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超コンパクト化!ソロキャンプ道具チェックリスト
キャンプの計画を立てたら、次は荷物の準備を始めます。荷作りする際は、チェックリストを参考にして必要最低限の道具を準備するのがおすすめです。
キャンプ道具は種類が揃っていて、何を持って行くのか悩んでしまう方もいるでしょう。ソロキャンプでの必要最低限のアイテムを一覧にし「ソロキャンプ道具チェックリスト」を作成しました。
必要な荷物は必要最低限のもの以外に、季節や行く場所によって変わります。持ち物を用意する際に、ぜひ参考にしてください。
ソロキャンプ道具チェックリストのpdfファイルダウンロードはこちらの「リンク」から!
ソロキャンプの荷物を減らすと快適性はどうなる?
荷物を減らすと不便になると思う方もいるでしょう。結論から言うと、身軽になる分、メリットが大きいといえます。
荷物が少なくなれば、事前の買い出しやパッキングがスムーズになります。運搬・設営にかかる時間も減り、片付けが楽になるので、疲労感も抑えられるでしょう。キャンプ前日に炭を忘れたと、買い出しに走ることもありません。
さらに、パッキングする際も、チェックリストを見ながら道具を詰めるだけです。アイテムが少なければ、準備から撤収が楽になります。
アイテムを少なくするメリットは、事前準備がすぐに整うことや、物理的な手間を減らせるだけはありません。金銭面や精神的な負担から見てもメリットが大きいといえます。
快適さを重視して寝具を数多く用意したのに、よく眠れず寝不足になった、などもよく聞く話です。これでは、楽しみにしていたソロキャンプが満喫できません。
忙しい日常から離れ、開放感を楽しむためのソロキャンプですので、シンプルなギアで自然のなかでのんびり過ごすがおすすめです。
ソロキャンプの荷物を減らす方法と上手なまとめ方
ソロキャンプで実際にどうすれば荷物が減るのか、そしてよりコンパクトに荷造りする方法を紹介します。荷物が増えがちな寒い季節のパッキングのコツもあるので、ぜひ参考にしてください。
一度バックパックに詰めてみる
荷物を減らす最も効果的な方法は、一度パッキングしてみることです。
ここで重要なことは「バッグパックに入らないものは必要ない」という考え方です。バックパックに入らなかったものは、必須のアイテムでなく、あくまで快適に過ごすための特別なアイテムだととらえるとよいでしょう。残された道具に後ろ髪を引かれずにすみます。
また、事前にパッキングすることで、出発直前に物を探す手間やアイテムを選ぶ必要がなくなります。さらに、忘れ物を減らせるメリットもあります。
ソロキャンプでのバックパックへのパッキング方法については、下記の記事で紹介しています。
多機能な道具を選ぶ
荷物を減らすには、道具選びも重要です。ひとつで何役もこなせるアイテムを持つことで、荷物を大幅に減らせます。
その代表例は、アウトドア用のマルチツールです。コンパクトなボディに、ナイフ・缶切り・栓抜き・ピンセット・プライヤーなど、さまざまな機能が搭載されています。
また、手袋も焚き火用と設営用に分けるのではなく、どちらにも使える汎用性の高いアイテムを選ぶと良いでしょう。暖房と調理の両方に使えるコンロもおすすめです。
冬キャンプで荷物を減らすコツ
防寒具や暖房器具など、荷物が増えがちな冬キャンプを身軽に楽しむコツを4つ紹介します。
➀快適温度に適したキャンプギアを使用する
一つ目のコツは、現地の温度設定に合わせたギアを選ぶことです。
特に、冬用の寝具はかさばります。事前に気温をチェックしておけば、余計な毛布や布団などの寝具を持ち込まずに済みます。最低気温がマイナスにならないキャンプ地であれば、大掛かりな暖房器具ではなく、調理器具等を活用すれば、料理ついでにテント内をあたためられます。
「冬キャンプ=極寒」と思い込むのではなく、現地の天候状況を把握すると、ロケーションに適したアイテムを選べるでしょう。
