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山小屋を利用しての縦走登山に慣れてくるとテント泊の人が目について、かっこいいな、いつかは自分も挑戦したいな、と思う女子も中にはいるでしょう。テント泊であれば山小屋に泊まる以上に気兼ねなく行動することができ、より自由度があるので山での楽しみ方も大幅に広がっていくでしょう。でもテント泊ってどうやればいい?何を持っていけばいいの?女子一人でもできるの?挑戦しようと思ったらいろいろ分からないことや不安なことなどの壁にぶつかるでしょう。テント泊は山を歩くことに加えて「山で生活をする」という要素も加わってくるので単純に登山をする以上に知っておきたいことがたくさんあります。テント泊に興味があるけど分からないことがたくさんあってどうしよう!そんな女子に向けて、一つずつ解決していきたいと思います。まずは基本的なことをまとめてみました。
 

テント場と水場は要チェック!

テント泊では山小屋泊と同じようにルート確認をしっかりとしましょう。そして、ルート上にあるテント場・水場の確認をしておくことが大切です。

完全自炊をするのであればなおのこと、水がとても重要となってきます。

宿泊予定のテント場で水を補給できるとしても、テント場までたどり着けない可能性も十分にあるので飲み水+余分の水を持っていたいものです。

お昼に調理をするならその分の水も確保する必要があるかもしれません。しかし途中に水場があるとわかっていればそこまで1日に必要な全ての水を持って歩く必要は無くなるでしょう。

テント泊はテントや食料など山小屋泊に比べて大幅に荷物が増えるので、数日間歩くことを考えても極力荷物を軽くし、体力温存をしていきたいものです。

しかし水は命に関わるものなので多くあるに越したことはないとも言えます。持って歩く量は慎重に考えましょう。

また、テント場にたどり着けなかった場合のために野営ができそうなポイントと、工程がズレ込んでしまった場合の宿泊場所の確認をしておくといいでしょう。

 

早め早めの行動を!

季節にもよりますが、山は日の出前から明るくなり、日が沈んでから暗くなるのはあっという間です。

テント泊だけでなく登山すべてにおいて言えることですが、早め早めの行動を心がけましょう。

女子一人での山行はなおのこと、暗くなってからの山歩きは避けたいものです。

見知っている登山道であっても暗いと全く別の場所と感じるくらい分からなくなってしまいます。心細く、不安感が募るでしょう。

また、テント場には明るいうちに到着しましょう。テント泊が山小屋泊と決定的に違うことはテントを張るということです。

テント場に着いてから自分でテントを張らなければならないので余裕をもって到着することをオススメします。

到着してからゆっくり休憩する時間があると心にも余裕ができ、テント泊がより過ごしやすくなるでしょう。

テント場にたどり着けなかったら・・・

思わぬアクシデントや思ったよりも遠かった・・・など、宿泊予定のテント場にたどり着けないことも十分にあるでしょう。

そんな時は分かった段階で早めに諦めて、手前の宿泊場所で宿泊をするか、野営する場所を明るいうちに決めましょう。

暗闇の中歩いてもテント場にたどり着けない状況は本当に辛いものです。

必ずテント場にたどり着かなきゃ、と自分を縛りすぎず、テントを持っているのだからどこにでも寝れる!ぐらいの気持ちの余裕を持って、いざとなったら野営をすることを考えてみましょう。

ただし、野営は植生を保護しているような自然保護区ですることはできません。また、登山道を塞ぐような場所にテントを張らないように気をつけましょう。

熊などの野生動物が多くいる山でもテントを張る場所には注意が必要です。

 

テント場のいろいろ

多くのテント場は山小屋を運営している人が管理しています。したがって有料の場所がほとんどですが、山小屋泊に比べて安く泊まれるので、長期間の縦走でも費用を安く済ませることができるのもテント泊の良い点でしょう。

水は有料の場合もありますが、自由に汲むことができる場所も多くあります。

北アルプスなど標高が高く水が限られている山小屋でも、登山者に対して水を無償で分けてくれる山小屋は本当にありがたいものです。

他の登山者も利用できるよう、自分が必要な分だけいただきましょう。

トイレもまた同様に、管理しているものなので有料の場合があります。無人の募金箱のようなものが設置されているので感謝の気持ちをもってチャリンと投入し、気持ちよく使わせてもらいましょう。

また、テント場によってテントサイトが砂利でボコボコだったり、地面が斜めっていたり、湿地帯だったり、風が強かったりと必ずしも過ごしいい場所とは限りません。

地面をならしたり、テントの張り方を工夫したり、試行錯誤して過ごしよくしていくこともテント泊の面白さです。

旅の中で実験を重ねていくのも楽しいものです。主婦の知恵ならぬ山女子の知恵でテント泊を楽しく過ごしてみましょう!

 
テント泊は山小屋泊に比べて自分で考えて行動しなければならないことばかりで、辛く感じてしまうシチュエーションもあるかもしれません。けれど、喜びや感動、楽しさも山小屋泊以上に感じられるのではないでしょうか。もちろん、筋力や運動能力など男子ほどない女子にとって、テントを担いで縦走すること自体なかなか大変なことでもあります。自分の能力に見合わない無謀なテント泊や無理することは禁物ですが、ルートの選び方や荷物を軽くする工夫によって、無理をせず楽しく縦走することもできるはずです。長期間の場合は山小屋を併用するのも無理のない過ごし方としておすすめです。また、女子だからこそできるテント泊の楽しみ方もきっとあると思います。女子ならではの工夫を盛り込んだテント泊縦走、あなたもやってみませんか?

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。