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登山を快適に楽しむために重要なのが服装です。平地ではあたたかくても、山頂付近は気温が低く、寒い場合もあります。この記事では、登山時の服装選びのポイントやおすすめ商品をご紹介します。便利グッズや購入スポットもあるので、ぜひ参考にしてください。
 
≫ 「登山におすすめの服装」を先に見たい方はこちら

初心者向け登山の服装ガイド 

これから登山を始めるなら、まずは道が整備された山に行き、ハイキングするのがおすすめです。履きなれた歩きやすいスニーカーや動きやすい服装で、近くの低山に出かけてみましょう。普段着を活用すればよいので、最初からすべての装備をそろえる必要はありません

ただし低山とはいえ、突然の雨や温度変化に備えて、雨をしのげるレインウェア・防寒着を忘れずに持参しましょう。

コースは、1〜2時間程度歩くだけの難易度が低い観光ルートがベスト。ロープウェイやリフトが利用できる山なら、万が一、疲れてしまった場合でも下山できます。登りだけ歩いて、下山はロープウェイといったお試し登山でもOKです。

また標高が低くても、人が少ない山は避けてください。道迷いのリスクを避けるため、案内表示や看板など、分かりやすいルートをチョイスするのがポイントです。

何度か登ってみて、無理なく続けられそうだったら、登山用の靴やウェアなど必要なものをそろえていきましょう。

登山初心者が必要な服装とアイテムの確認リスト

登山初心者 持ち物
登山初心者が必要な服装とアイテムの確認リスト

登山に必要な服装の基本アイテム

登山をはじめるとき、まずそろえておきたい基本アイテムは以下です。

・登山用ウェア
・登山靴
・バックパック
・レインウエア

登山ウェアは、汗をかいてもすぐに乾く素材を選びます。詳しい選び方については後述しますが、登山に適した素材・機能をもつアイテムを選ぶのがコツです。ある程度、勾配のある山を登るようになったら、滑りにくく防水性のある登山靴を用意しましょう。

登山中は動きやすいよう両手を空けておく必要があるので、バックパックは必須です。日帰り登山なら、およそ30L前後の容量を目安に選びましょう。急な雨や天候の変化に備えて、バックパックにはレインウェアも忘れずに入れておきます。天気予報が晴れでも、山では急に雨が降る場合がありますので、必ず持参しましょう。

ほかにも、紫外線や日除け防止効果が見込める帽子や、ロープをつかむときに役立つ手袋もそろえておきたいアイテムです。飲み水や行動食に加えて、地図、常備薬などがあるとよいでしょう。

一般的に、標高が100m高くなると気温が0.6℃低くなり、風が秒速1m吹くごとに体感温度が1℃下がるといわれています。同じ環境でも、日差しが強いときと雨天時で体感が異なりますので、標高や天候に応じて、こまめに服装を調節しましょう。

登山初心者に必要な服装とアイテムについてはこちらもご覧ください。

登山初心者 持ち物
登山初心者が必要な服装とアイテムの確認リスト

登山の服装選びに失敗したくない人は、以下の記事も参考にしてみてください。

登山初心者 服装
登山初心者の服装選びを失敗したからこそアドバイスします!

登山における服装の選び方

ここでは服装選びの基本と、アイテム選びのコツを紹介します。

登山では重ね着がマスト

登山の服装選びの基本は「重ね着(レイヤリング)」です。天気や体温の変化にあわせて、服装の組み合わせを変えながら体温調節を行います。

登山中は汗をかくほど暑くても、休憩時には汗冷えにより寒さを感じることもあります。そのような時に、さっとはおれる上着があると、体温の低下を防ぎ、体力の消耗を減らせる効果も期待できます。登山中は状況に応じ、脱いだり着たりできるようレイヤリングすることが大切です。

役割の異なるウェアで重ね着する

登山時は、必要な荷物をすべてバックパックに収納する必要があります。容量に限りがありますので、もっていくウェアの組み合わせが重要です。荷物が重いと体力の消耗につながるので、なるべく必要なものを厳選し、コンパクトにまとめましょう。

なにをどのように「レイヤリング」するかは、季節や目的とする山の標高、コンディションに応じて考えていきます。レイヤリングを考えるうえで基本になるのが「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の3つです。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

