冬の海はドライスーツでダイビング!ドライスーツの正しい使い方

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冬の海はドライスーツでダイビング!ドライスーツの正しい使い方

冬のスキューバダイビングの必需品といえば「ドライスーツ」です。多くのダイバーがドライスーツを選ぶ理由は、その保温性と快適性です。温かく体が濡れることのないドライスーツは、水温の低くなる冬のダイビングでも快適に潜ることができます。今回は、ドライスーツをより快適に使用するための正しい使い方をご紹介します。

ダイビング用ドライスーツの基礎知識

 

ドライスーツの温かさの理由は、スーツ内部にできる空気の遮断層のなかにダイバーがつつまれているからです。

スーツ内部の空気層は水の侵入を完全に遮断する防水ファスナーと、首と手首の水漏れシールによってつくり出され、この空気層こそがダイバーを快適に温かく保つ、効果的な保温材になっているのです。

ただし、ドライスーツ内の空気層はひとつの空間であることから、ダイビング中は水圧の影響を受けることになります。

これはスーツスクイズと呼ばれ、水深が増すごとにスーツが体を締め上げてきます。

この現象を解消するには、スーツ内部の空間圧力と水圧を均衡させる必要があるため、ドライスーツにはタンク内の空気を送り込む吸気バルブと、スーツ内の膨張する空気を逃がす排気バルブといった2つのバルブが付いています。

また、体を温かく保つには保温インナーの着用がマストであり、逆をいえば保温インナー無しのドライスーツだけでは寒くて快適とは言えません。

ドライスーツを使用するときは、水温に適した保温インナーを着用し、体温をコントロールすることも重要になってくるのです。

 

 

 

ドライスーツの正しい使い方

 

ドライスーツを正しく使うには、中性浮力のコントロールが重要になります。

まず、ドライスーツを使用したダイビングで中性浮力を維持するには、潜る前のウエイト調整がポイントです。

ドライスーツには大きくわけてネオプレン製とファブリック製の材質がありますが、現在はネオプレン性のドライスーツが主流になっています。

 

 

このネオプレンという材質がもつ浮力にドライスーツ内の空気層が加わって、ドライスーツを着用したときの浮力はウエットスーツとは比較にならないほど大きくなります。

さらに使用する保温インナーによっても浮力が変化してきます。

こうした浮力を相殺するためにウエイト量が必然的に多くなりますが、このウエイトをできるだけ分散して装着することが快適にドライスーツを使うためのコツになるのです。

ウエイトベルトだけでなく、アンクルウエイトやウエイトベスト、BCDのウエイトポケットなどにウエイトを分散したり、あえてスチールタンクを使用するなどの工夫も、ウエイト量を増やすテクニックです。

また、ダイビング中は水圧の変化によってスーツスクイズが起こりますが、水深に合わせて吸気バルブと排気バルブでスーツ内の空気量をこまめに調節し、中性浮力を維持しましょう。

 

 

ドライスーツのアクセサリー類

ドライスーツを着用していても頭と手はむきだしのままなので、いくら温かい保温インナーを着用していても体温の損失は避けられません。

とくに体温の70%以上は頭部から失われるため、ドライスーツ用の保温フード着用は体温維持には欠かせません。

そして、手はもともと脂肪が少なく、皮膚のすぐ下に血管があるため体温損失の多いところです。

冷えが原因で手が思ったように動かせないと器材の操作に支障が出るため、厚手のグローブで手の保温も忘れずに行いましょう。

また、ドライスーツ用のフードやグローブを着用すれば保温効果はもちろんですが、首や手首のシール効果を高くすることができるため、より水の侵入を予防することができます。

 

 

 

ドライスーツのメンテナンス

 

ドライスーツのなかで一番破損しやすいのが、防水ファスナーです。

ドライスーツを使用した後は、スーツを着たままシャワーで海水をよく洗い流し、とくにファスナー部分はしっかりと洗っておきましょう。

日陰干しでスーツをしっかりと乾燥させた後は、ファスナーワックス(ロウソクでも代用可)を防水ファスナーに塗って滑りを良くしておきましょう。

また、ドライスーツを長く使用しているとスーツ内部からカビのような匂いがしてくることがあります。

そんな時は、スーツの内部までしっかりと水洗いをして、スーツを裏返して天日干しにすると匂いが消えて快適に使用することができます。

ドライスーツを長く快適に使うためにも、小まめなメンテナンスを忘れずに実施しましょう。

 

 

まとめ

ドライスーツがあれば水温が低くなる冬の海でも快適にダイビングをすることが可能です。ただし、ウエットスーツと比べると浮力が大きいため、ドライスーツの中性浮力コントロールをマスターする必要があるでしょう。はじめてドライスーツを使用する時は、インストラクターのもとでドライスーツ講習を受講するなど、正しい使い方をマスターすることが大切です。

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