地産地消によるSDGsへの取り組み事例3選

sdgs 地産地消

地産地消によるSDGsへの取り組みは、さまざまな場で行われています。実際にどんな取り組みがあるのかご紹介しましょう。

①株式会社グリーンズ|地産地消の食材をメニューに導入

運営するホテルで、地元食材を活用した地産地消の朝食メニューを導入しています。全国各地の同社が運営する100以上のホテルで実施中です。

企業目標は、「環境にも人にもやさしいホスピタリティあふれる企業」。それぞれの地域の特産品や、地元食材を使った郷土料理などを取り入れ、地産地消のメニューを工夫しています。地域経済と、サステナブルな生産サイクルの発展に貢献していますよ。

出典:株式会社グリーンズ「SDGsに貢献 地産地消の取り組み第5弾

②無印良品|道の駅で地元食材を活用

千葉県鴨川市で、複合施設「里のMUJI みんなみの里」をプロデュースしてオープンしました。敷地内には、地元の農家さんが丹精こめてつくった農産物の直売所があり、新鮮な野菜や果物が手に入ります。

インテリアには、鴨川で古くに用いられた農具を使用するなど、地域の特色を上手に活用。地元の食材を使ったカフェも人気で、ナチュラルでおしゃれな雰囲気が魅力です。

「地元の方々に毎日使っていただける場所」がコンセプト。もちろん地域外からくる人でも、おだやかな景色のなか、おいしい食材をゆっくりと楽しめそうな道の駅です。

出典:無印良品「みんなみの里

③岡山県 真庭市|バイオマス発電でエネルギーの地産地消

木材のみを燃料にしたバイオマス発電に力を入れ、エネルギーの地産地消に取り組んでいます。バイオマス発電とは、化石燃料を除く、生物由来の再生可能な資源を利用した発電方法のことです。

真庭市は約8割が森林で、木材の生産・販売が盛んな地。大量に発生する間伐材の有効利用を目指し、2015年に「真庭バイオマス発電所」の運転を開始しました。

その結果、木質エネルギーの自給率が大幅にアップ。また、2050年までにCO2排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ まにわ」を2020年に宣言し、脱炭素のまちづくりの先駆け都市となっています。

出典:岡山県 真庭市「広葉樹の活用による自然エネルギー 100%のまちづくり

 

地産地消のために私たちができること

sdgs 地産地消

地産地消に貢献するために、私たちができることはたくさんあります。たとえば、以下のようなことを実践してみてください。

  • 意識的に地元の食材や製品を購入する。
  • 地産地消を実施している飲食店を利用する。
  • スローフードを取り入れ、地元の伝統的な食文化を体験してみる。

地産地消は日常のちょっとしたことから実践可能です。また、自治体や企業のなかには、さまざまな地産地消への取り組みを行っているところがあります。こうした取り組みに興味をもち、利用できないかチェックするのもよいでしょう。

地産地消とは身近なモノを大切にして、生活に取り入れること。農産物や水産物などの食べ物だけでなく、自然エネルギーの地産地消も注目されています。身近なモノを利用すれば、いろいろな面で環境にやさしく、地域の活性化にも役立つのがメリットです。加えて、世界中で取り組むSDGsに地産地消で貢献できますよ。日々の暮らしのなかで、できることから地産地消を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。