  ベースレイヤー ミドルレイヤー アウターレイヤー
必要な機能 吸水性・速乾性 保温性・通気性 防水性・防風性・撥水性・透湿性
役割 ・汗を吸収発散
・ムレを外に逃がす
・汗冷えを防ぐ
・保温性を保つ
・休憩時に着るタイプ、行動中に着るタイプの2種あり
・雨や風をしのぐ
・ムレを外に逃がす
アイテム例 ・半袖シャツ
・長袖シャツ
(ベースレイヤーの下にドライレイヤーを着用する場合も)
・フリース
・化繊インサレーション
・薄手のダウン
・レインウェア
・ハードシェル
・ウィンドシェル

3つのレイヤーについてさらに詳しく説明します。

ベースレイヤーは吸湿速乾性で選ぶ

ベースレイヤーとは、一番下に着用するウェアのことです。肌に直接触れるため、吸湿速乾性と着心地のよさが求められます。大量に汗をかく登山では、体から出た水分を素早く吸収し発散させることで、汗冷えによる体温低下を防ぐのです。

おすすめの素材は、化繊やメリノウール、または、化繊とメリノウール混合のハイブリッドタイプ。汗をかきやすい人は、ベースレイヤーの下にドライレイヤーを重ねるのもおすすめ。かいた汗が肌に触れずベースレイヤーへと移動することで、肌離れがよくなりベタつきをおさえられます。

女性の場合は、下着やタイツなども吸湿速乾性のある素材を選ぶと快適に歩けます。なお、コットン素材は速乾性がなく水分を吸収するため、登山にはあまり適していません。

ミドルレイヤーは通気性で選ぶ

ベースレイヤーの上に着る中間着をミドルレイヤーと呼びます。汗やムレなどの水分を外に逃がし、体を保温する役割があります。おもに2種類あり、行動中でに着られるタイプと、休憩時に保温目的で着用するタイプがあります。

たとえば、化繊のフリース素材や薄手のダウンは、寒いときには歩き出し時に着用しますが、それ以外は保温着としての役割が多いでしょう。標高の高い山に行くときは防寒着として活躍します。近年、行動中に着用できるミドルレイヤーの種類が増えており、バリエーションもさまざまです。

行動中に着るなら、通気性がよくストレッチ性の高いウェアを選びましょう。多様な素材やデザインのウェアがあるので、ベースレイヤーと組み合わせて、おしゃれを楽しむこともできます。ベースレイヤー同様コットン素材を避け、季節や山の標高に応じて、自分の好みにあうアイテムを選んでください。

アウターレイヤーは防水・防風・撥水性で選ぶ

アウターレイヤーは、文字どおり一番外側に着るジャケットのことで、外気から身を守る機能をもちます。たとえば、雨や風などを防ぐ機能、汗をかいても蒸気を外に逃がす透湿などが必要です。

レインウェアと兼用する場合は、防水性・透湿性が高いものをチョイスしましょう。なぜなら、体が濡れると低体温を引きおこす恐れがあるからです。

また、春から秋の無雪期の登山ならレインウェアでも代用できますが、積雪期や厳冬期にも登る場合は、防風性に加えて、丈夫で強度もあるハードシェル素材やゴアテックス素材のものがおすすめです。

ボトムスもレイヤリングを考慮して選ぶ

上半身だけでなく、下半身も基本的なレイヤリングの考え方は同じです。ベースレイヤーに速乾性やサポート効果のあるタイツ・レギンスを選び、ミドルレイヤーとしてパンツやスカートをチョイス。雨天時には、防水・透湿性能のあるレインパンツを着用してください。

また、靴下も登山時の重要なアイテムのひとつ。靴の内部が汗で濡れてしまうと、靴ずれの原因にもつながり、長い距離を歩くことができません。メリノウールなど、吸湿発散性の素材を選び、靴やウェアとあわせてコーディネートを楽しみましょう。

 

季節別ごとの登山服装の選び方

登山 服装

ここでは季節ごとにわけて、登山の服装選びを見ていきましょう。レイヤリングを基本にアイテムを選ぶのがポイント。登る山の標高や積雪の有無などで選ぶ服も変わりますが、今回は、標高2,000m以下の日帰り登山を想定した服装の目安をご紹介します。

春・秋に適した服装

春や秋の行動時は、化繊やメリノウールなど、長袖のベースレイヤーがおすすめです。平地なら比較的過ごしやすい季節ですが、朝晩は冷え込むこともありますので、ベースレイヤ―に加えて、1枚羽織れる薄手のミドルレイヤー(中間着)があると便利です。