➁湯たんぽやカイロを利用する
ミニマルなソロキャンプには、湯たんぽとカイロが冬の必須アイテムです。
湯たんぽは、寝袋の中へ入れたり、野外で膝掛の上にのせたりして暖をとれます。ほかの燃焼系の暖房器具と違って、テント内で使用しても火災や一酸化炭素中毒を起こす心配もありません。
カイロには、使い捨てタイプ・オイル式・充電式などの種類があります。いずれも、コンパクトサイズの暖房器具なので、冬のソロキャンプでは外せないアイテムといえます。
ただし、使い捨てタイプのカイロは、標高が高い場所や氷点下では発熱しずらいのが難点です。事前に現地の気温を調べて、どの種類のカイロを持って行くか決めると良いでしょう。
③風を通しにくい膝掛けを用意する
冬キャンプでは膝掛けがあると重宝します。選ぶときに重視したいポイントは防風性能です。
フリース素材は軽くてあたたかいのですが、通気性が良い分、テントの外で羽織ると寒さを感じます。冬キャンプ向けの膝掛けとしては、防風性をもつダウンかウール素材がおすすめです。防風機能があるインナーシュラフを膝掛けとしても使えば、省アイテム化もできて一石二鳥です。
④服装で温度調節をする
冬キャンプの服装は重ね着が基本です。薄手のインナーをベースに、フリースやインナーダウンを着用し、一番上にダウンや冬山用のハードシェルなどを着ます。暑いときは脱ぎ、寒いときは羽織るなど、着脱しやすい服装を選んで快適に過ごしましょう。
なお、冬キャンプだからと高機能な防寒具をそろえる必要はありません。氷点下でのキャンプでない限り、ヒートテックなど普段使いのインナーでも代用できます。
ソロキャンプの荷物が多すぎて減らせない人へアドバイス
それでも荷物が減らない方に向けて、減らすべきアイテムや軽量化できるアイテムを紹介します。
ソロキャンプに必須ではないもの
買ってみたものの、ソロキャンプでは優先度が低かったといわれるアイテムは以下です。理由とあわせて説明していきます。
・ハンモック
・リクライニングチェア
・コット
・スキレット
・斧
・火おこし器
・モバイルバッテリー
・蚊取り線香ホルダー
・キャンドルランタン
ハンモック
木々の間にハンモックを吊るして昼寝をするのは、絵に描いたようなアウトドアライフです。しかし、キャンプ地でハンモックに適した木を見つけるのは難しいでしょう。慣れないと設営が難しい点も気になるところです。
また、冬にハンモックで過ごすには、防寒や防風装備が必要になり、荷物が余計にかさばります。よほど通いなれたキャンプ場でない限り、省けるアイテムと言って良いでしょう。
リクライニングチェア
ソロキャンプにおいて、リクライニングチェアは、買わなくても良かったアイテムのひとつによく挙げられます。くつろいで座るようなリクライニングアチェアは、収納サイズが大きいのでコンパクトなりません。
チェアはキャンプのマストアイテムですが、種類選びが大切です。ローチェアやスツールタイプの椅子でも、十分快適に過ごせるでしょう。
コット
寝袋やマットなどを使ってテント内をきちんと整えれば、コットがなくても十分な休息スペースを確保できます。
コットは、ベッド以外にもベンチや荷物置きとしても幅広く活用できますが、軽量でコンパクトなタイプでも少々かさばります。さらに、組み立てや収納にも時間がかかるでしょう。ソロキャンプでは削けるアイテムのひとつです。
スキレット
スキレットは、重量からして削るべきアイテムといえるでしょう。料理が一層おいしく感じられるのがメリットですが、例えば直径25cm程度のスキレットの場合、重さが2kgを超えるものもあります。
クッカーならその10分の1程度の重さですので、荷物をできるだけ減らしたいソロキャンパーは、スキレットを省くことも検討しましょう。
斧
斧がなくても、ナイフがあれば焚き付け用の細い薪を作れます。薪を割るのが手間な場合は、あらかじめ割ってある薪を購入してもよいでしょう。
