①日本三大夜景!摩耶山(まやさん)|兵庫県
六甲山地の中心部に位置する、標高702mの山です。日本三大夜景のひとつとして知られ、地元の人々から親しまれています。
摩耶山の山開き情報
摩耶山の山開きは、江戸時代以前からあった地元の風習に由来します。旧暦の2月初午(はつうま)の日に、馬を連れて天上寺に参詣(さんけい)し、馬の息災と一家の繁栄を祈る風習がありました。
現在はその風習をもとに、息災と山の安全を祈る、春の山開きとして行われています。六甲山牧場から招いた、飾り馬によるパレードは見ものですよ。
摩耶山の山開き | 毎年3月の最終土曜日 |
開催場所 | 摩耶山天上寺境内と掬星台広場(摩耶ロープウェイ星の駅前広場) |
アクセス | 神戸公式観光サイト 摩耶山 掬星台「アクセス」 |
参考 | 馬事畜産振興協議会「摩耶山春山開き 摩耶詣祭」 |
摩耶山の見どころ
山頂の掬星台(きくせいだい)からは、1,000万ドルの夜景といわれる、日本三大夜景のひとつが眺められます。天候に恵まれれば、神戸から関西空港まで一望できますよ。
また、山頂エリアには、「六甲山牧場」などの施設が充実しているので、家族で一日中遊べます。
トレッキングに不安がある人は、「まやビューライン」で一気に山頂まで行きましょう。まやビューラインとは、ふもとから山頂までをつなぐ、交通ラインのことです。ケーブルカーとロープウェーを乗り継いで楽しめます。
②神戸のシンボル!六甲山(ろっこうさん)|兵庫県
神戸市内からも見える、標高931mの山です。山頂にはいくつもの観光スポットが集まっており、アクセスもよく人気があります。
六甲山の山開き情報
夏山シーズンの安全を祈願するために、恒例行事が行われます。六甲山を開拓した、イギリス人貿易商のアーサー・ヘスケス・グルーム氏にちなんで、「六甲山グルーム祭」と呼ばれていますよ。式典の終了後には、清酒鏡割りで、地元・灘の「福酒」が振る舞われるのも楽しみですね。
六甲山の山開き | 6月3日土曜日 |
開催場所 | 六甲山記念碑台 |
アクセス | 神戸・六甲山 公式おでかけサイト「アクセス」 |
参考 | 六甲山ビジターセンター「六甲山の歴史・文化」 |
六甲山の見どころ
さまざまな登山コースや、滝が魅力のロックガーデンがあります。山頂の「六甲ガーデンテラス」からは、大パノラマの絶景が眺められますよ。また、大人から子どもまで楽しめる「六甲山アスレチックパーク GREENIA」もあり、一日中遊べます。
③女人禁制の修験道!大峰山(おおみねさん)|奈良県
大峰山は、大峰山脈の総称ともされています。山上ヶ岳(さんじょうがたけ)や稲村ヶ岳などが連なり、標高1,915mの八経ヶ岳(はっきょうがたけ)が主峰です。ユネスコ世界文化遺産に登録され、日本百名山のひとつにも選ばれています。
大峰山の山開き情報
毎年5月3日の早朝に、大峯山戸開け式が行われます。頂上にある、大峰山寺の本堂の扉を開ける儀式です。
鍵を振りかざす人馬が、本堂前の広場を駆けめぐる様子は、見応えがあります。ただし、女人禁制の聖地内であるため、男性しか立ち会えません。
また、特別に、秘仏や秘密行者尊が御開帳されます。この日から9月23日の戸閉め式まで、多くの参拝者や登山客が訪れますよ。
大峰山の山開き | 毎年5月3日 |
開催場所 | 大峰山寺境内(大峯山山上ヶ岳頂上) |
開催時間 | 午前3時〜 |
アクセス | 【電車】近鉄吉野線「下市口駅」からタクシー、または奈良交通バスで「洞川温泉」下車、徒歩で約1時間
【車】京奈和自動車道「御所南IC」から「大橋茶屋駐車場」まで約2時間 |
参考 | 奈良県観光公式サイト「大峯山戸開け式 (大峰山寺)」 |
大峰山の見どころ
女性は立ち入り禁止の「大峰山女人結界」が今もあり、フォトスポットになっています。女性は、女人大峯と呼ばれる稲村ヶ岳に登るとよいでしょう。
また、大峰山は花の百名山のひとつとしても知られています。7月には、天然記念物のオオヤマレンゲに出会えるかもしれませんね。山頂の展望台からは、ユネスコ世界文化遺産「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」の稜線が、大パノラマで見渡せますよ。
この記事を書いた人
Yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。