山頂付近の寒さ対策として、フリースや薄手のダウンなどもあるとよいでしょう。休憩時や肌寒く感じたときにすぐに羽織れるよう、リュックの取り出しやすい位置にアウターを入れます。

春と秋の登山の服装については、以下も参考にしてみましょう。

春登山 レイヤリング
春登山はレイヤリングが大切!春山での服装ポイントを解説します!
春 登山用ベースレイヤー
【2024年版】春の登山に!おすすめベースレイヤー5選
春登山 持ち物
春登山におすすめの装備や持ち物を解説
秋 登山 服装
秋の登山に出かけよう!服装の選び方とおすすめコーディネート
登山 秋コーデ
登山の秋、低山用服装のポイントとコーデ例

夏に適した服装

暑い夏の登山では、速乾性や通気性を重視しましょう。半袖のTシャツがベストですが、強い日差しによる紫外線や虫除け対策をしたい人は、長袖のベースレイヤーがおすすめです。

ベースレイヤーの下にドライインナーを着用すると、汗をかいてもすぐに乾き、汗冷えすることなく快適に歩けます。べースレイヤーの中には、吸湿速乾性だけでなく、防臭効果も期待できる素材があります。汗をたくさんかく人、泊りで登山に行く人はチェックしてみてください。

標高の高い山では紫外線対策も欠かせません。平地よりも紫外線が強いので、日焼け止めを塗ったり、サングラスを着用したりと日除け対策が必要です。熱中症予防として帽子やキャップを持参してもOK。強風時にあおられて飛ばされないようハットストラップを付けるのがベストです。

夏山登山の服装については、以下の記事も参考にしてください。

夏登山 ファッション アイテム
夏登山へ行くメンズの服装コーデ例3選!おしゃれな色の組み合わせも紹介

冬に適した服装

冬は長袖のベースレイヤーに、保温性があるミドルレイヤーを重ね着するのがおすすめです。ミドルレイヤーとしては、メリノウール製のジップネックや長袖シャツ、厚手のソフトシェルなどをチョイスしてください。

まだ体が温まっていないときには、フリースや薄手のダウンを羽織って歩きはじめてもよいでしょう。暑がりな人は、通常のベースレイヤーを着用してもOK。ただし寒さ対策はお忘れなく。山頂ではアウターに保温性の高いハードシェルを着用し、風や寒さから身を守ります

ウェア以外に取り入れたい保温対策に有効なのが、ニット帽や手袋です。耳が出ていると寒さを感じやすいので、耳まで覆えるニット帽をかぶるとよいでしょう。また寒がりな人は、ボトムスの下にタイツやレギンスを履きます。

靴下もウールの厚手タイプを選ぶと保温性が高まります。ぬかるんだ道や積雪の可能性がある登山道では、足元の汚れや浸水を防げるゲイターが便利です。

2024年注目の登山服装トレンド 

せっかくなら、登山でもおしゃれを楽しみたいと思う人も多いのではないでしょうか。近年、さまざまなアウトドアブランドから、デザイン性の高い登山服が数多く展開されており注目を集めています。2024年の登山ウェアのトレンドについて見ていきましょう。

登山といえば、ひと昔前はカラフルな色や柄物のタイツ・レギンスなどを着用するのが一般的でした。ここ数年はアウトドアブームの影響により、登山人口が増加している中、山でも街でも着られるウェアを選ぶ人が増えているようです。

2024年は、日常用と兼用できるベーシックカラーのウェアがおすすめです。ブラックやブラウン、ベージュ、カーキなど、ベーシックな色合いのウェアをチョイスすると、コーディネートの幅が広がります。少しゆとりあるサイズを選ぶと、流行に左右されにくく長く愛用しやすいでしょう。

アウターや中間着、小物に明るいカラーを選んで差し色にしてもOK。小物を取り入れる場合は、帽子やサコッシュでアクセントを加えたり、ナチュラルトーンでまとめたりと色数をおさえるのがコツ。シンプルかつスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。

プロが選んだおすすめの登山服

メンズ・レディース・キッズに分けておすすめの登山ウェアを紹介します。インナーからアウター、パンツ、靴下までピックアップしましたので、トータルコーディネートの参考にしてください。

なお、ハイキングや日帰り登山の場合は、専用のウェアでなくても問題ありません。より快適性を求めたい、難易度の高い山に挑戦したい人は、アウトドアブランドの登山ウェアの着用をおすすめします。