斧はキャンプのロマンを掻き立てるアイテムですが、気になるのがその重量です。先端の斧頭を振り下ろしてその重量で木を割る構造なので、小型の斧でも1kg弱の重さがあります。アイテムを軽量化したいソロキャンプでは、不要なアイテムといえるでしょう。
火おこし器
炭を素早く着火させる火おこし器も、省けるアイテムのひとつです。着火剤は自然の中でも調達できますし、ファイヤースターを使えば、荷物もコンパクトになります。
火おこし器は、重量が1kg前後のものが多くかさばるので、こちらもソロキャンプでは省けるアイテムといえます。
モバイルバッテリー
軽量化が進み、最近ではコンパクトなものが数多く展開されていますが、モバイルバッテリーが本当に必要かどうかも検討しましょう。
キャンプに行ってまでスマホのバッテリーを気にしていては、日常と変わりありません。キャンプを楽しんでいる間は、スマホの電源を落とすくらいの気持ちのほうが、より深く自然を満喫できるのではないでしょうか。
どうしても充電が気になる方は、USB充電機能付きのランタンやラジオなどで代用すると良いでしょう。
蚊取り線香ホルダー
蚊取り線香ホルダーは、天井から吊り下げられて便利ですが、必需品ではないでしょう。たとえば、灰の受け皿や、空き缶などの上に乗せて代用できます。
蚊の多い季節のキャンプでは、うまくほかのもので代用して、虫よけ対策を行ってください。
キャンドルランタン
ロウソクの炎に癒されるキャンドルランタンですが、こちらも不要のアイテムでしょう。焚き火の炎で癒しと明るさをまかなえますし、スマホのライトをペットボトルに当てれば即席のランタンになります。
コンパクトで軽量なライトを手に入れて、夜間のトイレやテント内の照明などに、使いまわすのがおすすめです。
以下の記事でソロキャンプに必要なアイテムついて紹介しています。ぜひご覧ください。
ソロキャンプで軽量化できるもの
ここからはソロキャンプに必須のアイテムから、軽量化できるものを紹介していきます。行く場所や季節によって必要なものが違いますが、最低限必要なアイテムばかりですので、参考にしてください。
- テント
- マット
- タープ
- 寝袋
- バックパック
- テーブル
- チェア
- バーナー
- 焚火台
- ランタン
テント
テントを軽くすると、全体の重量を大きく減らせます。軽量化タイプではない場合、ソロ用でも5㎏近くあるテントもあります。
一方、ソロ用でしかも軽量のテントなら、2㎏以下の商品もあります。山岳地帯など登山でも使える優れた機能をもつタイプもあります。テントを検討する場合は、重量もしっかりチェックしましょう。
以下の記事では、ソロキャンプテントについて紹介しています。
マット
夜の寝心地を左右するのがマットです。ソロキャンプ用だと約500〜700g、コンパクトモデルで250gと軽量化が期待できます。
特にエアータイプは、収納時に空気を抜くことでコンパクトになります。荷物を減らしたいソロキャンパーには、エアーマットがおすすめです。
タープ
テント生活の充実度が上がるタープですが、意外と重量があります。
タープ本体と、ポール・ロープ・ペグなどの付属品を含めると、ソロ用でも3k近くの重さになる場合も。タープも軽量化されたアイテムをチョイスしましょう。重量1kg以下で、強雨にも耐える性能をもつタープも選択肢のひとつになります。
寝袋
寝袋の形状を大まかに分けると、マミー型と封筒型の2タイプがあります。荷物を減らしたいソロキャンプなら、マミー型がおすすめです。一般的に、マミー型のほうが軽量かつコンパクトに収納できます。
中綿がダウン素材だとさらに軽量化できます。マミー型の軽量タイプなら約500g、超軽量タイプだと300g台のアイテムも。荷物をコンパクトにまとめたいキャンパーにぴったりです。
なお、購入する際は、サイズとあわせて重さもしっかりチェックしましょう。
バックパック
