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ソロキャンプそのものだけでもじゅうぶん楽しいのですが、プラスαの楽しみかたはないだろうか?というかたへ、マス釣りソロキャンプの魅力をお伝えしたいと思います。これからソロキャンプを予定しているかたは参考にしてください。

ソロキャンプで源流マス釣りを楽しむ

マス釣り キャンプ

日本には一級河川、二級河川、三級河川あわせて3万5485本もの川があります。それらの川に流れ込む支流は数えきれないほどあり、それぞれが源流を持っています。

そのため、日本には源流が無数にあるといっても過言ではありません。源流は手つかずの自然が残っていて環境がすごくいいのでソロキャンプに最適なのです。

また、日本の多くの河川の源流地帯には、イワナやアマゴ、ヤマメといったさまざまなマスの仲間が生息しています。

せっかく源流でキャンプをするのですから、釣りをとおして豊かな自然の恩恵を体験してみましょう。マスが釣れても釣れなくてもワクワクするはずです。

ソロキャンプで源流マス釣りをする際の注意点

源流部一帯は水源地帯にあたるため、ゴミなどは必ず持ち帰るのがマナー。焚火などをする場合には、燃えかすや灰なども必ず持ち帰るようにしてください。撤収するときには焚火の痕跡を残さないようにしましょう。

また、自分がだした排泄物なども持ち帰って処分するようにしましょう。携帯型トイレを持っていき、持ち帰るようにすると水源を汚染することなくソロキャンプを楽しむことができます。

キャンパー1人ひとりがきちんとマナーを守ることが大切です。

 

マス釣りにはテンカラ手法がおすすめ

マス釣り キャンプ

テンカラとは日本に古くから伝わる伝統的な釣りです。もっとも大きな特徴は虫に似せた疑似餌(毛針)を使用することで、竿と釣り糸と毛針というとてもシンプルな仕掛けが人気をあつめています。

シンプルでありながらとても奥が深いところが魅力。イギリスのフライフィッシングと似ていますが、テンカラ釣りの場合はリールを使用しません。

テンカラの仕掛けはシンプルでかさばらないため、ソロキャンプに携帯しやすいという利点があります。毛針を使用するため生きた餌を持ち歩く必要がありません。

ただし、源流部のマスは警戒心が強いため、初心者にはなかなか釣れませんが、経験を積んでいくうちに感覚がわかるようになるので、そこもテンカラ釣りのおもしろさです。

さらに経験をつむことで、どの場所でどの毛針を使ったらよく釣れるのかなどもわかるようになります。沢にあわせて毛針を手作りする釣り人もいるようです。

釣りに使用した道具と仕掛け

マス釣り キャンプ

準備する道具とテンカラ釣りの仕掛けについて解説していきます。

【準備する道具】

  • 釣り竿
  • ライン(オレンジ色の太い糸)
  • ハリス(ラインと毛針を結ぶ細い糸)
  • 毛針
  • 網(あればで可、なくてもかまいません)

ダイワ(DAIWA) 渓流竿 テンカラ キット 36 釣り竿

キットになってそろっているのですぐにテンカラ釣りができます。

ダイワ(DAIWA) 渓流竿 テンカラ キット
ダイワ(DAIWA) 渓流竿 テンカラ キット

仕掛けの結びかた「二重投げ縄結び」

テンカラ釣りは、釣竿、ライン、ハリス、毛針というわずか4つのパーツで構成されたシンプルな仕掛けです。それぞれのパーツは「二重投げ縄結び」というひとつの結びかたでつなぎます。

竿先のリリアンと呼ばれる部分にラインを結び、ラインに毛針のついたハリスを結びつけるだけで、すぐ釣りができます。

以下でロープをつかってわかりやすく説明します。 実際はラインやハリスでこの作業を行ってください。

マス釣り キャンプ

①左に輪(毛針に結ぶ場合は左の輪を毛針の穴に通しておく)をつくり1回

②2回まわして2つの輪をつくる

③2つの輪に糸の端をとおす

マス釣り キャンプ

④結び目をしぼり

マス釣り キャンプ⑤輪をしぼり黒いロープ(リリアン・ライン・毛針)とこのように接続する

マスを釣る時のコツ

マス釣り キャンプ

テンカラ釣りには餌がいりません。虫に似せた毛針が餌の代わりです。ここでは釣りスポットの選びかたなど釣る時のコツについて説明します。

釣る時のコツ①水が勢いよく流れ落ちるスポットがねらい目

水が勢いよく流れ落ちて白い泡がたっている「落ち込み」と呼ばれるスポットがねらい目です。餌となる虫は上流から流れてくるので、ちょうど「落ち込み」スポットに毛針がいくようにラインを投げます。

釣る時のコツ② 毛針を生きた虫のように操る

毛針を生きた虫のように操ることが釣りの成果につながります。ラインと呼ばれる太い糸の先にハリスという毛針につながる細い糸を結びつけているので、細いハリスだけが水につかるように投げます。

ラインが水に浸かると毛針が不自然な動きをするのと、太いラインが目立つためマスに見破られてしまいます。広い場所で何度も投げて練習すると上達するのが早くなります。

釣る時のコツ③あたりがきてから一呼吸おいてあわせる

あたりとは、マスが毛針に触れた状態のことで、ラインを見ていたら小刻みな動きをするのでわかります。あわせというのは、竿をぐいっと引き上げて釣り針をマスにくいこませる動作です。

マスが毛針を食ってからひと呼吸おいてあわせるようにしましょう。

 

釣った魚のおいしい食べかた

おいしい食べかた①塩焼き

いちばんオーソドックスでおいしい食べかたは、串に刺して焼くだけの塩焼きです。マスを串に刺して塩を全体にまんべんなくふりかけ、尾ひれには強めの塩をまぶします。マスに塩がまわるまで30分ほどおいてから焼きます。炎からすこし離して焼くと遠赤外線効果で中まで火が通りやすくなります。

おいしい食べかた②唐揚げ

スキレットなどに油を熱してマスに片栗粉をまぶして揚げます。ご飯のおかずにもビールのおつまみにもなる簡単な調理法です。

おいしい食べかた③炊き込みご飯

釣ったマスの内蔵を取り除き、飯ごうの研いだお米の上にのせて、酒、醤油を少々加え、分量のメモリまで水を入れて炊きます。

日本には一級河川、二級河川、三級河川あわせて3万5485本もの川があります。それらの川に流れ込む支流は数えきれないほどあり、それぞれが源流を持っています。今回紹介したテンカラ釣りは「二重投げ縄結び」を理解しておくだけで仕掛けがつくれます。源流でのソロキャンプでぜひマス釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。