④環境に配慮したキャンプギアを選ぶ
環境に配慮したキャンプギアを購入することも、選択肢のひとつです。
たとえば、オーストラリア発のブランドEcoSouLife(エコソウライフ)では、生分解性の素材を使用したテーブルウェアを多く展開しています。生分解性とは、自然界へと循環していく性質をもつもののこと。EcoSouLifeは、天然由来の素材を使っているエコなブランドなんですよ。
また、良質で長く使えるキャンプギアを選ぶことも大切です。100均のキャンプギアも悪くないですが、高価でも長く楽しめるものを購入するほうが、お財布にも環境にも優しいことがありますよね。
以下の記事でも、石の廃材を使用したユニークなキャンプギアをご紹介しています。
石の廃材を活用した今までにないSDGsキャンプギア「足湯 GR-New10」
⑤公共の交通機関を使う
公共の交通機関を使ってキャンプ場に向かえば、自動車に比べて環境負荷を大きく軽減できます。自動車は便利ですが、大量のCO2を排出するのが難点。排気ガスによる植物の枯死や、小動物のロードキル(れき死)といった問題も引き起こします。
とくに、キャンプ場があるような自然豊かな場所だと、自動車の害は無視できないものになりますね。公共の交通機関を使えば、渋滞の心配がない、お酒を飲めるといったメリットも。ソロキャンパーの方も、一度試してみてください!
⑥地元の食材を買ってみる
地域でとれた野菜や魚を買えば、輸送量を減らせるため、CO2の排出を削減することにつながります。キャンプ場の近くの、道の駅や直売所を探して行ってみましょう。
地元の珍しい食材や、低価格の野菜など、思いがけない出会いがあって楽しいですよ!
⑦ゴミを拾って帰る
最後にご紹介するのは、「ゴミを拾って帰る」こと。環境への貢献ができるのはもちろんですが、SDGs達成のためには周囲の人たちと協力することも大切です。
SDGsの17のゴールには、「平和と公正をすべての人に」や、「パートナーシップで目標を達成しよう」といったものもあります。できるかぎりでよいので、自分が使った場所の周辺を掃除してみましょう。あとでキャンプ場を使う人への気遣いも、SDGsにつながります。
キャンプとSDGsは矛盾しない!
キャンプでは、自然との距離の近さゆえに、ある程度の環境負荷が発生してしまうことは否定できません。
でも、人間が生きていくうえで、自然を利用するのは避けられないこと。見方によっては、都会で大量の電気やガス、お湯を使って生活しているよりも、キャンプはずっとエコだといえるのではないでしょうか。
とくに日本の自然は、適度に人の手が入ることで維持されてきたという側面もあります。自らも自然の一部という実感をもちつつ、環境のことを考えながらキャンプを楽しみましょう。
以下の記事でも、SDGsとアウトドアの関係についてご紹介しています。
アウトドアシーンにも欠かせない価値観?持続可能な世界を目指すSDGsとは
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。