マレーシアの登山はキナバル山がおすすめ
キナバル山を含むキナバル国立公園は世界遺産に登録されており、マレーシアで登山を考えている方におすすめの山です。ここではキナバル山について詳しく解説していきます。
世界遺産キナバル山について
キナバル山は標高が4095.2mある、日本一の富士山(3776m)よりも高い山です。登山道が整備されており、山道も険しくないので、比較的登りやすい山として知られています。
登山口から山小屋までは1kmごとに水洗トイレやゴミ箱を備えたシェルターがあるため、初心者の方も安心です。
スタートはキナバル公園の本部から5.5kmの場所にある、ティンポホンゲート(標高1600m地点)。登山に必要な日数は1泊2日または2泊3日をみておくとよいでしょう。
また、登山をするためには登山ガイドの同行が必須なので、事前に予約をする必要があります。
キナバル公園まではボルネオ島のコタキナバルから車やバスで約2時間ほど。日本からのアクセスもよく、日本の旅行会社によるキナバル山ツアーもいくつかあります。
登山や言語に不安がある方は、日本の旅行会社のツアーを予約するのがおすすめです。
キナバル山の気候
年間を通して気温が20度~35度ある地域なので、1年中登山が楽しめるのが特徴。ただし、標高が高くになるにつれ、気温差は激しくなる傾向があります。
中腹の山小屋でも5~10度ほどの気温、頂上付近では0度近くなることもあるので服装には注意が必要です。
また雨が多く、とくに1~2月は雨季にあたるため、しっかりとした雨具を用意しましょう。キナバル山を訪れるベストシーズンは3~9月なので、なるべくその時期に訪れるのがおすすめです。
キナバル山周辺について
キナバル山の麓は国立公園となっており、登山だけでなくさまざまなアクティビティが体験できるのが魅力です。
滞在日数を長くとれる方は、登山と合わせて周辺のアクティビティも体験すると、キナバル周辺の自然を存分に楽しめます。
たとえば、キナバル山の本部から車で30分程度離れた場所にはポーリン温泉があり、露天風呂、足湯などがあるので、登山の後に疲れを癒やすために利用する方も多くいます。
温泉付近ではほかにも、キャノピーウォークと呼ばれるジャングルの中にかかる吊り橋をわたるアクティビティも楽しめます。
また、トレッキングコースも9つほど用意されており、所要時間が異なるため、挑戦したいレベルにあわせて選ぶことが可能。熱帯雨林のめずらしい植物をぜひゆっくりと散策してみてください。
植物に興味がある方は、植物園に行くと、キナバル固有種の食虫植物ウツボカズラや、ラフレシアなどを観察できるのでおすすめです。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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