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雪中キャンプで苦労するのが撤収作業です。最高の時間を過ごせても、撤収に手こずると楽しさが半減してしまうことも。今回は、冬のオートキャンプでスムーズに撤収するコツや、便利アイテムを紹介します。帰宅後の片づけをラクにしたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
 

雪中キャンプで撤収前に覚えておきたい3つのコツ

雪中キャンプ 撤収方法

雪中キャンプの撤収のコツは、次の3つです。スムーズに作業するため、事前にチェックしておきましょう。

  • お湯を準備しておく
  • 荷物の一時置き場をつくる
  • 鍵や小物はチャック付きの袋に入れておく

以下で詳細を説明します。

①お湯を用意しておく

お湯は、凍り付いたキャンプ道具を溶かすために使います。凍ったペグやテントポールを無理に抜くと破損してしまうことも。お湯を活用し、片づけやすいように準備しましょう。

また、お湯があると、温かい飲み物で体を温められます。バーナーやコンロのように、お湯を沸かす道具は、最後まで残しておきましょう。

②荷物の一時置き場をつくる

シートまたはテーブルなどを使って、荷物の仮置き場をつくります。水分を拭き取ったものや、最後に車に積みたいものを一時的に置いておけますよ。車への積み込み順が決まっているときにも重宝します。

③鍵や小物はチャック付きの袋に入れておく

雪中キャンプでは、小物をチャック付きの袋にまとめて収納するのがコツです。雪の上に物を落としても音がしないので、気がつかない場合もあるでしょう。小物が雪に埋もれてしまうと、簡単には見つけられません。

鍵などの細かい物は、チャック付きのポケットや袋に入れるなどの対策をしてください。

雪中キャンプの撤収手順を紹介

雪中キャンプ 撤収方法

雪中キャンプの撤収手順は、以下のとおりです。

  1. 車にシートを敷く
  2. 濡れていないものから片づける
  3. 濡れているものを拭いて車に入れる
  4. テントの雪や氷を落として片づける
  5. 最後にタープを片づける
  6. 撤収が終わったら地面をならす
  7. 帰宅後は早めに濡れたものを乾かす

それぞれ順に説明します。

①車にシートを敷く

車内の濡れや汚れを防ぐために、シートを敷いておきましょう。底だけでなく、側面もカバーできる大きさなら、より荷室の広い範囲を守れます。

②濡れていないものから片づける

雪に直置きしていない、乾いたものから片づけます。濡れていないものは、先に車に積んだり、一時置き場に避難させたりしておきましょう。雪が止んでいるタイミングで片づけるのがベストです。

③濡れているものを拭いて車に入れる

濡れた道具は、タオルで拭き取ってから車に積みます。帰宅後の手間を減らせるよう、水気をしっかり拭きましょう。湿っているものは、ほかの道具を濡らさないよう、ポリ袋に入れてから車に入れるのがポイントです。

④テントの雪や氷を落として片づける

テントをゆすって、雪・氷・結露などをおとします。近くにキャンプ道具が置いてあると、はねた雪や氷で濡れてしまうため、テントから遠ざけておきましょう。

濡れたテントは付属の袋を使わず、防水性のある大きめのごみ袋に入れるのがおすすめ。雪で湿ったテントは、乾いた収納袋を濡らしてしまいますよね。テントはきれいに畳まず、大まかにまとめるだけでOKです。

⑤最後にタープを片づける

タープは雪よけになるため、最後に片づけましょう。一休みするときや、荷物の一時置き場として重宝しますよ。雪が降ったときに備えて、最後まで残しておくとよいでしょう。

⑥撤収が終わったら地面をならす

テント場のへこんだ部分は、雪で埋めて平らにならします。雪中キャンプで暖房器具を使ったり焚火をしたりすると、熱で雪が解けて、地面に凹凸ができますよね。つぎにサイトを使う人への心遣いが大切です。

⑦帰宅後は早めに濡れたものを乾かす

雪中キャンプから帰宅したら、早めに濡れたものを乾かしましょう。長時間そのままにしておくと、サビや異臭が発生することも。

テントとタープは、バス乾燥機や床暖を利用したり、雪のない公園で広げたりして乾かします。ペグなどの小物は、一度袋から出して乾燥させましょう。

雪中キャンプの撤収時に便利なアイテム4つ

雪中キャンプ 撤収方法

雪中キャンプの撤収時には、次の4つのアイテムがあると便利です。

  • タオル
  • 防水性の高いシート
  • ごみ袋
  • ほうき

以下で詳細をみていきましょう。

①タオル

雪で濡れたものを拭くために必要です。雪中キャンプは外気温が低いので、一度濡れたタオルは乾きにくいですよね。タオルを多めに用意したり、吸水性の高いものを準備したりしておけば、活躍すること間違いなしです。

②防水性の高いシート

雪中キャンプには、防水性の高いシートをもって行くのがおすすめです。

たとえば、前述のとおり、車の荷室に敷いたり、荷物の一時置き場として地面に広げたりして使えます。雪が降っているときには、荷物の上から掛けられる万能アイテムですよ。軽くてかさばらないため、もち運びやすいのもGOODですね。

③ごみ袋

防水性があるので、濡れたものを収納するのに適しています。テント・タープの収納には大きめ、ペグや濡れたタオルには小さめのごみ袋を使うなど、サイズ違いで用意しておくとよいでしょう。

もちろんごみ袋としても使えるため、汎用性が高いのもうれしいですね。

④ほうき

テントやタープの雪落としに便利です。テント内に入り込んだ雪を、掃き出すときにも使えますよ。氷点下になる冬のキャンプでは、タオルで拭くよりパラパラときれいに雪を落とせるでしょう。

長さがあるほうきは、高い場所に届くのがポイント。背の高いテントやタープの雪も落とせますよ。ほうきは濡れても何度も使えるため、1本あると重宝するでしょう。

雪中キャンプの防水・凍結対策については以下の記事をご覧ください。
雪中キャンプは防水対策で雪と凍結を防ぐ

雪中キャンプの撤収作業で大事なことは、雪からキャンプ道具を守ることです。防水性のあるシートで荷物の一時置き場をつくったり、ごみ袋で濡れたものを分けたりと工夫しましょう。紹介した便利アイテムを活用すれば、作業がスムーズに進められますよ。雪中キャンプの片づけは大変ですが、コツと手順を押さえれば難しくありません。この記事を参考に、ぜひ雪中キャンプにチャレンジしてみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。