メンズ向けおすすめのウェア6選

まずはメンズ向けのアイテムを6つ紹介します。

①ドライインナー|MILLET「ドライナミック メッシュ ショートスリーブ」

ミレーのドライナミックメッシュの特徴は、なんといってもメッシュ地の通気性の良さです。水分を保持しないポリプロピレンという化学繊維で作られているため、汗をかいても肌にくっつくことがありません。ベースレイヤーの下に下着として着用すれば、汗冷えを防ぎドライ感を保てます。

MILLET ドライナミック メッシュ ショートスリーブ

②ベースレイヤー|THE NORTH FACE「ロングスリーブフラッシュドライスリーディークルー(メンズ)」

THE NORTH FACE の長袖のベースレイヤーです。リサイクルポリエステル100%素材で、高い吸湿撥水性により、汗によるベタつきや汗冷えを防ぐ効果が期待できます。

紫外線カット率85%以上の機能や、ニオイの発生を軽減する機能もあわせもち、縦走登山や夏のキャンプにも最適です。控えめなロゴがポイントになり、幅広いアイテムにあわせやすく、どのようなボトムスともコーディネートしやすいのが魅力です。

 

THE NORTH FACE ロングスリーブフラッシュドライスリーディークルー(メンズ)

 

③ミドルレイヤー|Columbia「パークビュー フリース フルジップ」

軽くて保温性のあるフリースジャケットです。汗をかいてもムレを外に逃がす機能をもつため、行動中でも快適に着用できます。裏面の凹凸のある素材により、保温性もキープ。ベースレイヤーの上に羽織ったり、春・秋には行動着にしたりと、季節を問わず幅広く活躍します。

 

Columbia パークビュー フリース フルジップ

 

④アウターレイヤー|ワークマン「3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ R1300」

作業着で知られるワークマンのレインウェアです。おすすめのポイントはなんといってもコスパの良さ。
アウトドアブランドに比べると、価格がリーズナブルなうえにジャケットとパンツがセットになっているところも◎

低価格ながら、耐水圧は20,000mmと十分な性能があります。内部の蒸れを感じた際には、ジッパーを開けて温度調節も可能。ストレッチ素材なので動きやすさも確保しています。コスパ重視でレインウェアを探している人は一見の価値ありです。

ワークマン 3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ R1300 

ワークマンの登山コーデについては以下の記事もご覧ください。

登山 服装 ワークマン
ワークマンを登山の服装に取り入れよう!現場主義のワークマンで全身コーディネイト

⑤パンツ|ファイントラック「カミノパンツ」

ファイントラックの軽量トレッキングパンツです。クロスストレッチが特徴の動きやすいパンツは、薄手ながら丈夫なのがポイント。岩場がつづくハードな登山道でも頼れる味方です。

防水・撥水・防風性に優れているので、悪天候でも浸水の心配がありません。すっきりしたシルエットで普段使いも可能。山でも街でもおしゃれにこだわりたい人にぴったりです。

ファイントラック カミノパンツ MEN’S FBM0121

⑥靴下|スマートウール「ハイククラシック ライトクッション クルー」

ハイキングや登山に最適な厚さと機能を兼ね備えたスマートウールの靴下です。5種類の履き心地から選べる商品で、こちらはライトクッションタイプ。幅広いシーンで着用できるおすすめのアイテムです。伸縮性のあるアーチブレスが足にフィットし、メリノウール混紡により通気性と防臭効果も期待できます。

スマートウール ハイククラシック ライトクッション クルー 

 

レディース向けおすすめの服装7選

レディース向けの登山ウェアを紹介します。

①ベースレイヤー|OUTDOOR RESEARCH「アウトドアリサーチ ウィメンズ エコーロングスリーブ Tシャツ」

OUTDOOR RESEARCHのさらりとした肌触りがよい長袖Tシャツです。独自のメッシュ素材によるドライ感と抜群のフィット感がハードな動きの登山に最適です。ストレッチが効いていて、防臭効果も期待できるので、汗が気になるシーズンのベースレイヤーとして、ぜひ検討してみてください。

アウトドアリサーチ ウィメンズ エコーロングスリーブ Tシャツ 

 

②ミドルレイヤー|Mammut「Aconcagua Light ML Hooded Jacket Women」

春や秋の登山に向いている薄手のフリース素材のミドルレイヤーです。軽くて通気性があり、重ね着してもごわつかないのがポイント。フード付きなので、首周りの保温性も期待できます。シンプルでスタイリッシュなデザインなので、普段使いもしやすいでしょう。

