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釣りをするとき、あると便利な釣り用ロッドケース。しかしいざ購入するとなると、いろいろな種類があって戸惑いがちですね。そこで今回は、釣り用ロッドケースを購入する際の選び方やおすすめを紹介します。

釣り用ロッドケースとは

釣り ロッドケース

釣り用のロッドケースとは、釣竿収納専用として作られた竿ケースです。用途に応じていろいろなロッドケースが販売されています。

ここではロッドケースの種類について、素材や収納の形態別に紹介します。

ロッドケースを素材で分類する

ロッドケースは素材別に分類するとハード、セミハード、ソフトの3種類に大別できます。

ハードケース

ハードケースは名前の通り、固い素材で作られているケース。衝撃に強く、竿を安全にキープするという意味では、もっとも信頼度の高いケースです。

しかしその分、価格が高く重量がほかのケースよりもかさむといった点もあります。ハードケースの素材としては以下のようなものがあります。

  • プラスチック
  • ABS樹脂
  • ポリカーボネート
  • 高密度ポリエチレン
  • アルミニウム

セミハードケース

セミハードケースは、ハードケースとソフトケースの両方の特徴をいいとこどりしたようなケースです。ハードケースよりも重量が軽く、ソフトケースよりも丈夫で竿を保護してくれる、といった点で人気があります。

セミハードケースは以下のような素材から作られています。

  • PVC(ポリ塩化ビニル)
  • ポリエステル

ソフトケース

ソフトケースは昔から一般的によく使用されてきたロッドケースです。価格が安く軽量ですが、強い衝撃を受けた場合には、竿が破損する可能性が高いというリスクがあります。

ソフトケースでよく使われる素材は以下のようなものがあります。

  • ナイロン
  • ポリエステル
  • PVC
  • ニット

ロッドケースを収納形態で分類する

ひとくちにロッドケースといっても、収納の形態によっていくつもの種類があります。こちらではそれらのなかで主要なものを説明していきます。

1本収納か複数本収納か

通常、ロッドケースといえば、複数の竿を収納できるものが多いです。しかしなかには1本のみ収納するタイプのものもあります。とくにニット製のものは1本だけ収納といったものがよく目に付きます。

ただしニット製のものはロッドケースというより竿袋といったタイプのものが多いです。

リールインタイプ

ロッドケースの下の部分が膨らんでいて、ロッドにリールを装着したままケースに収納できるリールインタイプのロッドケースも人気があります。

これならば釣りの荷物がつひとにまとめられるので便利ですが、何らかの衝撃があったときにリールがほかのリールや竿とぶつかって破損する危険性もあります。

そのため、最近のリールインケースではリールを保護するカバーが備わっているものも多くなってきました。また、小物類が収納できるポケット付きのロッドケースもあります。

可変(伸縮可能)タイプ

ロッドケースのなかには、サイズを変えられる可変式のものもあります。山道を歩く渓流釣りや電車釣行の場合に、可変式のロッドケースが重宝することがあります。

また、幅広いジャンルの釣りを楽しんでいる人ならば、ジャンルによって釣竿のサイズは異なるので、そういう方にも可変式ロッドケースは使いやすいです。

 

釣行のスタイルによって選ぶのがポイント

釣り ロッドケース

ロッドケースは大きめのものを買っておけば、大は小を兼ねるのでいろいろな竿が収納できます。しかし、釣行のスタイルによっては、大きいものは邪魔になるなど、使い勝手が悪くなる可能性も。

そこで、釣行のスタイル別に、適したロッドケースの選び方について紹介します。

宅急便を利用しての釣行の場合

遠方に釣りに行く場合、飛行機にロッドケースを担ぎ込むよりも、現地まで宅急便で送ってしまったほうが便利なことがよくあります。その場合、万一の事故に備えてハードケースで送った方が何かと安全です。

車釣行の場合

車釣行であれば特段の事情がない限り、どんなケースであってもとくに問題はありません。

電車釣行の場合

電車釣行の場合、あまりにも大きなケースだと邪魔になって周辺の乗客とトラブルになる可能性もあります。また、あまりにも重いケースの場合、持ち運びだけで疲れ果ててしまうことも。

そのため、なるべくコンパクトで軽いロッドケースを選んでおいた方が無難です。

自転車釣行の場合

自転車専用のロッドケースというものも販売されています。どちらかといえばハードケースよりもソフトケースの方が自転車釣行では担ぎやすいでしょう。

おすすめのロッドケース6選

釣り ロッドケース

これよりロッドケースの種類別におすすめの商品を紹介していきます。

ハード製品のおすすめ:シマノ(SHIMANO) ロッドケース

シマノ「TOUGH&WASHカーボンブラックRC-072H」はABS素材を用いた頑丈なハードロッドケース。磯釣りや渓流釣りなど、竿を破損しやすい厳しい環境での釣りでも、安心して持ち運ぶことができます。