徒歩キャンパーにとって、バッグパックは必須のアイテムです。荷物を軽量化するなら、バックパックも見直してみましょう。
一般的には容量70L程度で重量が2〜3kgほどなのに対し、軽量のバッグパックだと約1~2㎏の商品もあります。同じ容量で重量が半分以下のものもあるので、持参するアイテムを考えてチョイスしましょう。バッグパックの軽量化は快適なソロキャンプに欠かせません。
テーブル
超軽量でコンパクトサイズのテーブルなら、ぜひ持っていきたいアイテムです。重さが1kg以下の超軽量タイプのテーブルも数多く販売されています。
折り畳めば30cm四方の一枚板のような状態で持ち運べる商品もあります。アウトドアショップなどで、自分に適したサイズのテーブルを探してみましょう。
チェア
ソロキャンプでは、ローチェアかスツールタイプの椅子がおすすめです。通常のローチェアだと重くなりますが、軽量タイプだと1kgを切るアイテムもあります。
また、スツールタイプでも、重さ500g以下のアイテムが数多くあり、300gを切るものもあります。スツールタイプはくつろぎにくいと思いがちですが、キャンプでは椅子があったほうが快適さが増します。チェアは軽量化して持参したいアイテムです。
バーナー
キャンプでの調理に必要なバーナーですが、ソロキャンプではシングルバーナーが良いでしょう。ツーバーナータイプやカセットガスコンロと比べると、コンパクトで軽いところがメリットです。
なお、シングルバーナーには、ガス缶とバーナーが直結している一体型と、ガス缶とバーナーをホースで繋ぐ連結型があります。ソロキャンプでは、持ち運びしやすい一体型がおすすめです。
一体型はバーナー部分を畳んで、ポケットサイズまでコンパクトにできます。連結型はホースがあるので、少し折り畳みにくいでしょう。広げた時の面積と調理のしやすさなどを考えると、ソロキャンプには一体型のシングルバーナーを選ぶと良いでしょう。
焚火台
荷物を軽量化する場合、収納時サイズの厚さが2cm以下で、重さが500g以下のものがおすすめです。焚き火台には、浅型と深型の2種類ありますが、収納時に厚さ数cmまで折り畳めるコンパクトな商品がよいでしょう。
また、チタン製で100gほどの超軽量な焚火台も便利です。焚火台はスリム収納できるタイプが多いので、軽量化しやすいアイテムです。
ランタン
ランタンは、小型で軽く、明るいアイテムがベストです。「大きさ=光量」と思いがちですが、小さくても十分な性能のアイテムが数多くリリースされています。
その中でも、ソーラー&折りたたみタイプのLEDランタンがイチオシです。折り畳むと、約10cm四方で厚さも1cm程度とコンパクトになり、軽量化が期待できます。
ほかにも、さまざまなアイテムがあるので、用途にあわせたアイテムを選ぶと良いでしょう。
徒歩キャンプは軽量化がカギ
快適な徒歩キャンプをするには、荷物の軽量化がポイントです。しかし、一体どこまで軽くすれば良いのかが悩みどころです。ここからは、おすすめアイテムと共に、徒歩キャンプのバッグパックに詰めるべきアイテムを紹介します。
徒歩キャンプは50〜60L容量のバックパックがおすすめ
徒歩ソロキャンプのバックパックとしては、50〜60Lがおすすめの容量です。ここでは、ソロキャンプでおすすめのバックパックとそれぞれの特徴を紹介します。
GREGORY(グレゴリー)/ バルトロ65
長時間でも、快適な背負い心地がつづくバックパックです。
グレゴリー独自の「フリー・フロートA3・サスペンション」が、歩行時の体の動きにあわせてくれるので、バッグパック自体が体に適応し、歩くたびに安定したフィット感を得られます。ヒップベルトが腰回りをしっかり包み込み、重い荷物でもスムーズに歩けるでしょう。
65Lの容量ながらスリムで細身のデザインも魅力的なポイント。最低限のギアで旅するソロキャンプにも適しています。
SAVOTTA(サヴォッタ)/ ヤーカリ L 55L
