縦走登山は日帰り登山以上に事前に準備することはたくさんありますが、計画的に準備をすることができれば実現できるはずです。女子一人でも自分のレベルにあったコース選びと、危険に合わないための事前準備さえしっかりすれば、きっと楽しい山旅ができるでしょう。これから行く山のことを想像しながら準備段階から楽しんでいきましょう!
憧れの縦走登山!女子一人で行く山旅に向けて ~その1・はじめの一歩~
Greenfield
北アルプスや南アルプス、八ヶ岳などは2〜3000m級の山々が連なり、数日間縦走しないと行くことができないところもたくさんあります。そこには標高の高い山ならではの美しい景色が広がり、登山者を魅了してやまないエリアでもあります。山好き女子にとっても憧れの山ではないでしょうか。けれど縦走一人登山となるとハードルが高いと思ってしまいがちですよね。日帰りだったら一人でもへっちゃらだけど女子一人の縦走登山って大丈夫?宿泊場所や持ち物など、女子ならではの不安もあるでしょう。そこで、日帰り登山では飽き足らないけれど縦走登山するのを思いとどまっている、山大好き女子たちに向けて、女子一人で縦走登山をするために知っておきたい予備知識と準備についてまとめてみました。まずは一番初めに押さえておきたい予備知識と準備からスタートし、その後順を追って山での食事のことや宿泊場所についてなど、女子目線でまとめていきたいと思います。
自分のスケジュールと経験値に合わせた山、コースを選ぼう
縦走するにあたって自分が確保できる日数と、自分の体力・スキルに見合ったコースを選びましょう。
八ヶ岳や北アルプスでも初心者コースから上級者コースまであり様々です。
まずは情報収集をし、自分のレベルにあったコースかどうかしっかりと見定めてから決定しましょう。
どうしても憧れの山に行きたいという思いが先行してしまうかもしれませんが、その山は自分の実力で行くことが可能かどうか、無理のない日程かどうか、時期的に難しくないかなど、よく見定めることが大切です。
山岳地図を手に入れ、念入りに計画を立てよう!
行くエリアが決まったら、山岳地図を手に入れましょう。
数日間歩くことを想定したうえで、1日の行動距離を無理のないように考えていきます。
程よい距離感に水場や休憩ポイント、宿泊する山小屋やテント場があるかどうか確認していきましょう。
危険箇所やザレ場、鎖場、渡渉箇所などもチェックしておきましょう。
地図に線を引っぱったりポイントに印をつけておくといいでしょう。
初めのうちはコースタイムや水場、山小屋などが記載され情報が充実している山岳地図を積極的に利用することをオススメします。
最近はスマートフォンアプリで地図をダウンロードし、GPS機能を使いながら現在地とルートを確認することもできます。
読図に不安のある方はアプリを併用してみるのもいいと思いますが、その際も紙の地図とコンパスは必ず携行しアプリに頼り切らないように気をつけましょう。
また、国土地理院が提供している1/25000の地図は手軽に手に入りもっともシンプルなので、自分の縦走スタイルができてきたらこちらの地図で作図にトライしてみてもいいかもしれません。
縦走登山に慣れてくると手元にある地図を眺めながら次に行く山についてきっと思いを馳せてしまうでしょう。
地図読みが苦手な女子も克服の可能性は十分にアリです!
道具の準備は大丈夫?不備はないか点検は念入りに!
縦走登山となると日帰りとは違い必要な道具が増えていきます。
行く場所・時期・期間・食事や宿泊の手段によって持っていくものは大幅に違ってきます。
自分が縦走登山をする条件を踏まえ、持っていくものを検討していきましょう。
チェックリストを作って確認していけば忘れ物のリスクを減らすことができるのでオススメです。
そして道具の故障や不備がないかも併せてチェックしていきましょう。
例えば、寝袋が破けていた、ガスコンロの火が点かない、ヘッドライトの電池が切れてしまった、など、登山中のトラブルは苦痛と不安の元となってしまうばかりか、シチュエーションによっては命に関わってくることもあるでしょう。
ソロでの登山はすべての行いが自己責任です。
危険回避できるよう、念には念を入れての準備をすることで不安を取り除いていきましょう。
天気予報は大丈夫?念のための雨対策を!
さっきまではあんなに晴れていたのに急に曇って雨が降り出してしまった・・・など、山の天候は崩れやすいので日帰り登山でも雨具を携行すると思いますが、縦走登山では雨具は必須の持ち物です。
雨の中でも行動することのできるレインジャケットとレインパンツを持って行くことをオススメします。
そしてザックの中の防水も非常に重要です。
衣類や寝袋など濡れたら困るものは裸の状態では入れずにドライバッグを利用しましょう。
大雨に降られてしまってザックがびしょ濡れになってもドライバッグに入れておけば濡れる心配はありません。
その他、ザックカバーや泥除けのゲイターを利用するなどの雨対策もあるので自分にあった方法をチョイスしてみましょう。
また、日程をずらせないからといって雨の予報であることを知っていながらの計画は避けたいものです。
連日雨の中歩くのは楽しくないうえ疲労度も増し、足元が悪い中、集中力も低下するので事故発生率は増すでしょう。
場所によっては川の増水や土砂崩れの危険もあるので悪天候での山行はできるだけ避けましょう。
こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
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