雪中キャンプ用シャベルの条件とは
雪中キャンプに使うシャベルの条件(用途)について、項目別に紹介します。
テント設営で使えるもの
雪中キャンプでテントを設営する場合、降り積もった雪を踏み固めて平らにします。踏み固めただけだと表面に凹凸ができるので、シャベルを使用して平らにならす作業が必須です。また、キャンプサイト周辺の除雪作業にもシャベルを使用します。
雪道での除雪に使えるもの
キャンプ場に向かう途中で車が雪に沈んでスタックしてしまった、というハプニングはよくあること。雪道で車がスタックしたときには、タイヤの前後をシャベルで除雪することで脱出できます。車輪がかろうじて前後に動く場合は、小刻みに前進と後進を繰り返して、徐々に可動域をひろげて脱出するようにしてください。
普段使いできるもの
水はけをよくするためにテントの周囲に溝を掘ったり、撤収するときには埋め戻したりと、雪中キャンプ以外でもシャベルは大活躍します。また、庭の地面を掘り起こして樹木を植えたり、園芸をするために土砂を移動させたりと、普段使いでもシャベルがあると便利です。
雪中キャンプ用のシャベルを選ぶポイント
雪中キャンプに使用するためのシャベルを選ぶポイントを3つ紹介します。
①シャベルの面積の大きさや軽さをチェック
面積の広いシャベルは、雪かき以外の使い道があまりないため、面積が小さくていろいろな用途に使えるタイプがおすすめです。また、軽くて作業しやすいシャベルを選ぶこともポイント。
②車に装着・保管しやすいか
キャンプギアはとてもかさばるもの。スペースをとらない、車のスペアタイヤに装着できるものや、車に積んでおきやすいシャベルを選ぶようにしましょう。
③雪に対応できる素材や形状か
雪の地面に刺して凍りついたペグが掘り起こせるような、硬い金属製のシャベルがおすすめです。形状は雪かきができて、なおかつ凍った地面の掘り起しもできる、先端の尖ったシャベルを選ぶようにしてください。
雪中キャンプにおすすめのシャベル5選
前述した雪中キャンプに使うシャベルの条件や選ぶポイントをふまえながら、おすすめのシャベルを紹介します。
ロゴス | フォールディングショベル
側面に非常用のノコギリがついている、アウトドアブランド「ロゴス」ならではの工夫がつまったシャベル。車がスタックしたとき、雪や氷を取り除いたり、邪魔になる木を切断したりできるすぐれもの。
先端が尖っているので、硬く凍った地面を掘削する際にも大活躍します。小さく折りたたむことができるので、車内が狭いというキャンパーにおすすめ。
コールマン | マルチスコップ 移植鏝折り畳み式シャベル
スコップとしての機能はもちろんのこと、直角に曲げることで鍬のようにして使えます。キャンプサイトの石や雑草の根を取り除いたり、凍った地面を掘り起こしたりする際に便利。コンパクトサイズがほしいというキャンパーに最適なアイテムです。
ロゴス | LOGOS the ショベル
ロゴスの、鍬にもなる多機能タイプ。凍てついたキャンプサイトの地面を掘るときや、除雪をするときにあると便利です。柄の手前側に車窓を割って脱出するためのウインドハンマーも備えています。雪中キャンプだけでなく、庭仕事用として普段使いもしたい、というかたにおすすめです。
Donext | シャベル
約25cm×16cmというコンパクトサイズに折りたためるので、雪中キャンプや登山にもあると便利なシャベルです。反対側にはツルハシやピッケルとして使えるパーツがついています。素材が高炭素鋼で丈夫なので、マルチ機能のシャベルを探しているかたにイチオシです。
KingCamp | シャベル
シャベル、雪かきスコップ、ノコギリ、クワ、ウインドハンマー、ライトなどを備えたシャベル。素材には高強度58HRCの合金鋼(高炭素鋼)が使用されており、硬く凍り付いた地面の掘削にも使えます。
なによりもシンプルでスタイリッシュなデザインが魅力的。丈夫で多機能なシャベルを探しているかたに、ぜひチェックしてもらいたいギアです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。