アップサイクル商品とは
アップサイクルとは、不用品や廃棄物に価値を高めるような加工をして、新しい製品につくり変えること。ゴミを減らせるだけでなく、限りある資源を有効につかえるのもメリットです。
近年、ゴミ問題は深刻で、資源の枯渇も心配されています。そのため、世界中で多くの企業がアップサイクルへの取り組みをおこなっていますよ。
以下の記事でアップサイクルについてくわしく説明しているので、参考にしてみてくださいね。
「環境保護に欠かせない「アップサイクル」とは？関連用語も合わせて解説します」
【ファッション】アップサイクル商品でおしゃれに磨きをかけよう！
アウトドアでつかえるファッションアイテムのなかから、アップサイクル商品をピックアップして紹介します。
①KEEN「ハウザー ハーベスト サンダル」
廃棄されるばずだった、車のレザーシートの端材をアップサイクルしたサンダルです。リサイクル素材も随所に活用されていますよ。
たとえば、レザー部分以外の生地やドローコード、縫製糸にはリサイクルしたペットボトルを使用。フットベッドにはコーヒーを抽出したあとに残る豆かすを、アウトソールにはリサイクルコルクを配合しています。
KEEN（キーン）はアメリカのフットウェアブランドです。アクティブに遊べるのに、タウンユースもOKなファッション性の高いシューズ・サンダルを展開しています。
こちらのサンダルも環境にやさしいだけでなく、デザインもスタイリッシュですよね。やわらかい履き心地で、疲れにくく歩きやすいのも魅力です。中敷きが足裏の形状にあわせて立体的につくられているので、潰れにくく、フィット感が長もちしますよ。
②Cotopaxi「LUZON 24L バックパック DEL DÍA」
他社工場で捨てられた、高品質な残布を集めてつくられたバックパックです。その日に用意できた残布を活用し、大胆な色づかいで、個性豊かに製造されているのが特徴。布の組み合わせ次第で配色が変わるため、世界にひとつだけの商品になります。
Cotopaxi（コトパクシ）はアメリカ発のサステナブルなアウトドアブランドです。タフな環境でもつかえる性能に配慮しつつ、すべての商品に可能な限りリサイクル素材を使用しています。
とくにこのDEL DÍA（ディル ディア）シリーズのLUZON（ルソン）は、軽量性と機能性を追求したモデル。軽いのにポケットが豊富で、多機能なのがよいところです。ハイキングやトレッキングなどで荷物が増えがちなときでも、軽量なバックパックで足取り軽く出かけられますよ。
【食品】アップサイクル商品でアウトドアでもヘルシーに！
アウトドアでも手軽に取り入れられる、ヘルシーなアップサイクル食品を紹介します。
③ORYZAE JOY「サラダラテ」
みりんや日本酒を製造する過程で生まれる、酒かすをつかったスムージーです。
独特の深みのある味わいと、まろやかな甘さが特徴。15種類の100％国産野菜パウダーと、オオバコ由来の食物繊維が配合されていて、とてもヘルシーです。大麦若葉に由来する抹茶の風味が加えられ、白砂糖が不使用でも飲みやすくつくられています。
開発したのは「日の出みりん」の醸造元として、約120年の歴史をもつ調味料メーカー。発酵食品を日常生活で手軽に楽しんでほしいという願いが込められています。
お湯に溶かしてホットドリンクとして飲めるだけでなく、牛乳で割るとクリーミーな味わいも楽しめますよ。1杯分が個別包装されているので、持ち歩きに便利です。美と健康の宝庫といわれる発酵食品を、アウトドアでも手軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考：ORYZAE JOY（オリゼージョイ）「サラダラテ」
④ユーグレナ「ベジタブルシート」
規格外野菜とユーグレナをつかって、シート状に加工した健康的なアップサイクル食品です。本来なら捨てられたはずの規格外野菜。味に違いはないのに、形や色がふぞろいなどの理由で廃棄されてしまうため、フードロスの問題にもつながっています。
本商品は農家から買い上げた規格外野菜を活用。石垣島の豊かな自然で育った藻の一種、ユーグレナも配合しています。ユーグレナは人間が必要とする59種の栄養素を豊富に含み、スーパーフードとして注目されている食材です。
味はトマト・にんじん・たまねぎの3種類あり、色のバリエーションが楽しめるのも魅力。おにぎりに海苔のように巻いたり、刻んでサラダに混ぜたりと料理も楽しめそうですね。カップラーメンに入れれば野菜不足を補えますよ。野菜嫌いのお子さんでも食べやすいでしょう。
参考：ユーグレナ「ベジタブルシート」
【グッズ】アップサイクル商品でかわいくバージョンアップ！
資源を有効活用した、おしゃれで便利なアウトドアグッズを紹介します。
⑤山陽製紙「レジャーシート」
電線を巻く際などに使用する、工業用クレープ紙をつかったレジャーシートです。
工業用クレープ紙は、丈夫で水に強く軽い性質があり、機能面で優れた素材。もともと包装に使用されたあとは捨てられていましたが、用途を変えて生まれ変わりました。高性能ながら、通常のレジャーシートと比べて、プラスチックの使用量が約150分の1に抑えられています。
紙製ですが裏面にポリラミネート加工がほどこされ、耐久性があるのもよいところです。水がしみこみにくいため、飲みものをこぼしてもサッと拭きとれば問題ありません。
ほかのレジャーシートにはない色・柄もおしゃれですね。やわらかな紙の風合いで、ナチュラルな感じがアウトドア・シーンにフィットしそうです。
⑥ECORIP「保冷ラウンドバッグ S」
使用済みペットボトルからつくられる、再生繊維をアップサイクルした商品です。軽量で撥水性に優れているのが特徴。保冷・保温機能があるので、お弁当や飲みものなどを持ち運ぶのに便利です。最終縫製まで一貫して日本でおこなわれ、クオリティも重視されています。
手洗いできて、清潔につかえるのもうれしいポイント。サイズやカラーの展開が豊富なのも魅力です。軽いので、キャンプ・BBQ・ピクニック・ジムなどのお供につかいやすいですよ。食品用としてだけでなく、小物入れとしても幅広く活用できます。
⑦ECORIP「コンパクトボトルカバー＆ステンレスボトルのセット」
前述の保冷ラウンドバッグとおそろいで持ちたい、同ブランドのボトルカバーとステンレスボトルのセットです。こちらのカバーも再生繊維をアップサイクルしています。
間口がオープンタイプなので、ボトルをサッと取り出せて便利。専用のステンレスボトル以外にも、直径6.5cm未満のものなら500mlの缶ドリンクなども入れられますよ。
ループにカラビナをつければ、腰やバッグに下げられます。手軽に持ち運べるため、アウトドア・アクティビティでの使用はもちろん、通勤・通学時の水分補給にも活躍しそうですね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。
