【雪中キャンプ前】テントの乾燥対策2つ
雪中キャンプをはじめる前から、乾燥対策ができます。雪中キャンプ前にできるテントの乾燥対策を2つ紹介します。
①乾きやすい素材のテントを選ぶ
雪中キャンプでは、乾きやすい素材のテントを選ぶことをおすすめします。テントは素材によって、乾くスピードが異なるからです。
素材はさまざまで、特徴も異なります。テントによく使われる素材は、ポリエステルやナイロン、コットンなど。これらの素材の特徴は以下のとおりです。
素材 | 特徴 |
ポリエステル | 比較的、手頃な価格で購入できる |
ナイロン | 軽くて丈夫 |
コットン | 生地が厚くて、肌触りがよい |
素材によってテントの機能が変わるので、目的にあわせて選びましょう。
乾きやすいおすすめの素材「テックスファイバー」
雪中キャンプで利用する場合は、前述の素材よりも乾きやすい、テックスファイバーがおすすめです。テックスファイバーが採用されているテントには、Coleman(コールマン)の「エクスカーションティピーⅡ/325」があります。
テックスファイバーはコットンに近い肌触りが特徴。コットンよりも速乾性に優れているので、スムーズに乾かせます。「コットン生地の肌触りが好きだけど、乾かしやすいテントがよい」という方におすすめです。
乾きやすい素材のテントを使用して、快適に雪中キャンプを楽しみましょう。
②テントに撥水スプレーをかけておく
テントに撥水スプレーをかけておくと、スムーズに乾かせます。撥水スプレーは、水を弾く効果があるからです。
撥水加工が施されているテントでも、時間の経過とともに防水の効果が薄れます。そのため、撥水スプレーで加工を強化しましょう。速乾性に優れた素材のテントでも、撥水加工を施すことで水を弾きやすくなります。
テントにおすすめの撥水スプレー
おすすめの撥水スプレーは、TOKO(トコ)の「撥水加工液 テント&パックプルーフ(500ml)」です。
スイスの生まれの高品質を誇るTOKOが販売する撥水スプレー。撥水性だけでなく耐汚を兼ね備えているため、乾燥と掃除の両方で時間を短縮できるでしょう。
スプレータイプで加工が簡単なうえ、長時間効果が持続します。スムーズにテントを乾燥させたい方は、キャンプ前日までに撥水スプレーをかけておくのがおすすめですよ。
【雪中キャンプの撤収時】テントの乾燥対策2つ
雪中キャンプの撤収時におすすめの、テントの乾燥対策を2つ紹介します。
①テントの水分を拭きとる
撤収時は、テントの水分を拭き取りましょう。ある程度の水分を拭き取れば、帰宅中に乾きやすくなるからです。また、濡れた状態でテントを畳むと、車内が汚れてしまうので、現地で水分を拭き取るのがよいでしょう。
モップを使用すれば、テント上部の水分も拭き取れます。ポールで出入り口を開けながら拭くと、通気性がよくなり、乾きやすいのでおすすめです。
②濡れた道具はじかに重ねない
濡れたテントやキャンプ道具は、じかに重ねないようにしましょう。乾きにくくなるためです。
「車に乗せるときは、どうやって収納するの?」と思われるかもしれませんが、乾燥したタオルを間に挟んで畳みましょう。タオルが水分を吸収してくれるので、テントの乾燥が早くなります。
タオルは濡れても簡単に洗濯できるため、余分に持っていくとよいでしょう。また、設営ベルトなどの乾きにくい道具は、縛らずに解くと乾きやすいですよ。
【雪中キャンプからの帰宅後】テントの乾燥方法3つ
雪中キャンプから帰宅後の、テントの乾燥方法を3つ紹介します。
①ベランダに干す
マンションに住んでいる方や、庭に干すスペースがない方は、ベランダの物干し竿にかけましょう。
「うちのベランダは狭いし、日が当たらない」と思う方もいるでしょう。しかし、室内に放置しておくと、雑菌やカビの繁殖の原因になります。そのため、できる限り外に置いておくのがおすすめです。
黒カビで変色したテントは、もとに戻すのが簡単ではありません。雑菌が繁殖すると、臭いが気になって、キャンプに集中できないこともあります。快適なキャンプを満喫するためにも、帰宅後はすぐにベランダで干しましょう。
②庭に広げる
自宅に庭がある方は、テントを広げて乾燥させましょう。広げて日光に当てれば、早く乾きます。実家や友人の庭を貸してもらえる場合は、お願いするのもよいでしょう。
ただし、公園で乾燥させる場合は注意してください。テントの持ち込みを禁止している公園も少なくないからです。公園を利用する際は、事前にテントの設営が可能か調べましょう。自宅付近にキャンプ場がある方は、乾燥のついでに一泊キャンプを楽しむのもよいですね。
③室内で適切に乾かす
雨の日は屋外で干せないため、浴室乾燥機で乾かすのがよいでしょう。浴室乾燥機がない場合は、室内で乾燥させます。床に広げると濡れることもあるので、椅子や室内物干し竿にかけて、乾燥させるのがおすすめです。
エアコンハンガーは、温風が直接当たるので素早くテントを乾かせます。ただし、テントをエアコンに触れさせないように注意してください。テントに引火すると、火災につながる可能性があります。
使用方法に気をつければ、スムーズにテントを乾かせるでしょう。これから室内物干し竿を購入する方は、検討してみてはいかがでしょうか。
時間がないときは業者に依頼する
「テントを乾かす時間がない」という方は、業者に依頼するのがよいでしょう。ウェブで申し込み、宅配でテントを送るだけで利用できます。おすすめの業者は以下の2社です。
業者名 | 特徴 |
そらのした |
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テントクリーニング.com |
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テントの種類によって値段は異なりますが、相場は5,000円以上です。ただし、乾燥だけではなく、クリーニング料金も含まれます。テントの汚れや臭いが気になっている方は、検討してみてはいかがでしょうか。
コインランドリーでの乾燥はNG?
コインランドリーでテントを乾燥させるのは、おすすめしません。乾燥温度が80℃近いものもあり、テントが傷む可能性があるからです。高温でテントが収縮すれば、セッティングも難しくなるでしょう。
なにより、テントの金具があたって洗濯機が故障すれば、店側にも迷惑をかけてしまいます。場合によっては弁償をする可能性もあるので、コインランドリーでテントを乾燥させるのは控えたほうがよいでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。