【最大勾配64% 】イタリア・ヴァルキアヴェンナ・スキー場のカナローネコース

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【最大勾配64% 】イタリア・ヴァルキアヴェンナ・スキー場のカナローネコース 出典 skiforum

ヴァルキアヴェンナ・スキー場には、イタリア国内からだけでなく、ヨーロッパ中のスキーヤーやスノーボーダーが集まってきます。スキー場は初級者から上級者までが楽しめるさまざまなコースやスノーパークがありますが、その中でもっとも人気があるのが最大勾配64%という、オフピステコースであるカナローネです。ここではカナローネコースの魅力について説明しましょう。

ヨーロッパでも有数の急勾配を誇るカナローネコースとは?

 

カナローネコースは、ヨーロッパのオフピステの中で2番目に難しいコースと言われています。

ちなみに1番目はフランスのクールシュベルにあるグラン・クロワーで最高勾配80%、平均勾配55%という、とてつもなく急勾配のゲレンデです。

カナローネコースは、2,948mのヴァルキアヴェンナスキー場でも2番目に高い山であるピッツォグルッペッラ山の山頂の2,887mから1,940mまで標高差950mを滑り降りるコースです。

 

 

カナローネコースは、カモッシコースと最初と最後の部分は並行していて、途中一部が難易度が特に高い、幅が極端に狭い大きな岩の間を滑り降ります。

カナローネが人気の理由は、難しいコースへ挑戦したい人が多いというのもありますが、その素晴らしい景観も理由の1つです。

山頂から滑り降りるので、アルプスの美しい山々など絶景のパノラマを楽し見ながら滑ることができます。

また標高が高いので雪が降ったばかりの時のパウダースノーは最高です。

また3,000m近い部分なので、木々もなくとにかく広いゲレンデを自由に滑ることができ、カナローネの長さ3kmという、ロングラン滑走を楽しめます。

 

 

Canaloneコースの最大の難関はゲレンデ外で圧雪していないこと

 

カナローネコースは、最大勾配64%という急斜面を滑ることができます。

64%の斜面と言うのは、上から見るとかなり急な斜面です。でも、カナローネの最大の難関は実はこの勾配ではありません。

1番の難関は、カナローネはオフピステなので圧雪していないということです。

圧雪していないので雪が降り続いて新雪が30〜40cm積もると、新雪に深く潜ってしまってターンなども、うまく回りませんし、ヘタにはまってしまうと、抜け出すのも大変です。

またカナローネはコブが多いことでも知られています。

急斜面なので、ずらしながら滑るとその部分が深くけずられて、同じように何人もの人が滑ると、だんだんこのけずられる部分が深くなり、コブが多くなります。

小、中のサイズのコブが至るところにあるので、急斜面は慣れているという人も、このコブが難しいのです。

またオフピステということで、ここを滑るのは全て自己責任です。

途中で降りれなくなっても、誰も助けには来てくれないので、ある程度のテクニックが必要になります。

オフピステなので、雪崩がおきる可能性が少なからずあります。

そのため、エアーバッグのリュックをつけることが、ここを滑走する条件になっていますし、スキー場のサイトやリフトには、その日の雪崩警報について明記してあります。

カナローネに限らず、オフピステを滑る際は、雪崩情報を確認してからすべるようにすることが大切です。

 

 

2mにもおよぶコブが難しい

イタリア・ヴァルキアヴェンナ・スキー場

出典: Skiforum.it

 

オフピステの魅力は、圧雪していないフカフカの自然のままの雪の上を滑ることができることです。

しかしその反面、圧雪してゲレンデを調節していないので、コブができたり、天候、時期などによって雪質がよく変わります。

カナローネも、雪の状態によってコブだらけになったり、暖かくなってくると重い雪になったりします。

カナローネはオフピステなので岩があちこちにあり、その岩を避けてたくさんの人が滑ると、このコブが場合によっては、2mにも及ぶことがあります。

ここをうまく滑ることができなくて、30分以上かかってしまったりという話も、よく聞きます。

ここのコブを制覇できれば、どんなコブも滑ることができるとも言えますが、コブが苦手な場合、カナローネに挑戦するのはかなりリスクがあるかもしれません。

 

 

まとめ

最大勾配64%と聞くと、アドレナリンが放出されるというスリル好きも多いのではないでしょうか?オフピステのカナローネは、天候や季節によっても状況が変わるので、圧雪されていつも同じような状態で滑れるゲレンデとは趣が異なります。しかし、毎回状態が変わるからこそ、オフピステ好きにはたまらない場所であり、ヨーロッパ中から挑戦しにやってくる人が耐えないのです。もしイタリアでスキーをする機会があったら、ぜひ勾配64%に挑戦してみて下さい。

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