登山用長靴ってどんな登山シーンに最適なの?
登山用長靴は、すべての登山にぴったりというわけではありません。どんな登山シーンにぴったりなのかを説明します。
雨の日の登山なら登山用長靴が最適
小雨が降っていたり、前日まで雨が降っていたりすると、道がぬかるんで水たまりがある場合も。そんな日は登山用長靴がぴったり。滑りにくく、靴下や足先を濡らすことがありません。
春スキー&登山や雪解けの時期にもおすすめ
春スキーと登山の組み合わせや、雪解け時期のシャリシャリした道などにも登山用長靴は最適です。普通の登山ブーツでは、雪が積もってると、靴の上部から雪が入ってしまうことも考えられます。
ロングタイプの登山用長靴なら、雪などが入りにくく、濡れても重くなることがありません。
沢やリバートレッキングにも便利
沢やリバートレッキングといった、水の近くで滑りやすい場所を登山するときにも便利です。登山用長靴なら滑りにくく、靴の中で足が自由に動くので、窮屈感がありません。
登山用長靴の選び方
登山用長靴を選ぶときのポイントをご紹介します。
①少し大きめのサイズを選ぶ
通常の登山靴でも同じことですが、ぴったりのサイズだと、靴の足先が岩や木の根っこなどに当たると、足に痛みを感じることがあります。いつもより少し大きめのサイズを選びましょう。
②耐久性のある素材のもの
登山用長靴を選ぶなら、耐久性があり、丈夫な素材のものがおすすめ。山道を歩くと、尖った木の枝や、石などを踏んだりすることも多いので、耐久性や剛性がある素材のものを選びましょう。
③軽くて足にフィットする
登山用長靴は、ショート、ミドル、ロング丈の3種類があり、登山靴と比べると軽量なのが特徴。登山で長時間歩くことを考えて、軽量で足にフィットするアウトドア向けのものがおすすめです。
登山用長靴おすすめ8選
ザノースフェイス レインブーツ(ショート丈)
ソフトレザーと防水メンブレン素材のレインブーツ。防水透湿機能があり、つねに快適なシューズ内環境を保ち、ボトムユニットは、取り外し可能なカップインソールを装備。
グリップ力があるラバーをアウトソールに採用し、乾燥した、または濡れた路面も安定して歩けます。
コーコス信岡 作業長靴 レインブーツ(ショート丈)
軽量でしなやかな合成ゴムにEVAを配合した耐久力のあるブーツ。屈曲性がよいブーツなので、動きやすく、長時間はいていても疲れにくいです。
伸縮できるカバーが上部についているので、上から雪や泥などが入ることが少ないのも魅力です。
ダンロップ ウレタン長靴(ショート丈)
フード付きなので雨や雪が中に侵入しにくくなっています。
中敷きは取り外し出来るのでお手入れも簡単。夜間歩行の安全性を高める反射材付きです。
コロンビア レインブーツ(ロングサイズ)
アウトドアブランドのコロンビアの合成ゴムを使用したロングブーツ。折り畳めるほど柔らかく、上部はアジャスター付きで、絞れば水の侵入を防ぎ、広げればムレを軽減できます。災害時の備えとしてもおすすめ。
第一ゴム フィールドブーツ(ロングサイズ)
坂の町小樽の老舗長靴メーカーのアウトドアシーン向けに作られた長靴。足にフィットするので、疲れにくいです。おしゃれなデザインなので、雨の日の街歩きにも最適。
ミツウマ グリーンフィールド(ロングサイズ)
軽量設計で、登山靴などにつかわれる滑りにくいタンクソールを採用したブーツ。厚みとクッション性に富んだハニカム構造の裏布だから、吸湿速乾で、ムレを防いでくれます。
ボグス レインブーツ(ロングサイズ)
24時間浸水検査もパスしている防水仕様のブーツ。特殊素材の4層構造で、-40℃でも保温効果を発揮。また、足のムレや細菌の繁殖も防ぎます。
日本野鳥の会 バードウォッチング長靴(ロングサイズ)
バードウォッチングに適した防水の長靴。柔らかく動きやすいので、山登りのほか、アウトドアにも使用可能。くるくるとたたんで、コンパクトに収納袋に収まります。
登山用長靴をより快適にするアイテム
レインブーツで登山をする際、あるとより快適に登れるアイテムをご紹介します。
フェルトのインナーや靴下
レインブーツは防水性が高い反面、内部がムレやすいです。このムレを軽減するためには、フェルトのインナーや、厚手のくつしたを利用するとよいでしょう。
インナーや厚手の靴下が湿気を吸収し、保温力もあるので、寒い季節には防寒アイテムとしてもつかえます。
中敷き
レインブーツによっては、中敷きがなかったり、厚みが薄かったりすることもあります。そのままの状態で長時間歩くと、足裏が痛くなることも。少し厚めの中敷きを使うことで、痛みを軽減できます。
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