重量は2kgとやや重いので、長時間歩くような釣りには向きませんが、1カ所に腰を据えて行う釣りにぴったりでしょう。

素材 ABS成型+(内側)EVA成型
サイズ (約)10×12.5×130cm
シマノ(SHIMANO) ロッドケース TOUGH&WASH
シマノ(SHIMANO) ロッドケース TOUGH&WASH

セミハード製品のおすすめ:アブガルシア(Abu Garcia) ロッドケース

アブガルシアの製品は、格安のものも多く人気がありますが、そのなかでもこちらのセミハードケースはとても人気のある一品です。

人気の理由は、低価格に加えてスタイリッシュで安っぽさを感じないデザイン、そして機能的にも問題なく利用できる点などがあげられます。

素材 ポリエステル100%
サイズ 110cm~170cm
スタイル: 6’6″の場合(約)110cm x 10cm x 8cm(仕舞寸法105cmまで)
アブガルシア(Abu Garcia) ロッドケース セミハード
アブガルシア(Abu Garcia) ロッドケース

ソフト製品のおすすめ:ダイワ(DAIWA)SLロッドケース

こちらも有名メーカーの製品ながら、手頃な価格と安定した品質が評価されて、人気の商品となっています。内部保護クッションやロッド固定ベルトなど竿の破損を防ぐ機能が標準装備されています。

素材 ナイロン
サイズ 55cm~173cmまで各種商品あり
本体外寸(cm):(約)9×8×55〜(約)9×8×173まで
ダイワ(DAIWA) SLロッドケース
ダイワ(DAIWA) SLロッドケース

1本収納のおすすめ:アブガルシア(AbuGarcia)ライトゲームロッドケース

こちらのロッドケースも洒落たデザインと求めやすい価格が受けて、とても人気のある商品です。

ソフトケースで基本的には2ピースロッドが1本収納可能な商品ですが、ガイドの小さい竿などはうまくやれば2本収納できるため、そういった使い方をしている人もいるそう。

また、リールを装着したまま竿ロッドースにしまうこともできます。しかし一般的なリールインケースとは違い、リールの部分はケースの外に露出した形となるので注意が必要です。

とくに自転車やバイクを利用した方々や、バス釣り師にも人気があります。

素材 600×600デニール ポリエステルオックスフォード(裏面PVCコーティング)
サイズ 6.2-6.8ft 2pcs用
長さ(約)115cm、幅(約)9cm、最大仕舞寸法(約)110cm
アブガルシア(Abu Garcia) ライトゲームロッドケース
アブガルシア(Abu Garcia) ライトゲームロッドケース

リールインのおすすめ:SHIMANO(シマノ)ロッドケースロッドケースリールイン

こちらのケースはセミハードタイプで、リールを装着したまま収納できるケースです。

ソフトケースならばもう少し価格の安いものもいろいろとありますが、竿の保護ということを考えた際、こういったセミハードのリールインケースをひとつ持っていると、いざというときに何かと心強いです。

素材 ポリエステル
サイズ サイズ:125R
内寸(cm):(約)9×13×125
ポケットサイズ(cm):(約)4.5×22×81
SHIMANO(シマノ) ロッドケース リールイン
SHIMANO(シマノ) ロッドケース リールイン

可変(伸縮可能)のおすすめ:アブガルシアセミハードパックロッドケース

伸縮可能なロッドケースは110cm〜200cm程度といった大きなサイズのものが多いのですが、こちらは55cm〜90cmまで伸縮可能という手頃なサイズが人気です。

渓流竿や仕舞寸法が短いタイプのへら竿、コンパクト仕様の投げ竿ならばこのケースにじゅうぶん収まります。セミハードタイプなので竿を保護する機能もあり、とくにバイク釣行や電車釣行の方に好評です。

素材 ポリエステル100%
サイズ 長さ(約)55〜95cm
最大仕舞寸法(約)90cm
アブガルシア セミハードパックロッドケース
アブガルシア セミハードパックロッドケース
ロッドケース購入に際しては、いきなり釣具店に行って予備知識もなく購入するよりも、今回説明したようなロッドケースについての基礎知識を、しっかりと身につけてから購入に向かったほうが、あとで後悔する可能性が少ない買い物ができます。自分の釣りスタイルに合ったロッドケースを時間をかけて検討してから、購入するようにしましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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