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気候変動をはじめとした環境問題が注目されるなかで、重要なキーワードとなるのがSDGs(エスディージーズ)。自然のなかでキャンプを楽しむためには、美しい環境を保つことが大切です。SDGsの達成に向けて、キャンプでできる取り組みをご紹介します!

そもそもSDGsとは?

SDGs

SDGsとは、2030年までに持続可能な社会を実現するための国際目標のこと。2015年に国連総会で決定されました。日本ではSDGs=Sustainable Development Goalsを直訳して、「持続可能な開発目標」と呼ぶこともあります。

「誰ひとり取り残さない」ことを理念とするSDGs。貧困の解消や気候変動など、グローバル規模での幅広い問題の解決を目指していますよ。

世界中で環境に対する意識が高まるなか、SDGsはこれまでに掲げられてきた開発目標とは段違いに異なります。世界中の人々や企業が、「本気」で取り組む必要があるんです。以下の記事でも、SDGsに向けた企業の取り組みについて紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

こんなところにも!本当は身近なSDGsの取り組み例と生活の中でできること

 

SDGsに貢献!キャンプで簡単にできる7つのこと

自然とじかに触れあえるキャンプだからこそ、環境には配慮して楽しみたいもの。SDGs達成のために、キャンプで簡単にできる取り組みをご紹介します。

①食器は拭いてから、エコな洗剤で洗う

キャンプ場の洗い場のなかには、排水が山や川に垂れ流しになっているところもあります。食器はできるだけキッチンペーパーなどで拭いてから、エコな洗剤で洗うようにしましょう。よほどしつこい油汚れでなければ、お湯で洗うだけで落ちることも多いですよ。

以下の食器用洗剤は、4週間後に約90%が自然に還るとされています。日常で使うだけでなく、キャンプのときも小分けして持参してはいかがでしょうか。

フロッシュ 食器用洗剤 アロエヴェラ 300mL
フロッシュ 食器用洗剤 アロエヴェラ 300mL

②焚き火をする

SDGs

焚き火と聞くと、CO2を放出するイメージがあるかもしれません。でも、樹木はもともとCO2を吸収して成長します。つまり、焚き火で木材を燃やしても、CO2は大気と木との間を循環するため、排出量は増えないとされているんです。

ただし、焚き火をするときは、必ず焚き火台を使用してくださいね。延焼のリスクを抑え、キャンプサイトの地面を傷めることも避けられますよ。

TokyoCamp 折りたたみ 焚き火台
TokyoCamp 折りたたみ 焚き火台

③ゴミを出さない工夫をする

キャンプ場で大量にゴミを出してしまうと、ゴミの処理や輸送に余計な燃料が必要になります。ゴミはできるだけ少ない量を、自宅の近くで回収に出すのがベストです。

新品のキャンプ用品はあらかじめ封を開けて、使える状態にしてからもっていきましょう。また、食材は食べる分だけを自宅で下ごしらえしておくと、キャンプ場で生ごみの量を減らせます。冷凍できる食材は凍らせてクーラーボックスに入れておけば、保冷剤代わりにもなりますよ。

④環境に配慮したキャンプギアを選ぶ

SDGs

環境に配慮したキャンプギアを購入することも、選択肢のひとつです。

たとえば、オーストラリア発のブランドEcoSouLife(エコソウライフ)では、生分解性の素材を使用したテーブルウェアを多く展開しています。生分解性とは、自然界へと循環していく性質をもつもののこと。EcoSouLifeは、天然由来の素材を使っているエコなブランドなんですよ。

また、良質で長く使えるキャンプギアを選ぶことも大切です。100均のキャンプギアも悪くないですが、高価でも長く楽しめるものを購入するほうが、お財布にも環境にも優しいことがありますよね。

以下の記事でも、石の廃材を使用したユニークなキャンプギアをご紹介しています。

石の廃材を活用した今までにないSDGsキャンプギア「足湯 GR-New10」

⑤公共の交通機関を使う

公共の交通機関を使ってキャンプ場に向かえば、自動車に比べて環境負荷を大きく軽減できます。自動車は便利ですが、大量のCO2を排出するのが難点。排気ガスによる植物の枯死や、小動物のロードキル(れき死)といった問題も引き起こします。

とくに、キャンプ場があるような自然豊かな場所だと、自動車の害は無視できないものになりますね。公共の交通機関を使えば、渋滞の心配がない、お酒を飲めるといったメリットも。ソロキャンパーの方も、一度試してみてください!

⑥地元の食材を買ってみる

地域でとれた野菜や魚を買えば、輸送量を減らせるため、CO2の排出を削減することにつながります。キャンプ場の近くの、道の駅や直売所を探して行ってみましょう。

地元の珍しい食材や、低価格の野菜など、思いがけない出会いがあって楽しいですよ!

⑦ゴミを拾って帰る

SDGs

最後にご紹介するのは、「ゴミを拾って帰る」こと。環境への貢献ができるのはもちろんですが、SDGs達成のためには周囲の人たちと協力することも大切です。

SDGsの17のゴールには、「平和と公正をすべての人に」や、「パートナーシップで目標を達成しよう」といったものもあります。できるかぎりでよいので、自分が使った場所の周辺を掃除してみましょう。あとでキャンプ場を使う人への気遣いも、SDGsにつながります。

 

キャンプとSDGsは矛盾しない!

キャンプでは、自然との距離の近さゆえに、ある程度の環境負荷が発生してしまうことは否定できません。

でも、人間が生きていくうえで、自然を利用するのは避けられないこと。見方によっては、都会で大量の電気やガス、お湯を使って生活しているよりも、キャンプはずっとエコだといえるのではないでしょうか。

とくに日本の自然は、適度に人の手が入ることで維持されてきたという側面もあります。自らも自然の一部という実感をもちつつ、環境のことを考えながらキャンプを楽しみましょう。

以下の記事でも、SDGsとアウトドアの関係についてご紹介しています。

アウトドアシーンにも欠かせない価値観?持続可能な世界を目指すSDGsとは

SDGsと聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。しかし、個人でもできる取り組みはたくさんあります。自然の恩恵を感じられるキャンプだからこそ、積極的に環境に関心を向けてみてください。小さなアクションでも、一人一人が地球のことを考えて行動すれば、やがてグローバルな規模でSDGsの達成に近づけるでしょう。今記事でご紹介したことを参考に、まずは簡単に実践できることから始めてみませんか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。