内部にアルミフレームが内蔵されており、背負いやすさを重視したバッグパックです。フィンランドの国境警備隊にも採用されているアイテムで、耐久性は抜群!シンプルで洗練されたデザインも魅力です。
また、内部に仕切りはなく、自由度の高い使い方ができます。ポーチやギアを側面に取りつけられるので、荷物の量にあわせてアレンジしやすいのもポイント。本格的なソロキャンプを楽しみたい人や、ミリタリー好きな人にぴったりです。
ミレー/サースフェー60+20
縦走や高所登山を想定して開発されたバックパックです。登山だけでなく、キャプでも抜群の使い勝手を得られるでしょう。
荷室の拡張性が高く、しっかりと荷物が入るため、ソロキャンプにもおすすめです。外側のベルトループを締めれば、重い荷物でも左右にブレず安定して歩行できます。ミレーの代表的な人気モデルですので、初心者でも使いやすいでしょう。
50L容量のバックパックに収納できるもの
50Lのバッグパックに収納できるものは以下のとおりです。今回は、コンパクトで軽量なアイテムの使用を想定してピックアップしました。
・テント
・タープ
・シュラフ
・マット
・折りたたみチェアとテーブル
・調理器具
・焚火台
・ランタン
・ナイフ
・救急セット
1つずつ紹介しますので、ソロキャンプに行く際の参考にしてみてください。
テント
超軽量コンパクトなテントなら、付属品などを含めた総重量は2kg以下に抑えられるでしょう。ソロの場合は、1人用または2人用がおすすめです。パッキングする前に折り畳んで収納袋に入れておけば、コンパクトになります。
タープ
テントと同様に、タープもバックパックに収められるアイテムです。軽さを追求した超軽量タイプなら、総重量が1㎏以下のモデルもあります。
シュラフ
コンパクト性を重視するなら、マミー型がおすすめです。重さは軽いもので500g程度から揃っています。より軽くしたい場合は、1kgに満たないものを選ぶとパッキングしやすいでしょう。
また、パッキングする際は、しっかりと空気を抜きながら小さく丸めて畳むのがポイントです。
マット
コンパクトに収納できるエアーマットが良いでしょう。空気を抜いて畳むと手のひらサイズになるものもあります。重量は500g以下のものを選べば、パッキングが楽になります。
折りたたみチェアとテーブル
重さが500gを切るような超軽量アイテムもあります。テーブルは折りたたみ式をチョイスし、コンパクトに収納できるものがおすすめです。
調理器具
荷物を減らしたいソロキャンプでは、アルミやチタン製のクッカーがおすすめです。スタッキングしてコンパクトな小型ケースにまとめればかさばりません。またバーナーはシングルタイプを選ぶと、よりすっきりと収納できます。
焚火台
シンプルかつコンパクトな焚き火台を選びましょう。折りたたみ時の厚みがうすく、重さも500g程度のアイテムなら、バックパックの隙間に収納できます。
ランタン
LEDランタンや、ソーラー式の折りたたみなら収納の場所を取りません。また、折りたたみでなくても超軽量でコンパクトのものが数多くあります。バッグパックの埋まり具合を見ながら、サイズを選びましょう。
ナイフ
コンパクトなマルチツールナイフがおすすめです。軽いものなら100gを切るアイテムもあり、容量もさほど気にならないサイズ感です。
救急セット
ソロキャンプでも、万が一に備えて救急セットは必ず持参しましょう。キャンプ中に思わぬ怪我や傷を負う可能性があるからです。
キャンプ用のファーストエイドキットのなかには、重さ100g程度のアイテムもあります。セット商品を手に入れて、自分だけのオリジナル救急セットを持参しても良いでしょう。
【キャンプ熱が冷めた】ソロキャンプをやめた6つの理由
せっかく始めたソロキャンプですが、何らかの理由でやめたくなることもあります。ここではよくある理由と、おすすめの改善策をみていきましょう。
- キャンプ道具の準備が大変
- 帰宅後に疲れが残る
- 虫が多くて嫌になる
- 焚き火の臭いがつく
- テントの中が暑い(寒い)
