初心者にもおすすめのサビキ釣りの基本
女性や子連れファミリーでもかんたんに楽しめる「サビキ釣り」。手軽に始めることができるので、釣り初心者にも人気です。
サビキ釣りとは、コマセ(エサ)を入れたかごにいくつかの疑似餌針をつなげ、かごから漏れ出るコマセで魚を集めて、疑似餌針で釣り上げる釣りのこと。
コマセに使うアミエビを餌にする魚はすべてターゲットになりますので、季節に応じてアジやイワシ、サヨリなど、いろいろな魚が釣れます。
大きな群れが回ってくれば、針を落とすだけで次々に釣れる事もあり、お子様からベテランまで人気の釣法です。
基本的なやり方、流れは以下の通り。
- 小魚が多く居着いている堤防などをポイントに選ぶ
- とにかくコマセ(エサ)を撒いて魚を自分の足元に寄せる。
- コマセの漂う海中に擬似餌のついた針を落とし魚を誘う。
- 餌と間違えて食いついた魚をそっと釣り上げる。
とても単純ですよね。
シンプルで分かりやすい釣りではありますが、じつは何年も釣りをしているベテランでもまったく釣れない時もあるという奥の深い釣りでもあるのです。
サビキ釣りは時間と場所が重要!
誰にでも始めやすいサビキ釣りですが、しっかりと基本のポイントは押さえましょう。
ポイント①サビキ釣りにおすすめの場所
「釣り人の多い漁港」や「各地の釣り公園」など有名ポイントがおすすめです。
人が多いと釣れない気がしますが、サビキ釣りは「撒いたエサに集まってきた魚を釣る」という釣法なので、多くの釣り人がたくさんエサを撒いてくれた方が釣りやすいからです。
ポイント②おすすめの時間帯
サビキ釣りは手軽な釣りなのであまり時間にとらわれる必要はありませんが、こだわって釣りをされるのであれば、おすすめの時間があります。
- 潮の流れが止まる干潮、満潮以外の時間
- 日の出前後の早朝、日の入り前後の夕方(朝まずめ、夕まずめ)
この時間は魚たちの食事時間なので、釣果を重視するのであれば、早起きして「朝まずめ」から、釣りを始めてみましょう。
サビキ釣りを成功に導くおすすめの道具
サビキ釣りには高価な道具は必要ありません。
すでに道具がある方は流用することができると思いますが、これから揃えようという方に基本の道具、おすすめグッズをご紹介します。
サビキ釣りおすすめ道具:釣り竿
まず、なくてはならないものが釣竿。磯竿が長さもあり軽くて扱いやすいのでおすすめ。
長い竿の場合、警戒心が強くて近くまで寄らない魚も釣る事ができます。
もっと安いものもありますが、ダイワなど有名メーカーから販売されている入門用であれば、軽くて丈夫で長持ちしますからおすすめです。
ダイワ(DAIWA) 磯・波止釣りロッド リバティクラブ磯風
釣り竿に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
サビキでファミリーフィッシング!仕掛け別おすすめサビキ釣り竿10選
サビキ釣りおすすめ道具:リール
特別高価なものは必要ありません。
こちらのリールはソルト対応。海水など塩分に強く、これから釣りを始める方にはいろいろな釣りで活用できるのでひとつ持っておくといいでしょう。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 17 ワールドスピンCF
サビキ釣りおすすめ道具:仕掛け
ここでいう仕掛けとは、針、糸、重りなどをあらかじめ組み立てて、セット販売している商品の事です。
自分で針や重りなどを結んで「仕掛け」を作るのも楽しいものですが、まずはプロが作った既製品の仕掛けを使って釣り自体を楽しみましょう!
こちらのかんたんサビキ釣りセットは、コマセカゴもセットになっているので、竿にリールをセットしてこの仕掛けを結ぶだけで釣りをスタートできます。手間がはぶけて、釣りに集中できるのも嬉しいポイントです。
ハヤブサ コンパクトロッド かんたんサビキ釣りセット ピンク HA177 SS
サビキ釣りおすすめ道具:エサ
サビキ釣りのエサは断然、「アミエビ」。お好み焼きなどに乗っている“アレ”です。
小さなエビの様ですが、じつはエビの仲間ではなく、プランクトンの一種で、釣り餌屋さんや釣具店でブロック状冷凍した物が500円くらいで販売されています。
最近は、チューブ状の物やねり餌の様な物も販売されていますが、釣果を重視するなら冷凍のあみエビを購入するのがおすすめです。
釣れない時はコレ!使えるアイテムをご紹介
どうしても釣れない…。そんな時に使って欲しいアイテムをチェックしていきましょう。
使えるアイテム:トリック仕掛け
「魚はいるのにぜんぜん針に掛からない…。」サビキ釣りをしているとそんな日もあります。
いわゆる「魚がスレている」という状態なんですが、そんな日に効果絶大なのがこちらの仕掛け。
サビキ釣りは通常はカゴにエサを入れてばらまき、針にはエサは付けませんが、こちらの針はしっかりとエサを付けることができる仕様になっています。
擬似餌にはスレて無反応の魚も、本物のアミエビが付いたこの針にはどんどん食いついてくれるはずです。
Marufuji(マルフジ) P-560 トリックエース 朱塗 5号
使えるアイテム:スピードエサ付け器
でも、そうは言っても小さな針に小さなあみエビを1つ1つ付けるのは苦行ですよね。
そこでご紹介するのがこちら、第一精工のスピードバケツ。
バケツに「エサ付け器」という機構が内蔵されていて、仕掛けを通すとあみエビが自動的に針に刺さるようになっています。
餌付け器はほかにも色々なタイプがあるので、すでにバケツがある方は餌付け器単体タイプが良いかもしれませんね。
第一精工 釣りバケツ スピードバケツ ミニ
初心者でも大丈夫!サビキ釣りのコツをおさらい
もう一度まとめていきますが、サビキ釣りのコツはたった以下の3つで
- 魚がいるポイントに行く。
- 自分の前に魚を集める。
- スレていたら針にエサを付ける。
もともと魚影が濃いポイントに行く
1つ目のコツは、当たり前かもしれませんが大事な事、「もともと魚影が濃いポイントに行く」です。
磯で鯛を釣ったりする時は、他の釣り人がいないポイントで一匹の魚をじっくり狙う事もありますが、サビキ釣りはたくさん魚がいるポイントでないと釣りになりません。
たくさんの魚がいるポイントとは、たくさんの釣り人がサビキ釣りをしてエサを撒いたポイントです。まずはたくさんの釣り人がいる、近くの人気スポットに足を運びましょう。
自分の前に魚を集める
2つ目のコツが「自分の前に魚を集める」です。
隣の人は釣れるのに自分は釣れない…。そんな体験をしたことはありませんか?これは隣の人の前には魚がいて、あなたの前には魚がいないということです。
そんな時は、かごにエサを入れるだけではなく、自分の前にしっかりとコマセを撒きましょう。これだけで魚をおびき寄せることができます。
もったいないと思わずに撒き餌をして魚を呼び寄せる事が大切です。
食いが悪ければ針にえさを付ける
3つ目のコツが「食いが悪ければ針にえさを付ける」です。
サビキ釣りは針にエサを付けません。それは付けなくても釣れるから付けない事が基本になっているだけです。
でも、釣れない時は付けましょう。驚くほどの効果がでることもよくあります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。