2030年までの達成に向けて、ますます注目が高まっているSDGs。正しい知識を効率よく学ぶためには、SDGs検定を受けるのがおすすめです。SDGs検定の内容やメリット、おすすめの勉強法について紹介します。
SDGs検定とは?
SDGsのさらなる普及を目指して、SDGs推進士業協会が2019年から開催している試験です。
SDGsの内容や今後の課題など、知識が幅広く問われます。
SDGs検定の詳細は、以下の通りです
試験日 | 不定期(年に2~3回) |
試験時間 | 90分 |
回答方法 | 選択式 |
合格基準 | 満点の60% |
合格率 | 32%(2019年から2023年の平均) |
試験は年に2~3回ほど開催されています。以前は会場受験も可能でしたが、現在ではオンラインの受験のみに対応。
また、受験資格は問われず、年齢・学歴に関係なく誰でも受験できる試験です。最年少合格者として、中学生の合格者も誕生しています。
合格率が20~30%台を推移する難易度が高い試験なので、合格には徹底した試験対策が必要です。
SDGs検定を受験するメリット
SDGsの知識が幅広く問われるSDGs検定。試験を受験すると、どのようなメリットがあるのか紹介します。
SDGsの正しい知識が身につく
SDGs検定に向けて勉強することで、SDGsの正しい知識を習得できるメリットがあります。
SDGsの知識は、資格を取らなくても学べます。しかし、SDGsに関する情報は多く、知識をバランスよく習得するには、時間がかかってしまうのも事実。一方で、資格取得に向けて、試験対策を進めれば、SDGsの基礎から丁寧に学べます。
SDGs検定は、試験範囲が広く、難易度が高い試験です。しかし、計画的に試験対策を進めれば、十分に合格を目指せます。知識を深めたい方や、SDGsについて体系的に学びたい方におすすめです。
就職や転職で有利になる
SDGs検定は、履歴書の資格欄に記載できるので、SDGsに関連する仕事に就職・転職をする際のアピールポイントになります。
SDGs検定は、SDGsの正しい知識を習得している証明です。難易度が高い試験で有資格者が限られているので、ライバルに差別化を図れるメリットがあるでしょう。仕事のスキルアップや、SDGsに関係する活動を始めたい方におすすめの資格です。
SDGs検定の勉強法
SDGs検定に合格するには、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。SDGs検定におすすめの勉強方法を紹介します。
本と過去問を利用する
まず挙げられるのが、SDGsに関係する本やテキストなど、市販教材を利用して、独学で試験合格を目指す方法です。
SDGs検定では、公式テキストや問題集が販売されていません。インプットには、まず後述する公式の参考書をつかいましょう。習得した知識のアウトプットには、公式HPで公表されている過去問を利用するのがおすすめです。
独学のメリットはなんといっても、費用をおさえて、自分のペースで学べること。一方で、試験に合格するためには、SDGsに関する膨大な知識を身に着けることが必須。試験傾向の把握が難しく、勉強時間が長時間になるデメリットもあります。
学習期間に余裕がある方や、SDGsの基礎知識がある方におすすめの勉強方法です。
通信講座を利用する
通信講座は、最新の試験傾向をふまえて、短期間に効率よく学べる学習方法です。SDGs検定の取得が目指せる通信講座には「PRIME ACADEMYのSDGs検定講座」があります。
こちらの講座では、リーズナブルな費用で、総合的な試験対策を行うことが可能。テキストとコンパクトにまとめられた動画講義を中心に、すきま時間を利用して学習を進められます。
わからないことがあれば、講師に無料で質問できる制度も利用できます。通信講座をうまく利用すれば、初めてSDGsを学ぶ方や、試験対策に不安がある方でも無理なく学習を進められるでしょう。
短期間に効率よく学んで合格を目指したい方は、通信講座の利用がおすすめです。
参考:PRIMEACADEMY
SDGs検定におすすめのテキスト
SDGs検定の参考図書として公表されているのが、中公新書発行の「SDGs(持続可能な開発目標)」です。
著者の蟹江憲史氏は、国連が発行する「グローバル持続可能な開発報告書(GSDR)」の執筆者の一人。最前線で活躍する研究者が、SDGsの基本的なところから解説してくれます。
SDGsの17の目標の解説や企業と自治体の取り組みなど、知識を幅広く学べる一冊です。独学を考えている方や、初めてSDGsについて学ぶ方は、まずこの本を読んでみるのがおすすめです。
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。