Mammut Aconcagua Light ML Hooded Jacket Women

 

③アウターレイヤー|THE NORTH FACE クライムライトジャケット レディース

THE NORTH FACEのアウタージャケットです。防水・透湿性の高いゴアテックス素材を使用したハイクオリティなアウターは、雨天時や防寒にもつかえる便利なアイテム。重量も280gと軽量なので、持ち運びも苦になりません。標高の高い山に挑戦するときや性能を重視する人におすすめです。

THE NORTH FACE クライムライトジャケット(レディース) 

 

④ロングパンツ|Columbia「ウィメンズマウンテンズアーコーリングパンツ」

Columbia社の撥水加工が施されたトレッキングパンツです。ストレッチが効いていて動きやすく、UVカット加工もされているのがうれしいところ。左ももの裏にポケットを配置し、スマホの出し入れがしやすいのも便利!

日帰りから縦走登山まで、幅広く活躍する3シーズン対応パンツは、はじめての一着にぴったりです。

Columbia ウィメンズマウンテンズアーコーリングパンツ 

 

⑤ショートパンツ|Columbia「ウィメンズトゥリースワローショーツ」

アウトドアブランドColumbiaのショーツです。短すぎない丈がポイントで、タイツとの重ね着も楽しみやすいアイテム。また、Columbia独自の吸湿速乾機能「オムニウィック」により、さらりとした履き心地で、暑い日も快適に着用できます。

登山だけでなく、キャンプやフェスなどさまざまなシーンでも活躍する万能なウェアです。

Columbia ウィメンズトゥリースワローショーツ 

 

⑥サポートタイツ|ゴールドウィン「フォーカスサポートロングタイツ(C3fit/レディース)」

ショートパンツとあわせて履きたいサポートタイツです。ひざや腰まわりをサポートし、登山時の快適な歩行をしっかりアシスト。着圧設計により、疲労を軽減できる効果も見込めます。

ウェスト部分には、着脱に便利なボタン付き。軽量かつ通気性もよいので、ぜひ一度試してみてください。

ゴールドウィン フォーカスサポートロングタイツ(C3fit/レディース)

 

⑦靴下|ダーンタフ「ハイカー ブーツソック ミッドウェイト フルクッション」

アメリカの靴下メーカーDarn Tough(ダーンタフ)の中厚ソックスです。Darn Toughの靴下の魅力は何といっても丈夫さ。生涯補償付きなので、万一、穴が開いてしまっても新しいものに交換が可能です。

メリノウールとナイロンの混紡の生地により、保温性をキープしながら足のムレを防ぐ効果も見込めて、快適に登山を楽しめます。季節を選ばず使用できるので、登山に行く頻度が多い人に向いています。

ダーンタフ ハイカー ブーツソック ミッドウェイト フルクッション

 

キッズ向けおすすめの服装5選

キッズ向けの登山ウェアを5つ紹介します。

①インナーウェア|LANBAOSI サッカー インナー ジュニア 上下セット スポーツ アンダーウェア

LANBAOSIの速乾性のインナーです。子どもは大人に比べて体温調節が苦手なため、汗を素早く吸い取り乾かすインナーの着用がおすすめ。ストレッチ素材で動きやすく、保温・通気性に優れているうえ、比較的手に入れやすい価格もポイントです。

LANBAOSI サッカー インナー ジュニア 上下セット

 

②ベースレイヤー|Marmot「ジュニア ボックスロゴロングスリーブクルー 」

Marmotロゴが目を惹く長袖Tシャツです。コットンのようなやわらかい風合いで、ポリエステル素材のため吸水速乾性に優れているのがうれしいポイント。ハイキングや旅行など、幅広く活躍すること間違いなしです。

マーモット ジュニア ボックスロゴロングスリーブクルー

③ミドルレイヤー|L.L.Bean「キッズ・ハイパイル・フリース」

アウトドアブランドL.L.Beanのフリースジャケットです。肌触りがよくかわいらしい色使いに加え、保温性も抜群!登山以外に普段使いにもおすすめです。サイズや色も多数展開しているので、好みのデザインを親子で一緒に選んでみてはいかがでしょうか。

