和琴半島湖畔キャンプ場の魅力とレビュー
和琴半島湖畔キャンプ場は、弟子屈町(てしかがちょう)にある屈斜路湖畔のキャンプ場です。
札幌から遠く秘境感あふれる場所ですが、週末には混雑必至の人気キャンプ場。
道東住まいの筆者も、数年に一度訪れるお気に入りのキャンプ場です。
サイトから拝める絶景
多くのアウトドアファンが和琴半島湖畔キャンプ場に足しげく通う理由は、なんといっても四季折々の絶景が望めることでしょう。
10歩も歩けば水面に届くほどの距離にサイトがあるので、どこにテントを建てても絶景のレイクビューが楽しめます。
再度訪問するまで数年間が空いても、変わらない風景が出迎えてくれます。
利用可能時間の長さ
和琴半島湖畔キャンプ場は、チェックイン8:00から、チェックアウトは翌日14:00までと長めに滞在できます。
昼過ぎまで拠点を構えられるなら、周辺の観光地もめぐる余裕もできますし、屈斜路湖を利用したカヌーなどのアクティビティも十分楽しめますね。
買出しなどちょっとした移動にも時間がかかる場所なので、時間に余裕があるのはうれしいポイントです。
和琴半島湖畔キャンプ場利用の心得
和琴半島湖畔キャンプ場は素晴らしいキャンプ場ですが、それなりに注意点もあります。
あらかじめ準備しておくことで対応できるポイントもあるので、筆者が感じた和琴半島湖畔キャンプ場を利用する際の心得をご案内します。
混雑時の駐車場に注意
サイトへの車両の乗り入れは、通常バイクのみ可能です。
基本的に自動車は駐車場にとめておくことになりますが、GWなどの繁盛期には日帰り客も含めて駐車場もいっぱいになってしまうシーンも見られます。
駐車場からサイトまでも未舗装で少々距離があるので、荷物が多い場合はなるべく早めに着いておいた方が安心です。
焚き火のマナー厳守
和琴半島湖畔キャンプ場には、薪の販売がありません。
過去にマナー違反が多く見られたようで、なるべく焚き火は避けてほしいそうです。
禁止ではないので焚き火自体は可能ですが、管理人さんに迷惑をかけないよう、細心の注意を払って行うようにしましょう。
買出しは前もって十分に
屈斜路湖周辺は森で、山裾には畑が広がっています。
商店街などは近くになく、15kmほど田舎道を走ってJR摩周駅周辺に行かなければお店はありません。
自炊にこだわりたい方は前もって道中に、もしくは明るいうちにJR摩周駅周辺まで足を伸ばして食材を確保しておくといいでしょう。
米や軽食などは管理棟でも販売しています。
周辺のおすすめポイント
屈斜路湖周辺には自然の景色だけでなく、観光としてもおすすめのスポットがあります。
せっかく道東まで足を運んだら、ぜひ立ち寄りたい観光スポットを厳選してご紹介します。
砂湯
屈斜路湖周辺は北海道有数の温泉が豊富なエリアです。
温浴施設はもちろんおすすめですが、なんと自分で温泉を掘り当てることができる場所もあります。
それが、屈斜路湖畔の砂湯と呼ばれる場所。
湖畔の砂浜をちょっと掘るだけでも、じんわりと暖かい温泉が染み出てきます。
入浴するまで掘るのはなかなか大変ですが、レジャーとしてはとても楽しいスポットです。
三香温泉
屈斜路湖周辺の温泉はどこもとても気持ちいいのですが、中でも筆者が愛する温泉が三香温泉です。
建屋は独特の風貌で、初見だと一瞬戸惑ってしまいますが、入り口で飼い犬がまったりお出迎えしてくれます。
浴場も独特で、洗い場も含めて露天風呂のみ。
しかし、じわりと温まる泉質はいつまでも入っていたくなる気持ちよさで、従業員の方の雰囲気もあわさって、とてもゆっくりできます。
日帰り入浴は大人400円、子供300円とお手ごろで、地元民からも愛されている秘境温泉です。
■アクセス
北海道川上郡弟子屈町屈斜路391−15
弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民俗資料館
屈斜路湖には古くからアイヌ民族が住んでいて、名前の由来もアイヌ語のクッチャラから来ています。
アイヌ文化を広く知ってもらうために作られたのが、屈斜路コタンアイヌ民俗資料館で、当時生活に使われていたものがびっしりと展示されています。
ちなみに日本一過酷なスタンプラリーとも言われるゴールデンカムイスタンプラリーのチェックポイントでもあるので、興味のある方はぜひ。
■アクセス
北海道川上郡弟子屈町字屈斜路市街1条通14
弟子屈ラーメン総本店
北海道と言えば札幌、函館、旭川など各地にあるラーメンですが、弟子屈町にも有名ラーメン店があります。
その名も町からそのまま取った「弟子屈」で、いまや札幌や福岡などにも支店を持つ人気ラーメン店です。
総本店はいまも弟子屈町にあり、札幌で食べられるとわかっていてても和琴半島湖畔キャンプ場に訪れたときには寄ってしまう美味しさです。
■アクセス
北海道川上郡弟子屈町摩周1丁目1−18
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。