山にレトルト食品をもっていくときの注意点
便利なレトルト食品ですが、登山に持参するときには注意したいこともあります。チェックしておきたいポイントを挙げてみますね。
加熱が必要なものがある
レトルト食品のなかには、必ず加熱して食べることを前提につくられているものがあります。その場合、山ではコッヘルとバーナーをつかって湯せんするのが一般的です。コッヘルはレトルト食品の袋が入る大きさか、事前に確認しておきましょう。
バーナーなどの調理器具がないときは、保温性の高いポットを利用するのも方法です。ポットに熱湯を入れてもっていけば、お湯を沸かす手間が省けます。
加熱の必要がなく、そのまま食べられるレトルト食品もあるので、記載されている調理方法を確認してみてくださいね。これからバーナーを用意したいという方なら、以下の記事もあわせてご覧ください。
水分が多いと重い
水分が多いレトルト食品を選ぶと、重さが気になるかもしれません。荷物に負担がない程度の個数をもっていきましょう。外箱はゴミになるので、中身だけ持参するとよいですよ。
袋が膨らむ場合がある
高い山は気圧が低いので、レトルト食品の袋が膨張する場合があります。山ではポテトチップスなどの袋が膨らむのも気圧の影響です。グループで登山するときは、食料の担当者の負担が大きくなる可能性があるため、レトルト食品は分けてもっていくほうがよいでしょう。
なお、袋が破れるのが心配な方は、ビニール袋に包んでおいてくださいね。
山ごはんにおすすめのレトルト食品8選
山ごはんにおすすめのレトルト食品を8つ紹介します。選ぶポイントは、常温で保存できることです。冷蔵・冷凍用のレトルト食品は、長時間もって歩くことを考えると、山ごはんには向きません。
レトルト食品は開封しなければ長期保存できるため、普段の食事や防災用にも活用できます。常温で保存できるお気に入りのレトルト食品は、家に常備しておくとよいでしょう。
①〆にだし茶漬けも!/丸善「海鮮炊きおでん」
海鮮の旨味がぎゅっと詰まったおでんです。卵や大根などの定番の具材以外に、タラのさつま揚げ・たこ団子・アジのつみれも入っています。つゆがまた絶品なので、ぜひ〆にはごはんにかけて、だし茶漬けも楽しんでくださいね。
おでんなら、肌寒い日も体のなかからポカポカと温まること間違いなし。具材が2個ずつあるため、2人登山のときに選びたいレトルトです。
水やお湯を注ぐだけで食べられるアルファ米もあると便利ですよ。
②ボリューム満点!/江崎グリコ「DONBURI亭 中華丼」
一品で大満足の中華丼です。しいたけやキャベツ、ヤングコーンなどの10種類の具材入りで、さまざまな食感を楽しめます。とろりとコクのあるXO醤のあんが、ごはんと相性ぴったり。焼きそばにかけて食べてもおいしいですよ。
この中華丼シリーズにはいくつかの容量がありますが、こちらは230gともっとも多い量です。山でもがっつり食べたい方なら、ぜひチェックしてみてください。
③お酒好きは見逃せない!/ミート21「宮崎名物 鶏の炭火焼」
お酒と一緒におつまみとしても楽しめる塩味の焼き鳥です。柚子こしょうをかけるとまた格別で、ビールや焼酎との相性が抜群。また、具としてチャーハン・うどん・親子丼・カレーに入れると、具だくさんの一皿ができあがります。
レトルトでも化学調味料や香料、保存料がつかわれていません。自然な旨味が重視されていて、生産者の配慮が感じられますね。お酒好きな方はもちろん、良質なタンパク質をとりたい方も、山に持参して間違いがない一品です。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。