L.L.Bean キッズ・ハイパイル・フリース

④アウターレイヤー|Columbia「ウォータータイトジャケット」

キッズ向けのレインジャケットです。コロンビア独自の防水透湿機能「オムニテック」を搭載した本格的な機能により、雨でも浸水を防ぎ、内部もムレを防ぐ効果も見込めます。裏地はメッシュ素材になっているため、肌へのべたつきを感じにくいのも魅力。

前後にリフレクター付きで暗いときの視認性を高めています。キャンプに登山にアクティブに動きまわるお子さんにぴったりのアイテムです。

Columbia KIDS ウォータータイトジャケット

⑤ロングパンツ|Marmot「キッズ マウンテントレーニングコンバーチブルパンツ」

軽量でストレッチ性の高いロングパンツは、登山やキャンプ、川遊びなど、さまざまなシーンで活躍します。ひざのファスナーを外すと、ショートパンツに変身する便利アイテム。2wayタイプは、1年をとおして長く活用できます。

春や秋の登山から、夏のレジャーまでぴったり。汎用性の高い商品を探している人は要チェックです。

Marmot キッズ マウンテントレーニングコンバーチブルパンツ

⑥ショートパンツ|THE NORTH FACE「モビリティーショート(キッズ)」

THE NORTH FACEの軽量ショートパンツです。撥水加工を施した化繊の生地には速乾性があり、汗っかきのキッズにぴったりです。ウエストはゴム仕様なので履き心地を調節しやすいのがポイント。約100gと軽量なので、着替え用にリュックに入れておくのもよいでしょう。

THE NORTH FACE モビリティーショート(キッズ) 

⑦帽子|THE NORTH FACE「キッズ サンシールドハット」

THE NORTH FACEのサンシールド付きのハットです。熱中症予防や落下物から頭を守るため、子ども用の帽子は登山に欠かせません。サンシールドは取り外しが可能で、首回りを日焼けから守り、メッシュの通気口から風が抜けてムレを防ぎます。

サイズを調節できるので、成長期のキッズにも長期間愛用できるでしょう。

THE NORTH FACE キッズ サンシールドハット

登山で役立つ便利グッズや最適なアイテム

これまで登山時の服装について見てきましたが、ここからは、服装以外に必要なものや、あると便利なアイテムを紹介します。

・ファーストエイドキット
・ホイッスル
・ヘッドライト
・トレッキングポール
・サコッシュ
・グローブ(手袋)
・日焼け止め

ひとつずつ説明しますので、ぜひ参考にしてください。

ファーストエイドキット

登山中は、転んでケガをしたり虫に刺されたりする可能性があります。応急処置ができるよう、絆創膏やポイズンリムーバーなどが入った救急セットを常備しておきましょう。

救急セット ファーストエイド キット

ホイッスル

万が一、道に迷ったり、ケガをして動けなくなったりした場合に備えて、ホイッスルを携行しましょう。またソロで行動している際にも、自分の居場所を知らせるのみ役立ちます。かさばらないので、念のためにバッグに入れておくとよいでしょう。

以下の商品は、カラビナでバックパックに装着でき、いざというときすぐに使えて便利です。

エバニュー ホイッスル501

ヘッドライト

登山時は、急に天候が悪くなることもあります。雨や霧で視界が悪くなったときに足元や周囲を照らせるヘッドライトは、登山の必需品です。また冬はとくに日没が早いので、下山がおそくなってしまったときに、灯がないと歩くことができません。ヘッドライトは、日帰り登山でも必ず携帯しましょう。

次のようなLEDタイプのヘッドライトなら、電池も長もちします。重さは約81gと軽量で、楕円型の形状により広範囲を照らせます。最大照射距離は約66mと使い勝手のよいアイテムです。

ジェントス VA-05D LEDヘッドライト

トレッキングポール

トレッキングポールは、登山中に使用することで足への負担を減らし、疲労を和らげる効果が期待できます。登りは短めに調節し、下りは長めにするのがコツ。下山時に膝が痛くなることが多い人は、ぜひ持参して上手に活用しましょう。

以下のトレッキングポールは、折りたたみ式なのでコンパクトに収納できます。持ち手がコルク製になっており、握りやすいのがポイント。登山にぴったりの軽量で強度なカーボン製です。

Rothwild ドイツ産トレッキングポール カーボン折りたたみ式 2本セット 

サコッシュ

バックパックには、レインウェアや防寒着、クッカーなどを収納しますが、スマホや行動食、日焼け止めといった小物はサコッシュに入れておくと便利です。歩きながら地図やお財布を取り出すことができ、毎回バックパックを下ろす必要がありません

