ルアーケースについて
ルアーケースは素材やサイズ、機能などに応じていろいろな種類があります。まず、ルアーケースの種類について見ていきましょう。
素材はハードケースとソフトケースの2つ
ルアーケースは大別するとハードケースとソフトケースに分けられます。
ハードケースはポリプロピレンなどをはじめとして、プラスチック系の素材が多いです。数は少ないですが、アルミニウム製など金属製のルアーケースも作られています。
ソフトケースは一見、文具のファスナーケースやクッションケースに似たような外見をしています。中はウレタンなどで作られたシートが入っていて、そこに針をひっかけてルアーを収納できます。素材はナイロン、EVA、PVC(ポリ塩化ビニル)などです。
収納するルアーの種別に適したケース
ルアーケースはルアーの種別ごとにいろいろなケースが販売されています。たとえばエギケース、ワームケース、ジグケース、スピナーベイトケースといった具合に、ルアーのジャンルごとにケースがあります。
水洗いできるものとできないもの
ルアーケースを選ぶ際に重要なポイントのひとつとなっているのが、水洗いできるかどうか、という点です。水洗いできるルアーケースはルアーケース内に穴が開いていて、ルアーが入ったまま水洗いができます。
ハードケース、ソフトケースのどちらにも水洗いできるケースが販売されています。
ルアーを入れたまま水洗いができるので便利です。ルアーケースを選ぶ際は水洗いの可否について忘れずにチェックするようにしましょう。
防水機能ありのケース
水洗い機能とは逆に、防水ができるケースというのも各種販売されています。水気をしっかりとガードすることによって、ルアーのフックなど各部分が錆びることを防ぎます。
一般的な大きさはポケットサイズのもの
ルアーケースの大きさは商品によってさまざまです。一般的なサイズは上着やベストのポケットに入る程度の大きさ。具体的には横20cm~25cm、縦10cm~15cm程度のサイズのものがとても多くなっています。
ルアーケースの選び方
ルアーケースにはさまざまな種類がありますが、選び方にもコツがあります。こちらでは各ケースの選び方について説明していきます。
服のポケットに収納できるか否かで選ぶ
川や湖、海辺などで水の中に立ち込んでルアーフィッシングをする場合、ポケットにルアーケースを入れて常時携帯する必要があります。
そのため、釣りの際に着ているジャケットや、ベストのポケットに入るサイズのルアーケースを選ばないといけません。
収納性のよさで選ぶ
リバーシブルタイプのルアーケースならば、通常の2倍のルアーを収納できます。
多少分厚くなり重くなる場合もありますが、ひとつのケースにたくさんのルアーを収納できるので、収納量を求める人におすすめです。
仕切りの数で選ぶ
ルアーケースの種類によっては、仕切りなどがほとんどないものもあります。そういったものは中身がごちゃごちゃしてしまい、ルアーを取り出すのが大変です。
特別な事情がなければ、ある程度仕切りのあるルアーケースを選ぶようにしましょう。
ハードケースかソフトケースかで選ぶ
ハードケースの場合、強くしっかりしているという点で優れています。また、ソフトケースであれば、軽さや薄さという点で優れていることが多いです。
釣りの目的や用途に応じて、ハード・ソフトのどちらかを選択するとよいでしょう。
収納するルアーの種別によって選ぶ
ミノーやメタルジグのような一般的なルアーを使う場合は、普通のケースでもまったく問題はありません。
それに対し、エギ用のケースなどはソフトケースのものが比較的多いです。スピナーベイトのような特殊な形状のルアーの場合も、専用のソフトケースが多数販売されています。
また、ワームの場合は普通のルアーケースに入れているとワームがケースにくっついてしまったり、溶けてしまうことがあります。そのため、ワームケースを選ぶ際はこういった作用を防ぐ、ワームプルーフ加工されたものを選ぶとよいでしょう。
100円ショップのルアーケースはどうなのか
ダイソーやセリアなどの、100円ショップ(100均)でもルアーケースが販売されています。しかし、その実態はどうなのでしょうか。以下で見ていきましょう。
ダイソーのルアーケース
ダイソーの場合、価格が100円に限定されないのでセリアと比較すれば種類も多く、性能や機能の面でもとくに問題ないものが販売されています。
ただ安いだけではなく、仕切り板を自分で自由にカスタマイズできる点もダイソーのルアーケースの魅力。また低価格商品でありながら、水抜き穴もしっかりと付いています。
セリアのルアーケース
セリアのルアーケースは価格が100円ということもあって、仕切りのないものか、あっても仕切りの数が少ない商品がほとんどです。
しかし、価格の安さは魅力的なので、突然ルアーケースが必要となった場合などにとりあえず使ってみるのにはよいでしょう。
ルアーケースは有名メーカーでも1,000円以下が多く、小さいものは200円程度で買える場合もあります。
価格にこだわりたい人やルアーケースを多めに購入する人などは、100円ショップのルアーケースも選択肢に入れてみてください。
おすすめのルアーケース5選
釣り用ルアーケースのおすすめを紹介します。
メイホウ(MEIHO) リバーシブル140クリア
こちらは価格や機能性という点で魅力的な人気商品です。ルアーケースの人気ブランド・メイホウの商品でありながら低価格。コンパクトサイズながらリバーシブルなため、たくさんのルアーを収納できる点が人気の理由となっています。
サイズ | 205×145×40mm |
素材 | ポリプロピレン |
水洗いの可否 | 水洗い可能(水切り穴あり) |
アブガルシア(AbuGarcia)ルアーケース
世界的な釣具メーカー・アブガルシアの人気商品です。機能性もよく、しゃれた外見も人気の理由となっています。
サイズ | 200×126×36mm(そのほか各サイズあり) |
素材 | ポリプロピレン |
水洗いの可否 | 水洗い可能(水切り穴あり) |
メイホウ(MEIHO) バーサスSFC800 ワームケース
こちらのワームケースはワームプルーフ加工されているので、ワームの変形が気になる人も安心。有名メーカーの商品でありながら価格が安い点も魅力的です。
サイズ(Sサイズ) | 外寸/138×77×31mm |
素材 | ポリプロピレン |
シマノ(SHIMANO) セフィアエギホルダー BP-221S
ワレットタイプのソフトケースで、半透明なのでエギを識別しやすいです。底の部分がメッシュになっているので、水抜きも簡単にできます。エギが取り出しやすいスポンジ仕様となっています。
サイズ | 外寸/45×250×180mm(そのほか各サイズあり) |
素材 | ポリプロピレン |
そのほか | 水抜き穴あり(底部メッシュ仕様) |
メイホウ(MEIHO) ウォーターガード#800
防水用のルアーケースは普通のルアーケースよりも価格が高くなることが多いですが、こちらのケースは低価格ながらしっかりと防水してくれます。
高品質シリコンパッキンを使用して、水滴の侵入を防いでいます。
サイズ | 205×145×60mm(その他各サイズあり) |
本体素材 | ポリプロピレン |
水洗いの可否 | 水抜き穴なし・防水・防滴仕様 |
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。