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2月27・28日にロッテアライリゾートにて行われた、FREERIDE WORLD QUALIFIER3*の密着取材第2弾。前回の大会前日編では雪上セーフティーワークショップやライダーズミーティングについてお伝えしました。今回は大会当日の模様についてお伝えします。

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FREERIDE WORLD QUALIFIER3* in ロッテアライリゾート

取材2日目:2月28日(大会当日)

タイムスケジュール

8:00~ 選手集合・フェイスチェック(場所:ヴィレッジステーション)
9:00~ 競技開始 ※競技時間は斜面コンディションによる
15:30~ メールにてリザルト発表
16:00~ 3位入賞者フォトセッション (場所:ヴィレッジステーション)※1位~3位までの入賞者のみで行います

カテゴリー:FREERIDE WORLD QUALIFIER***(スリースター)
開催地:ロッテアライリゾート

 

8:00〜 選手集合・フェイスチェック

天気にも恵まれ、快晴のもと大会当日を迎えました。
8時前から選手たちが続々と、集合場所であるゴンドラ乗り場のヴィレッジステーションに集まってきました。

前日のライダーズミーティングは新型コロナウィルス感染防止の観点からオンラインでの開催だったため、選手たちはこの場で顔合わせ。
顔なじみの仲間・ときにはライバル、久しぶりに会うスタッフたちとの再会。

そこからスタートエリアへとゴンドラに乗り込みます。

TOYO TIRES FWT

ゴンドラ乗り場にはコース案内が書かれていて、難易度がひと目でわかります。
ロッテアライリゾートではアバランチフォーキャスターという雪崩の安全管理を行う業務をする役職があり、スキーエリアの安全を守っています。

スキー場の中でありながらも、山そのままの地形をいかしたバーンをより自然に近い形で安全に楽しめるようにきちんと管理されています。

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ゴンドラの中間駅である六本木ステーションで一度下車し、小毛無リフトへ乗り継ぎ、降り立ったところは妙高平野を一望できる絶景。迂回路を通り会場となるマムシへ向かいます。

フェイスチェック

TOYO TIRES FWT

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TOYO TIRES FWT当日、大会バーンへ滑って雪のコンディションを確認することや、どのようなラインで滑るか、実際コース内に入ってチェックをすることはできません。

フェイスチェックと呼ばれるコースのチェックは、ゆっくり滑り降りながらスタート地点や大会バーンのサイドにある尾根沿い・フィニッシュエリア近くから確認します。

TOYO TIRES FWT

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どのようなライン取りをするか・どこでエアやトリックを決めるのか、地形を読み取らなければなりません。

TOYO TIRES FWT

スタートゲートからスタートし、斜面への入り口となるドロップポイントはA・B・Cの3ヶ所あり、どのポイントからドロップインしてもOK。

フェイスチェック時に、どのポイントからスタートしてフィニッシュラインを目指すのかもチェックします。

 

9:00〜 競技開始

TOYO TIRES FWT
今回の大会は、スキー・スノーボード各カテゴリー男女合わせて総勢70名が参加。
バーンコンディションにより女子選手からのスタートとなりました。

TOYO TIRES FWT
スタートゲートにてスターターにどのポイントからドロップインするか伝えてからのスタート。
ドロップポイントにより、それぞれ滑り降りてくるラインも大きく変わります。

TOYO TIRES FWTTOYO TIRES FWT
ドロップインの時点で大きなエアやトリックを決める選手など、周囲からも大きな歓声が上がり、盛り上がりを見せます。

TOYO TIRES FWT
スタートポイントからフィニッシュエリアまでの標高差はおよそ720m。

前日のライダーズミーティングでも伝えられたように、バーンコンディションは前々日までの晴天による気温上昇により水分を多く含んだ雪面。その上にいくつものラインが残っており、さらにその上には15cmほどの重たい新雪。

当日も午前中の曇り空から午後にかけての晴天で、時間が進むにつれて雪質が大きく変化し、スタートエリアとフィニッシュエリアでも標高差により状況が異なるという難しいコンディションでした。

無事にフィニッシュした選手からは、「フィニッシュまで長かった~。疲れた~。」などと雪面が荒れている部分もあり難しいコンディションだったことが、ジャッジエリア周辺で観戦していた取材班にも聞こえてきました。

 

15:30〜 リザルト発表

順位の発表も新型コロナウィルス感染防止の観点から、メールでの発表となりました。
今回は気の知れた仲間や一緒に来ている選手同士など小さなグループで、それぞれの場所でメールが来るのを楽しみに待ち、発表を見て盛り上がりました。
本来ならばここで選手一同が会場に集まり、より盛り上がる場面ではありますが、状況に応じた楽しみ方・盛り上がり方でのリザルト発表となりました。

来シーズンこそは、みんなでゆっくりと交流を持てる場が作れる世界になりますように。

男子スキー
1位 Hoshino Koga
2位 Sasaki Gen
3位 Fujii Masaori

男子スノーボード
1位 Igarashi Rei
2位 Hoshi Hiroki
3位 Itou Naoki

女子スキー
1位 Kawabata Kaede
2位 Graf Salzmann Isabel
3位 Izawa Reika

女子スノーボード
1位 Sato Aya
2位 Kitahara Ayumi
3位 Kato Sayaka

 

16:00〜 3位入賞者フォトセッション

TOYO TIRES FWT
男子スキー

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男子スノーボード

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女子スキー

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女子スノーボード

各カテゴリー(男子スキー・男子スノーボード・女子スキー・女子スノーボード)上位3名のみ、朝の集合場所でもあったヴィレッジステーションにてフォトセッション(表彰式)が行われました。

FWQ上位大会でもあった本大会は賞金もあり、1位 50,000円・2位 30,000円・3位 10,000円が贈られました。(大会により賞金額の違いあり)

授与後は表彰台でのフォトセッション。こじんまりとしたフォトセッションとなってしまいましたが、上位選手たちの滑りは盛り上がりをみせ圧巻でした。

天候にも恵まれ、ロッテアライリゾートにて行われたFREERIDE WORLD QUALIFIER3*は終了しました。

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TOYO TIRES FWT
FWT JAPAN SERIES公式サイト公式サイト

今回は大会当日の様子についてお伝えしました。大会中はライバルである選手同士も、迫力あるエアやトリックが繰り出されると大きな歓声で讃え合う。オリンピック効果かゲレンデも賑わいをみせています。自然と共に楽しむこのスポーツがより盛り上がり、FWQへの認知度・参加者も増えることを楽しみにしています。次回は大会を支える人たちについてお伝えします。

ライター

Yoco

山岳部出身の父のもとに生まれ、自然を相手に楽しむ事が日常的な幼少期を過ごす。学生時代は雪なし県ザウス育ちの環境で競技スキーに没頭し、気がつけばアウトドアスポーツ業界での勤務歴は20年程に。ギアやカルチャーに対する興味は尽きることなくスキー&スノーボード、バックカントリー、登山、SUP、キャンプなど野外での活動がライフワークとなりマルチに活躍中。最近ではスケートボードや映像制作にも奮闘中。