ウィンドサーフィンの始め方
ウィンドサーフィンが全く初めての方は、初心者スクールを受講することをおすすめします。
自分で調べながら手探りで始めるのは大変です。
少なくとも初めの2〜3回は経験者から指導を受け、基礎的な操作と安全対策について身に着けるのがよいでしょう。
体験スクールを受講する
ウィンドサーフィンができる海岸の近くには、多くのウィンドサーフィンショップがあり、初心者向けスクールを開講しています。
道具やウェットスーツなどもレンタルできるため、手軽に始められます。
スクールでは波に揺られにくく安定している大きなボードと、扱いやすい小さなセイルなどスクール専用の道具を使うため、初めての人がウィンドサーフィンに乗る感覚をつかむのに最適です。
大抵のスクールがショップを併設しているため、道具の購入の相談や道具を置いておく艇庫を借りる相談などもできるでしょう。
知り合いに教えてもらう
身近にウィンドサーフィンの経験者がいれば、試しに一緒に海へ行ってウィンドサーフィンに乗せてもらうのもいいでしょう。
受講料もかかりませんし、気兼ねなく気になることを質問できます。
ただ、ウィンドサーファーでも教えるのが上手とは限らず、初心者用の道具を持っているケースも少ないので、一番初めは専門のスクールを受講する方が上達が早いでしょう。
スクールに何度か通って知り合いをつくり、自分の道具を手に入れた後は経験者から教わりながら上手くなっていくというのが最も一般的な始め方です。
長年ウィンドサーフィンをしている人は道具もたくさん揃えているので、使わなくなった道具を安く譲ってもらえることもあるかもしれません。
体験前に知っておきたいポイント
実際にウィンドサーフィンをする前に、注意しておきたいポイントをご紹介します。
ウィンドサーフィンは自然が相手のスポーツなので、良くも悪くも天気の影響を強くうけます。
初めてのウィンドサーフィンをいい思い出にするために、服装の準備と天気予報のチェックは怠らないようにしましょう。
服装
夏場でも、風が強くなると急に寒くなるので基本的にはウェットスーツを着ることをおすすめします。
ウェットスーツは、ほとんどのスクールでレンタルすることができます。
水着だけで海に入る場合は、日焼け防止のために薄手のTシャツかラッシュガードを用意しておきましょう。
あわせて、日焼けを防ぎたい方は帽子を被るのもおすすめです。
スクールを受ける場合は、ショップに事前に相談してみましょう。
春秋や冬場で気温や水温の低いときは、ウェットスーツより保温効果の高いセミドライスーツを着用することが多いです。
必要に応じて、防寒用のゴム素材のブーツをはく場合もあります。
天気
必ず事前にその日一日の天気予報を確認しましょう。
風向が海風(海から陸に向けて吹く風/オンショア)で、風速1~4m/sのコンディションが、ウィンドサーフィンデビューに最適です。
夏場で一日中晴れている日であれば、午前中は風が弱く、地表が温められる午後から海風がそよそよと吹いてくるという天気になる場合が多いため、最適なコンディションと言えるでしょう。
逆に朝から陸風(陸から海に向かって吹く風/オフショア)が吹き荒れていたり、沖合を低気圧の通過が予想されているような予報の場合は海に出るのは避けましょう。
コンディションの良い日を選んで始めることで、ウィンドサーフィンを楽しみ風に乗る感覚を掴むことが、上達への一番の近道かもしれません。
都内近郊ウィンドサーフィン体験のおすすめスポット
鎌倉・材木座海岸
遠浅になっており、波が高くないので初心者にとって安心できるのが材木座海岸です。
地元のウィンドサーファーや大学生の練習の場にもなっているため、1年中たくさんのウィンドサーファーで賑わっています。
鎌倉駅から徒歩20分(バスで10分)ほどと都心からのアクセスも良く、初心者スクールや艇庫も多いため、これからウィンドサーフィンを始める方におすすめの海岸です。
江ノ島東浜
江ノ島の向かい側にある海岸です。材木座海岸同様、多くのウィンドサーフィンスクールがあります。
江ノ島が砂州で陸地とつながっているため、特に東浜は湾状になっており潮の流れや波が少なく初心者にとっても練習しやすい環境になっています。
何といっても、江ノ島の目の前で富士山を臨みながらのウィンドサーフィンは最高です!
近隣には江ノ島や水族館など観光スポットも盛りだくさんです。
三浦海岸・津久井浜
2017年の5月、ウィンドサーフィンワールドカップの会場になった三浦海岸。
ワールドカップ会場に選ばれただけあって、一年中安定して吹く風に定評があります。
砂浜と並行に風が吹く(サイドショア)ことが多く、練習しやすいコンディションが多い海岸と言えます。
最寄りは京急「津久井浜駅」です。
千葉・検見川の浜
稲毛海浜公園の前に位置する全長1,200mの海水浴場で、レクリエーションを目的とした人工海浜としては国内初のもの。
隣にはヨットハーバーもあります。
遠浅の砂浜が延々と続き、海水浴だけでなく、ウィンドサーフィンやカイトボーディングなど、マリンスポーツのメッカにもなっていて、多くのスクールもここで行なわれています。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。