以下のように、小さなサブバックを選び、ファッションアイテムとして取り入れてみましょう。バックパックで有名なGREGORYのサコッシュは、丈夫な生地でつくられており、前面のメッシュポケットや背面のメインポケットなど、ポケットの数が豊富です。

小物の整理に役立ち、普段使いもしやすいデザインがうれしいところ。トレードマークの皮製のジッパープルもおしゃれなので、機能もデザインも妥協したくない人はぜひ検討してみてください。

グレゴリー クラシックサコッシュM

グローブ(手袋)

登山時のグローブは防寒対策だけでなく、万が一転倒した際に、ケガの予防に役立ちます。ロープや鎖場、岩場が多い山を登るときには、手を守る役割もあるので必要に応じて用意しておきましょう。選ぶときは、防水性や防風性など、行く山のコンディションにあわせてチョイスしてください。

以下は汎用性が高い軽量なグローブです。ゴードレザーの強度とメッシュの通気性をあわせもち、季節を問わず活躍します。薄手なので手の動きを妨げず、トレッキングポールを握る際も滑りにくいので重宝します。

Black Diamond トレッカー

日焼け止め

登山時は長時間外にいるため、紫外線対策は必須です。紫外線は、シミやそばかすの原因につながり、日差しを浴びつづけると疲労も蓄積します。とくに平地より標高の高い山では紫外線量が多いため、日焼け止めなどで紫外線対策をしてください。

登山中は汗をかくので、効果を持続させるためには何度も塗りなおす必要があります。登山用には、以下のようなコンパクトに収納できるスティックタイプが向いています。

かわいらしいデザインで、「SPF50+・PA+++」と高い紫外線防止効果をもち、肌にやさしく石鹸で落とせるのがポイントです。

ヴィーヴォ アウトドアUV ホワイト

登山服を探せるベストスポット

登山ウェアを探す際に、おすすめのスポットを3つ紹介します。

アウトドア専門店で探す

1つ目はアウトドアショップと呼ばれる専門店です。近くにお店があれば、まずはそこに行って店員さんと相談しながら選ぶのがおすすめです。プロのアドバイスを参考にすることで機能や使い方も理解でき、自分に必要なアイテムをゲットできる可能性があります。

また豊富な種類の中からある程度絞り込むことができ、実際にいろいろ試しながら選択できるのも魅力です。

アウトレットモールで探す

2つ目はアウトレットモールです。最近のアウトレットモールには、mont-bell(モンベル)・THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)・Columbia(コロンビア)など、登山ウェアや用具を扱うショップが数多く出店しています。

メリットは、一度に複数のお店に行けるところ。タイミングによっては、お目当てのアイテムがアウトレット価格でお得に手に入れられる場合もありますので、ぜひチェックしてみてください。

通販サイトで探す

3つ目は、Amazonや楽天などネットショップで探す方法です。家にいながら、いろいろなブランドの商品を探せます。また、サイトによっては実店舗で購入するより価格が安いこともあり、ポイントが付与されればさらにお得に手に入るでしょう。

ただし、実際に手に取れるわけではないため、サイズがあわなかったり、色味がイメージと違ったりと、リスクがある点はおさえておきましょう。

登山時の快適性を高める素材にこだわる!

登山 服装

登山時の服装を選ぶうえで、よく聞くのがウェアの素材です。素材の特徴や機能を理解して選ぶと、快適に登山を楽しめます。素材の種類は大きくわけると、天然繊維と化学繊維の2種類です。それぞれの違いや、特徴についてみていきましょう。

天然繊維

代表的な天然繊維はメリノウールです。肌触りがよく、保温性に優れているの特徴で防臭効果も期待できます。春や秋、低山の冬など、比較的涼しい季節におすすめの素材です。汗をかくとすぐに乾かないため、暑い時期の登山には向いていません。

化学繊維

ベースレイヤーとして登山服に多く使われているのが化学繊維です。ポリエステル素材をべースに、速乾性や吸湿性など、各アウドドアブランド独自の素材がつかわれているウェアもあります。また、天然繊維と化学繊維のいいとこどりをした「ハイブリット素材」の商品もあり、機能ウェアとして人気があります。

たとえば、メリノウールと化繊素材混紡の「ハイブリットウール」は、ウールの保温性と化繊の速乾性を融合させ、汗をかいてもベタつかず温かさも感じられるのが特徴。おもにベースレイヤーや靴下に採用されています。ブランド独自の素材もあるので、吸水・速乾・防臭など必要な機能で選びましょう。

