝桟橋と小笠原父島を結ぶ定期便「おがさわら丸」を利用するのが唯一の方法です。

「おがさわら丸」の運航スケジュールは、東京の竹芝桟橋発着の一航海(往復)で、現地3泊の計6日間というのが一般的です。

片道24時間のフェリー旅になるため、6日間という長期スケジュールでありながら、小笠原にステイできるのが実質2日半程度になってしまいます。

二航海だと出発日によって日数が異なり、12~13日間の運航スケジュールもあります。

また、期間限定ではありますが、父島発着便を利用して、現地4泊の7日間コースや現地7泊の10日間コースといったスケジュールも利用可能です。    

 

 

小笠原諸島の魅力に迫る

小笠原諸島

 

小笠原諸島の西之島が、2013年から続いた海底火山の噴火によって面積が何倍にも拡大したことは記憶に新しいところです。

同じように海のど真んなかに誕生した火山列島である小笠原諸島には、亜熱帯地方に多く見られるマングローブがないことも生態系の特徴のひとつです。

そして、島の周りは海流に乗って流されてきた魚たちのたまり場になっており、たくさんの魚や海洋生物たちが生息しています。

そんな魅力ある小笠原の自然を肌で感じることのできるアクティビティを見てみましょう。  

 

小笠原の海で遊ぶ

 
 
 
 
 
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特に何があるというわけではないのだが、これを見ると泳ぎたくなるらしい。 #素潜りの学校 #bプラン #小笠原諸島 # 父島 #小笠原シュノーケル

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  小笠原を訪れた人が最初に驚かされるのは、一点の曇りもない透き通ったボニンブルーの海の色ではないでしょうか?

ボニンとは、江戸時代の無人島(ぶにんしま→ボニン島→Bonin Island)が由来となっている英名での小笠原諸島の呼び名です。

小笠原では、そんなボニンブルーの海を楽しむアクティビティがたくさん用意されています。

まず、手軽に小笠原の海を覗いてみたいなら「シュノーケリング」がおすすめです。

必要なものはマスク、スノーケル、フィンといった道具だけで、ダイビングのようなライセンスも必要ありません。

シュノーケリングがはじめてという人には、レッスンもあるので安心です。

父島には徒歩で行けるシュノーケリングのできるビーチが豊富にあるので、さまざまな海の景観を楽しむことができます。

また、シュノーケリング以外にも、ダイビング、シーカヤック、SUPなど、さまざまなアクティビティがあるので、思う存分、ボニンブルーの海を満喫してみましょう。  

 

小笠原のイルカと泳ぐ

小笠原諸島 いるか

 

父島の周辺にはハシナガイルカとミナミハンドウイルカが定住しているので、陸上の展望台から肉眼で確認することもできます。

イルカと一緒に泳げるドルフィンスイムのツアーボートもたくさん出航しているので、憧れのイルカと身近で触れ合うことも可能です。

そして、小笠原は世界有数のホエールウォッチングの名所です。

高い確率でマッコウクジラと出会うことができますし、冬から春にかけてはザトウクジラもやってきます。

ホエールウォッチングツアーに参加すれば、ボートから間近で大迫力のクジラを見ることができます。 

 

夜の小笠原を満喫する

のんびりと小笠原の自然を楽しみたいと考えている人もいると思います。

しかし、決して滞在時間が長くない小笠原では夜の時間もアクティブに行動するのがおすすめ。

天気が良ければ、オレンジとパープルのグラデーションに染まる壮大な夕焼けを見ることができるかもしれません。

夜の散策ツアーでは、産卵のためにビーチにやってくるウミガメや夜に発光するキノコ「グリーンペペ」などにも出会えるかも。

そして、夜は周りに街灯がほとんどないので、天空を覆いつくす天の川のような満天の星空を堪能することもできるでしょう。

小笠原は夜も驚くほどドラマティックですよ。    

 

小笠原には小笠原でしか体験できない感動がたくさんあります。片道24時間もかかるフェリーの旅は決して手軽なものではありません。しかし、小笠原の自然は、そこまでしても見る価値のあるものです。長期間の休暇がとれたなら、ぜひ、小笠原に足を運んでみてください。日本が世界に誇れる大自然の素晴らしさをとことん味わうことができるはずです。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。