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乳幼児や小学校低学年の子連れファミリーが快適にすごせて、楽しめるスキー場って、どこが違うの? 子連れ取材で全国のスキー場を駆け回ってきた経験から、ファミリー向けのスキー場を探すにあたって注意したい、6つのポイントを解説します。

親子向けの割引サービスがあるか

スキー ファミリー 家族

 

子連れファミリーを積極的に歓迎しているスキー場かどうかを確認するために、ホームページをチェックしましょう。

スキー場は、来てほしいお客さんが必要とする情報を目立つところに配置しようとしますし、響くキャッチコピーを見せようとします。

ファミリーや子ども向けの情報が、ホームページの目立つところに掲載されているのなら、ファミリー向けのサービスや施設にも力を入れていると推測できます。

もう1つ、リフト券を幼児や小学生は無料にしたり、親子で割引にしたりというサービスを実施しているスキー場もあります。

子連れファミリーに遊びに来てほしいという思いからですので、候補として検討してみると良いでしょう。

オンヨネ RESEEDA スキーウェア ジュニア スーツ
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子連れに便利なレイアウトのスキー場か

たんばらスキーパーク スキー場

 

続いては、スキー場の施設面のチェックです。

施設の充実度よりも先に確認してほしいのが、駐車場とスキーセンターの位置関係です。

スキーセンターとは、チケット販売所、レンタル受付、更衣室、休憩所、レストランなどが集約された、スキー場での拠点となる施設のことです。

幼児や小学校低学年の子どもにとって、着ぶくれするスノーウェアや、歩きにくいスキー/スノーボードのブーツを着用しての移動は、大人が考える以上にたいへんです。

たとえば、駐車場からスキーセンターが遠かったり、バスやロープウェーで移動しなければならなかったりすると、それだけで子どもが「疲れた」「もう嫌だ」と言い出し、機嫌が悪くなることがあります。

スキーなどの滑走用具はもちろんのこと、子連れでは何かと荷物が増えがちですので、子どもを抱っこするわけにも行かず、親にとってもストレスが甚大です。

スキーセンターを中心に、駐車場やゲレンデ、できればキッズパークなどの雪遊び場も含めて、楽にアクセスできるようにレイアウトされているスキー場が理想です。

たとえば、「たんばらスキーパーク」(上写真)や、「軽井沢スノーパーク」、「タングラムスキーサーカス」などが該当します。

 

子連れで快適に過ごせる施設・設備が整っているか

舞子スノーリゾート 休憩室

 

施設の充実度の面では、まずは先ほど紹介したスキーセンターのように、一ヶ所ですべての用事をすませられる拠点施設があるかどうか(あるいは、ストレスなく移動できる導線になっているか)が重要です。

地形やコース構成などの制約から、スキーセンターのような機能集約を行えないスキー場もありますので、ゲレンデマップをよく見て確認しましょう。

加えて、休憩施設も要チェック。

子どもが小さいうちは、雪遊びをはじめてもすぐに「寒い!」と泣き出したり、気分が乗らなかったりして、室内で長い時間を過ごすことになる可能性があるためです。

大抵のスキー場には、休憩所がありますが、十分なスペースがないと、土日祝日など混雑した場合に休む場所がない事態もありえます。

舞子スノーリゾート」には、日帰りスキーセンターに広い畳敷きの無料休憩室があり、舞子高原ホテル内にファミリー専用のキッズスペースがあり、乳幼児を連れたファミリーでも、とても快適にすごせます。
 

スワンズ 子供用 スキー スノーボード ゴーグル
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キッズパークは充実しているか

栂池高原スキー場 アドベンチャー施設

 

スキー場には、必ずと言っていいほど、「キッズパーク」「キッズエリア」などさまざまな名称の、雪遊び場があります。

子連れファミリーを歓迎しているスキー場は、キッズパークにも力を入れているケースが大半です。

ソリ遊び1つをとっても、ソリ専用のコースを設け、スノーストライダーやスノーレーサーなどを用意しているケースもあります。

できれば、スノーエスカレーターが完備されているとさらに良いですね。

子どもが、親の助けを借りずに、ソリなどの遊具を持って斜面を上がれるため、親は見守るだけでよい時間が増え、格段に楽です。

その他、スノーチュービング、雪上バナナボート、スノーモービルなどの雪上ならではのアクティビティや、遊園地のようにふわふわを設置しているスキー場もあります。

エリア最大級のキッズパークがある「車山高原 SKYPARKスキー場」、キッズパークどころかアドベンチャー施設が営業される「栂池高原スキー場」などは注目です。

 

 

キッズ向けスクールの評判は良いかどうか

ママミキーキッズスノースクール 舞子スノーリゾート

 

子どもをスキー場に連れていくなら、雪遊びだけでなく、スキーやスノーボードも上達してほしい、というのが親の願い。

子連れファミリーを歓迎しているスキー場は、キッズ向けのスキー/スノーボードスクールにも力を入れています。

ホームページを見ただけで、スクールのクオリティを判断するのは難しいですが、口コミも合わせてチェックすることで、評判の良いスクールかどうかが見えてきます。

また、予約の埋まりが早いスクールも、リピーターが多い良いスクールである可能性が高いでしょう。

舞子スノーリゾート」のママミキーキッズスノースクールは、11月に予約がスタートすると年末年始の予約があっという間に埋まっていってしまう人気です。
 

HOT CHILLYS フィエスタスソックス キッズ
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6.スキー場までのアクセスは良好かどうか?

キッズパーク 雪遊び

 

車でのアクセスの場合、スキー場の立地や、自宅からの所要時間も、スキー場選びの大切なポイントです。

1つは、高速道路のインターから、一般道をどれくらい走行するのかを確認しましょう。

中には、山奥にあるスキー場もあり、雪の山道を1時間以上走行しないと、たどり着けないケースもあります。

自然環境は素晴らしいに違いないですが、子どもの車酔いのリスクがありますし、運転手にとっても、雪道の運転に慣れていないなら負担です。

高速道路直結の「佐久スキーガーデンパラダ」、インターからわずか1km・2分の「舞子スノーリゾート」などが立地のよいスキー場の代表格です。

もう1つは、自宅からの所要時間をチェックしましょう。

移動であまり疲れてしまうと、スキー場に着いてから、子どもの機嫌が悪くなるリスクがあります。

せっかく遠くまで頑張って連れてきたのに、ロクに雪遊びやスキー/スノーボードをしないで終わってしまった、などという結果になりかねません。

とくに、子どもが小さいうちや、車での移動に慣れていないうちは、所要時間は短ければ短いほど良いでしょう。

 

スキー場選びは、ついつい自分が若者だったころの経験や、ネームバリューで決めてしまいがち。子連れになると、ちょっとしたことが負担になるため、大人のみでは満足できていたスキー場が、一転して不便に感じるケースもあります。ぜひ、ファミリー向けの施策を充実させているスキー場を見つけて、遊びに行きましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。