気温が高い日のレイヤリングのコツについては、以下の記事もご覧ください。

気温が高い日の登山 レイヤリング
気温が高い日の登山で覚えておきたいレイヤリングを素材別に紹介

登山における雨対策

登山 服装

晴れ予報の天気でも、登山中に天候が悪化することはよくあります。レインウェアを着用せず、体が濡れたままの状態で歩くと、低体温症を引き起こす可能性があります。山の天気は変わりやすいため、天候にかかわらず、レインウェアは必ず持参しましょう。

ここでは、雨の日の注意点と対策を紹介します。

出発前からできる雨対策

出発前から数日間、天気予報をチェックしておきましょう。登山口だけでなく、山頂付近の天候も調べておくのがベスト。前日や出発前には、最新の天気予報を確認し、雨が降る可能性があるときは滑りにくいグリップ力のある登山靴を履いていくのがおすすめです。

また、天気アプリを活用して、行動中も天気予報をこまめにチェックしましょう。たとえば雷雨など荒天になる場合は、途中で引き換える判断も必要です。

雨対策グッズ

レインウェア以外に、ザックカバー、レインスパッツがあると便利です。ザックカバーだけでは完全防水は見込めませんので、スマホや着替えなど絶対に濡らしたくないものは防水バッグに入れてから、ザックに収納しましょう。

足元の汚れや浸水対策にはゲイター(レインスパッツ)が重宝します。なるべく着脱しやすいシンプルなタイプを選んでください。

レインウェアの素材

レインウェアは上下セパレートタイプを選び、素材にもこだわると快適な着心地です。たとえば「ゴアテックス」と呼ばれる防水性と透湿性を兼ね備えた高機能アウターがおすすめ。ベンチレーション機能として、脇の下のジッパー等があるかも確認しましょう。

蒸し暑い季節にレインウェアを着ると、内側にムレがこもり、汗冷えする場合があります。ムレを外に逃がす透湿性能を重視して選ぶと、雨でも比較的快適に歩けるでしょう。

レインウェアの選び方

上下ともに、ストレッチ素材のレインウェアを選ぶと、足場の悪い雨天時でも動きやすく、全身の動きを妨げません着用時は、ジッパーやフードをしっかり締めて、袖や裾から下に着ている服がはみ出さないよう注意しましょう。

雨の日は、霧が出たり暗くなったり視界が悪くなりがちなので、目立つ色のレインウェアを選ぶのもありです。なるべくコンパクトに収納できるものをチョイスし、雨が降ったらすぐに取り出せるようバックパックの上部にパッキングしましょう。使用後は取り扱い説明書に従って、メンテナンスしておくと長く愛用できます。

関連記事:梅雨時期の登山に必要な雨対策に安全なアイテム7選

雨の日にプロが推薦する防水服

ここでは、雨の登山に役立つ高機能レインウェアを2つ紹介します

MAMMUT「CLIMATE Rain -Suit AF Men」

スイスのアウトドアブランドMAMMUTの防水服です。耐水圧28,000mmで完全防水、さらに2.5層のゴアテックス素材により頼れるウェアです。透湿性にも優れているので、夏場でもムレにくく快適に歩けるでしょう。普段使いもできるおしゃれなデザインと、高機能をあわせもつイチオシのアイテムです。

MAMMUT CLIMATE Rain -Suit AF Men

ミズノ「ゴアテックスグラウンドジャケット」

スポーツ用品でおなじみのミズノの防水服です。耐水圧30,000mm以上を誇るゴアテックス素材の防水服で、透湿性も30,000g/m2/24hと高性能なウェア。汗をかいてもムレを感じにくく、快適に着用できます。

収納するときは、フードの内側にすっぽり収まりコンパクトに。XS~XLとサイズも豊富にそろうので、性別問わず自分にあったジャケットを選びやすいでしょう。

ミズノ ゴアテックスグラウンドジャケット

 

登山を快適に楽しむためには、服装選びが大切です。季節や山のコンディションを考慮して、適切なレイヤリングを心がけてください。それぞれの素材の特徴や機能を理解し、重ね着を基本にアイテムをチョイスしましょう。慣れてきたら、専門ショップでお気に入りを見つけるのもおすすめです。なお、出かける前には、忘れずに天気予報をチェックしてください。この記事を参考に、おしゃれなコーディネートで登山を満喫しましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。