- お風呂の設備がない
キャンプ道具の準備が大変
ソロキャンプに限らず、キャンプをやめてしまう理由の一つが事前の準備です。キャンプであれもしたい、これもしたいと準備に手間がかかると、それだけで疲れてしまいます。
思い立ったらすぐ出発できるくらいの、シンプルな装備を心がけましょう。
帰宅後に疲れが残る
キャンプ場で過ごす時間はあっという間なのに、帰宅すると想像以上の疲労が残ってしまうことも、キャンプから離れてしまう理由のひとつです。
キャンプは普段とは違う環境で過ごすため、通常よりも疲労が残ることもあるでしょう。改善策としては、荷物を軽くコンパクトにして移動を楽にする、テントの設営や食事をシンプルにするなど、上手く加減をして手を抜くことで疲労を軽減できます。
また、キャンプ地の天候や環境いよっても、疲労の度合いは変わります。無理をせず、のんびり楽しむ気持ちで過ごすと良いでしょう。
虫が多くて嫌になる
キャンプ場には、想像以上に虫がいます。虫が苦手な人にとっては、キャンプでの大きなハードルになります。特に夏場は虫の数も多く、さらに蚊に刺されるリスクも高まります。
キャンプでは虫を避けられないため、虫除けスプレーを持って行ったり、虫の少ない時期を選んだりと、対策を立てるのが良いでしょう。
焚き火のニオイがつく
キャンプで焚き火をすると、服や髪に独特のニオイがつきます。キャンプ中はさほど気にならないのですが、帰宅後にニオイを強く感じる人も多いでしょう。
対策としては、煙が出ない方法で火を焚く、消臭スプレーを使ってニオイを取るなどがあげられます。
テントの中が暑い(寒い)
夏と冬はテント内の環境が過酷になりがちです。夏場の野外は想像以上に暑く、テント内の温度も相当高くなります。また、冬は外気温が低ければ、その分寒さを感じやすいでしょう。
おすすめは、夏は標高の高いキャンプ場、冬は標高が低い平地にあるキャンプ場へ行くことです。また、季節に合う機能を持つテントを用意したり、設置場所を工夫したりするのもおすすめです。
それでも快適に過ごせない場合は、真夏と真冬はキャンプに行かず、春や秋など過ごしやすい季節のみ楽しむのが良いでしょう。長くキャンプを楽しむ方法として、自分に合った対策を考えてみてください。
お風呂の設備がない
キャンプでは、家のような快適なお風呂には入れません。風呂なし生活に耐えられずにキャンプをやめてしまう人もいます。
キャンプ中も髪や体を洗いたい人は、シャワーや温泉施設のあるキャンプ場を利用しましょう。またキャンプ場近くに、温泉や入浴施設がある場所を選ぶのも、ひとつの解決策です。
ソロキャンプでやめたこと5選
せっかく計画したソロキャンプなのに、どんどん面倒になり行かなくなってしまうことも。そこで、やめてみたら意外とよかったことを4つ紹介します。
キャンプ中のこれまでの行動をふり返ってみて、当てはまることがないか参考にしてみてください。
キャンプで見栄の張り合いをやめた
キャンプでの見栄の張り合いの主戦場はSNSです。はじめから最新のギアや高価なアイテムばかり揃えると、長続きしません。キャンプ場で写真に収めてこまめにSNSにアップしていると、キャンプ自体を楽しめず、SNSの反応ばかり気にしてしまいます。
高価なキャンプギアに頼らず、自分で楽しみ方を工夫しましょう。結果的に、そのほうが満足度も高く、喜びも大きいものです。
キャンプ場に着いたらスマホを見るのは最小限にして、キャンプを思う存分楽しむ気持ちで臨みましょう。
おしゃれキャンプをやめた
おしゃれなキャンプ道具には、つい心惹かれてしまうものです。しかし、キャンプを長く楽しむためには、実用性に重きをおいたほうが得策です。
見た目にこだわりすぎると、必然的にアイテムが多くなり、荷物をコンパクトにするのも難しいでしょう。金銭的な負担や、入手の手間などもストレスになります。
本当に使いたいものだけに厳選して、自然の素晴らしさを堪能するといった、キャンプ本来の楽しみ方を追求しましょう。
