花粉の散布量は年々増加?対策が急務!
毎年春が近付くと気になるのが、その年の花粉の飛散情報です。アウトドアを楽しみたいけど、花粉症でせっかくの春を楽しめないという方も多いかもしれませんね。
なぜ日本人はここまで花粉に苦しめられるのでしょうか。
スギ花粉は年々増えている?
じつはスギ花粉の散布量は年々増加していて、ここ40年ほど増加の一途をたどっています。これは過去の拡大造林政策によって植えられたスギが伐採されなくなり、老木になっても残されているため。
近年では気温によって、空が曇るほどの花粉に覆われる地域もあるほどです。
スギ花粉が終わると、次はヒノキ花粉のピークが始まります。花粉症患者は、春あいだの2ヶ月間ほどは、鼻水や目の痒みなど、つらい症状に悩まされることになるのです。
国もさまざまな対策を講じていますが、花粉の散布量は高いままで、まだまだ憂鬱な春はつづきそうです。花粉症の方は、本当にげんなりする情報ですね。
適切な対策でアウトドアを楽しもう!
アウトドアファンがつらいのは、鼻水や目の痒みだけではありません。なにより、せっかくの春の陽気のなかで、外遊びができないというつらさがありますよね。
アウトドア派のみなさんにとって、せっかく暖かくなる時期に遊びに行けないということは、相当なストレスになる気持ちも痛いほどわかります。
ピークのときはさすがに自粛するとしても、ピーク前と後くらいは遊びに行きたいという方もいるかと思います。
そこで、せっかくのアウトドアシーズンを無駄にせず、なるべく快適に過ごせるように、花粉症対策を万全にしてアウトドアを楽しむ方法を解説します。
花粉症対策の基本は天気や気温のチェック
出かける予定を立てるときは、まずは天気や気温をチェックしましょう。下記に当てはまるような日は、花粉飛散量が多いので要注意です。
- 晴れて、気温がグッと上がる日
- 空気が乾燥していて風が強い日
- 雨上がりの翌日や、気温の高い日が数日続いたあと
花粉の多い日はなるべく外出を控えるのが賢明です。最近では、天気予報で花粉情報を紹介してくれる番組もおおくなりました。
仕事は休むわけにはいきませんが、遊びに行く予定ならずらすこともできますよね。かなり花粉が多そうだなという日は、無理して遊びに行かず、延期することをおすすめします。
花粉を体内に取り込まないための装備をしっかりと
花粉症の症状を抑えるためには、できるだけ体内に花粉を入れないことが大切です。花粉が少ない日であっても、以下のような対策をすることが重要です。
- マスクを着用する。
- ワセリンを鼻の穴に塗って花粉をキャッチする。
- 目元カバーがついたメガネを着けて花粉が目に入るのを防ぐ。
- 帽子をかぶったり、髪を短く束ねる。
- 外出から戻ったらシャワーしたり着替えをして花粉を体から取り除く。
アウトドアに限らず、これらの対策でかなり症状は軽減されます。家に入る前に衣類に付いた花粉を払い落とし、家のなかに花粉を持ち込まないのも大事ですね。
薬を服用した上で対策すれば、より効果を実感できるでしょう。最近は市販薬にも良く効く薬がありますが、種類がたくさんあるので、自分に合うものを見つけるのが大変なこともおおいです。
やはり病院で処方箋を出してもらうほうが安心ですし、薬代も安く済みますので、まずは耳鼻科へご相談を。
アウトドアでのおすすめ花粉症対策グッズ
いくら花粉が少ない日でも、外に出れば道路に残った花粉や、人の衣服についた花粉で花粉症の症状が出てしまうこともあります。
そもそも花粉を体に入れなければ、症状はかなり緩和されます。というわけで、花粉症対策グッズでとくにおすすめの商品をピックアップしてみました。
一部は筆者も実際に試したので、レビューもあわせてご紹介します。
イハダ アレルスクリーン 花粉吸着防止スプレー
顔や髪にスプレーするだけで、イオンの力で花粉やPM2.5までもブロックしてくれる優れもの。天然温泉水配合で肌にやさしく、メイクの上からも使えます。
口コミでも、シューッとスプレーするだけで、目の痒みや鼻のグズグズなどの症状が抑えられると大好評。筆者も知人に勧められて使ってみましたが、目の痒みなどの症状が緩和されるのを実感しました。
これを使用した上にマスクをすれば、花粉の吸い込みをかなり防げますね。
ピッタマスク
最近は気軽に写真を撮るようになったこともあって、映えないマスクは敬遠されがちです。そこでおすすめなのが、色が選べるピッタマスクです。
ネイビーやグレー、ライトグレーなどのラインナップがあり、女性用ならピンクやベージュもあり大人気。ポーラスフィルター技術で花粉を99%カットし、やわらかなウレタン素材でフィット感も抜群です。
通気性も高く蒸れが少ないので、活発に動くアウトドアシーンはもちろん、暖かくなってきた時期のイネ花粉に悩まされる方にもバッチリです。
花粉対策メガネ Zoff AIR VISOR
普通のメガネのようなデザインで、違和感なくかけられる花粉対策用のメガネです。普段使いしても違和感のないデザインながら、花粉をしっかり防いでくれます。
Zoff AIR VISORは、マスクを併用しても曇りにくい防曇レンズが標準搭載されていますが、活発に動くアウトドアでは曇り止めをしておくとより安心です。
ソフト99のくもり止めクロスは優れもので、メガネをきれいにしつつ曇り止めコーティングでき、さらに何度も使えるのでおすすめです。
ノースフェイス ゴアテックスハット
花粉の吸引を防止するには、つばの広い帽子をかぶるのも効果的です。花粉が付着しやすいコットンやウールは避け、ナイロンなどの素材を選びましょう。
ゴアテックスを使用したナイロン素材のノースフェイスのハットは、大きなつばが花粉を避けてくれて、通気性も十分。
デザインもかっこいいので、花粉の時期以外でも活躍しそうですね。
コンバース マウンテンパーカー
帽子と同じく、花粉が衣服に付かないように、ジャケットもナイロンやポリエステル素材が好ましいですね。
手持ちのハードシェルでもいいですが、コンバースの花粉の付着を抑える機能を備えたジャケットはとくオススメ。春先の山の肌寒さから体を守る保温性もあります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。