資源を再利用する方法として注目されている「アップサイクル」。物を捨てずに新しい価値を見出す取り組みが、さまざまな分野で広がりを見せています。環境にやさしいおしゃれが楽しめる、アップサイクルのバッグをご紹介しますね。

アップサイクルのバッグってどんなもの?

アップサイクル バッグ

アップサイクルとは、捨てられるはずだった廃棄物を利用して、新たな製品を作り出すこと。素材の特徴を活かして、より価値のあるものに生まれ変わらせる取り組みです。

アップサイクルで再生される製品には多種ありますが、バッグもそのひとつ。たとえば、ハギレや消防ホース、車のパーツなど、さまざまな素材から作られています。素材の特徴がそのまま残っているアップサイクルのバッグは、1点1点違った味わいが楽しめるのも魅力です。

アップサイクルについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

環境保護に欠かせない「アップサイクル」とは?関連用語も合わせて解説します

アップサイクルバッグを作る企業の取り組み

アップサイクル バッグ

アップサイクルのバッグを作る企業の取り組みを紹介します。航空・自動車・飲食など、さまざまな業界でアップサイクルバッグが作られていますよ。

全日空(ANA)

作業着の古着を活用したアップサイクルのバッグを作っています。整備士の提案を参考に、ポケットやロゴをそのまま活かしたデザインが人気です。

航空機の安全を守る整備士にとって、作業着は日々の業務を支える特別なもの。整備士たちの想いが詰まった作業着が、ひとつひとつ丁寧な手作業でよみがえりました。

クラウドファンディングで始まった期間限定のプロジェクトでしたが、販売開始後は予想を上回る人気ぶりに。年に3回、定期的に販売されるようになりました。毎回すぐに売り切れてしまう人気商品なので、気になる方は販売の予定をチェックしておくのがおすすめです!

参考:WonderFLY「ANAアップサイクルプロジェクト

SUBARU

自動車メーカーのSUBARUは、豊田合成とコラボレーションしたRe-S(リース)と呼ばれるブランド製品を開発。製造過程で出たエアバッグや、ハンドルの端材を利用したエコバッグが注目を集めています。

安全性能に優れた素材は、丈夫で、水や熱に強いことが特徴。持ち手部分には反射材も付いています。自動車メーカーらしい、機能性と安全性を兼ね揃えたアップサイクルのエコバッグです。

参考:SUBARU×Re-S アップサイクル マルシェバッグ

スターバックス

「THE NEW DENIM PROJECT」の一環として、アップサイクルバッグを販売しています。

「THE NEW DENIM PROJECT」は、コーヒーの産地・グアテマテラで回収した布をアップサイクルする取り組み。製造過程で出た落ち綿は、コーヒーの肥料としても利用されています。バッグを購入することで、より持続可能なコーヒーの生産に貢献できますよ。

バッグはスターバックスの紙袋のSサイズを基準にして作られており、幅は約22cm、高さは約27cm。マチは約12cmで収納力があり、買い物に使いやすいのが魅力です。

参考:スターバックス アップサイクルコットン ショッパーバッグ デニムブルー S

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Greenfield編集部

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