焚火をやめた
キャンプでは、焚火をするのが醍醐味といわれますが、必ずしもそうではありません。焚火をする際は、薪や焚火台が必要になり、撤収時には後片付けの手間もかかります。
焚火をしなくても、テント内で映画鑑賞をしたり、音楽を聴いたりと楽しみ方は数多くあります。自分らしい過ごし方を見つけて、充実のキャンプ時間を過ごしましょう。
自炊をやめた
ソロキャンプでは、自炊をやめるのもひとつの選択肢です。なぜなら、食材・調理道具・火・食器というバッグパックの容量を占領するアイテムがごっそり不要になるからです。
もちろん準備も不要なので、くつろげる時間が圧倒的に増えて、ゆったり過ごせます。調理に慣れていない人にとってはメリットが大きいでしょう。
ソロキャンプでは、スーパーやコンビニのお弁当でも十分楽しめます。近くに道の駅があれば、ご当地グルメを堪能できるでしょう。思い切って自炊をやめるのも、貴重なキャンプの時間を有効に使うアイディアのひとつです。
コーヒーミルをやめた
コーヒーミルで豆を挽いて、至福の一杯をたしなむのはキャンパーの憧れです。しかし、自然のなかで迎える朝なら、インスタントコーヒーでも格別の味わいです。ドリップパックを持参すれば、ミルで挽いたコーヒーにも引けを取らないおいしさを楽しめるでしょう。
コーヒー好きならミルにこだわるのもありですが、ミニマルにソロキャンプを堪能するなら、コーヒーミルをやめてみるのも一策です。
ソロキャンプに慣れるコツ4つ
ソロキャンプをこれから始める人に向けて、慣れるコツを4つお伝えします。
- 日帰りキャンプから始める
- 遠くのキャンプ場は予約しない
- 予定を詰め込まない
- のんびりする時間を作る
日帰りキャンプから始める
ソロキャンプデビューにおすすめなのが日帰りデイキャンプです。キャンプというと宿泊ありきと思いがちですが、デイキャンプでも十分に楽しめて、メリットも数多くあります。
寝袋など宿泊用のアイテムが不要になるので、その分、準備と設営の負担が軽減されます。また、撤収時の片付けが楽になり、ピクニック感覚で気軽にいけるのが大きなメリットです。
気になっているキャンプ場への下見を兼ねて、デイキャンプするのもおすすめです。
遠くのキャンプ場は予約しない
近場のキャンプ場を選ぶのも、ソロキャンプに慣れるためのコツです。遠くのキャンプ地に行くには、時間も費用もかかります。
初めてのソロキャンプの場合、慣れないことも多く、思わぬところで時間を取られてしまいます。そのような時でも、近場のキャンプ場なら時間の余裕が作れます。アクシデントが起こった場合でも速やかに帰宅できるでしょう。
予定を詰め込まない
ソロキャンプを始めて間もない時期は、時間に余裕を持ったスケジュールを立てるのが良いでしょう。
やりたいことが次から次へと出てきてしまいますが、キャンプではテント設営や食事の準備など、作業が盛りだくさんです。
慣れるまでの間は、近くを散策したり、好きな料理を一品だけ作ったりと、軽めの予定にするのがおすすめです。まずは、キャンプ場で時間の流れを把握することを意識しましょう。
特に初めてのキャンプでは、想定以上に撤収に時間がかかります。午前チェックアウトのキャンプ場が多いため、余裕を持ったスケジュールを設定してください。
のんびりする時間を作る
ソロキャンプに慣れるには、のんびりくつろげる時間を確保するのが有効です。
慣れないうちは何かと準備に時間がかかり、一日があっという間に過ぎていきます。それではキャンプの楽しさが半減してしまい、次のキャンプに行く気が失せてしまいます。
キャンプで過ごす時間は何にも代え難い癒しとなります。ぜひ特別な思い出になるよう、のんびり過ごす時間を作ってみてください。
以下の記事で、ソロキャンプ初心者向けにキャンプ場での流れについて紹介しています。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。