嵐山/京都府
京都・嵐山へは、大阪市内から自転車で簡単にアクセスできます。淀川・桂川サイクリングロードを50kmほど走ると、信号を経由することなく嵐山まで走り抜けられますよ。
ゴールの渡月橋を渡ってさらに進むと、川下りで有名な保津峡沿いをサイクリングすることもできます。ただし、保津峡の周辺はアップダウンが激しいので、スポーツ用の自転車を持っている人におすすめです。
周山街道(しゅうざんかいどう)/京都府
丹波高地の山間に伸びる周山街道は、かつて京都と日本海を結ぶ大動脈として栄えた歴史ある道。沿道には美しい里山が広がっており、日本の原風景ともいえる景色のなかをサイクリングできます。
京都から小浜までのすべての区間を走ると100kmほどになりますが、輪行と組み合わせれば日帰りで走破することも十分可能でしょう。トンネルや交通量が多い区間もあるので、安全運転を心がけてください。
十三峠(じゅうさんとうげ)/大阪府
大阪市内から最も近い絶景スポットのひとつが、大阪府と奈良県の境に位置する十三峠です。十三峠はヒルクライム(自転車で山や峠などの坂道を登ること)の聖地としても知られており、休日には多くのロードバイク乗りで賑わいます。
標高431mの頂上からは、天気がよければ関西国際空港や淡路島を見渡せることも。いったん頂上まで登り切ったあと、大阪側へ900mほど下ったところにある、水呑地蔵院(みずのみじぞういん)から景色を楽しむのがおすすめです。
斜度が10%を超える区間や、つづら折りといったハードなコースがつづきますが、登り切ったあとの景色はそのぶん格別。自動車に十分注意しつつ、夜景を見に行くのも楽しいですよ。
青山高原道路/三重県
三重県・布引山地(ぬのびきさんち)の尾根に沿って走る青山高原道路では、関西では珍しい広々とした景色が楽しめます。頂上の三角点や丸山草原展望台からは、天気がよければ富士山が見えることも。
青山高原のもうひとつの魅力は、国内でも最大クラスの風車群です。年間を通して強い風が吹く青山高原には、91基もの風車が林立しています。立ち並ぶ巨大な風車の間近を自転車で走り抜ける、おもしろい体験ができますよ。
注意点は、周囲に水や食料を購入できる場所がないこと。高原から市街地までにはかなり距離があるので、行動食や飲みものはあらかじめ用意しておくようにしましょう。
パールロード/三重県
最後にご紹介するのは、志摩国立公園の海岸線沿いを走るパールロードです。サイクリングロードとしての知名度は低いですが、沿道に広がる絶景は関西でもトップクラス。リアス式海岸が生む変化にとんだ景色のなかに、全長23.8kmのコースが整備されています。
道中にはいくつか展望台があるので、休憩もかねて立ち寄ってみましょう。太平洋の大パノラマが広がる鳥羽展望台と、英虞湾(あごわん)の多島美を望める横山展望台は必見ですよ。
パールロードへは近鉄特急で輪行して、大阪・京都・名古屋から日帰りも可能です。伊勢志摩の観光とあわせて、絶景サイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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