梅雨の登山で注意したいこと
山は天候が変わりやすいものですが、とくに梅雨シーズンの登山は要注意!雨量だけでなく、濃霧・湿度の高さにも、気をつけなくてはなりません。なぜなら、雨が降っていなくても、体や持ち物が濡れやすいから。これらを前提として、山登りの準備を進めましょう。
まず大切なのは、体を濡らさないこと。さらに、持ち物を雨から守る工夫も必要です。たとえば、スマホが濡れると故障するリスクがありますよね。とくに、アプリでGPSを使う人は、スマホの故障が道迷いにつながるかもしれません。
レインウェアの着用やザックカバーにより、荷物の出し入れを面倒に感じることも。雨が降っていると、分岐でのマップ確認も怠りがちです。現在地をこまめに確認できるよう、後ほど紹介するアイテムも活用してみてくださいね。
雨対策に欠かせない基本装備については、こちらの記事をご覧ください。
登山での雨対策に必要な装備7つ!
梅雨の登山に役立つアイテム7選
レインウェアは、雨登山の基本アイテム。登山ビギナーでも、既に持っている人が多いでしょう。ここでは、梅雨シーズンこそ活用してほしいアイテムを、7つご紹介します。雨の登山で、不便に感じているところを解消できますよ。
①ザックカバー|モンベル「ジャストフィット パックカバー 25L」
ザックカバーは、雨の登山に欠かせない装備です。中身を雨から守るのはもちろん、ザックそのものが濡れて、重くなるのを防ぐ効果があります。
モンベルのザックカバーは、超軽量でスタッフバッグ付き。ザックの背面の上から下までぴったりフィットするので、荷物の量にも影響しにくいのがポイントです。強風によるバタつきが、起きにくいのがうれしいですね。
雨水が侵入したときは、カバー下部の「ドレインシステム」によって水を排出できます。専用カバーのないザックを使っている人や、ザックとカバーのフィット感がしっくりこない人に、ぜひ試してほしい商品です。
②防水スタッフバッグ|ザ・ノースフェイス「ピーエフスタッフバッグ」
雨で濡らしたくないものは、防水スタッフバッグに収納しましょう。ザックから物を出し入れするとき、内部に水が入ってしまうことがありますよね。スタッフバックがあれば、食料・予備の着替えなどを雨から守れます。
こちらのアイテムは、薄手のリップストップナイロン製のため、コンパクトに収納できるのが魅力。また、トップはロール式になっており、雨の侵入をしっかりと防げますよ。
高い防水性と軽量性を兼ね備えているので、普段使いもOK!ザックのなかで小物を整理する「バッグインバッグ」としても重宝するでしょう。
③グローブ|ラドウェザー 「雨に強くて蒸れないアウトドア手袋」
グローブは、ケガの防止に役立ちます。雨の日は、濡れた岩につかまったり、スリップして手をついたりすることがありますよね。また、トレッキングポールのグリップをしっかり握れる効果もあります。
以下のグローブは、着用したままスマートフォンを操作できるため、行動中の地図アプリの操作に便利!滑り止めとストレッチ素材により、手にぴったりフィットしますよ。耐水性が高く、蒸れにくいのもGOODです。
寒いときは、ついポケットに手を入れたり、袖に指先を隠したりしながら歩きがち。万が一、スリップしたとき、素早く手を使えないのはとても危険です。寒がりな人は、ぜひグローブの使用を検討してみてくださいね。
④サコッシュ|アッソブ 「WATER PROOF CORDURA 305D SACOCHE」
サコッシュは、あると便利なサブバッグです。サッと取り出したいスマートフォン・行動食など、使用頻度の高いものを入れるのに最適。雨の登山では、防水タイプをチョイスしましょう。
雨のなか、物の出し入れをする度に、ザックを下ろすのは大変ですよね。悪天候のときに疲れやすい人は、まめに行動食を口にしたいもの。サコッシュがあれば、必要なものを素早く出し入れできますよ。
次のようなアイテムなら、普段使いもOK!街でも山でも活躍すること間違いなしですね。
⑤スマホ用の防水ケース|HAISSKY 「スマホ 防水ケース」
スマートフォンの防水性能は、機種によって異なります。充電コネクタ部分から水が浸入すると、故障してしまう可能性も。水に濡らしたくないスマホは、防水ケースを活用しましょう。携帯電話を充電しながら、行動したいときも便利です。
以下の商品は、ストラップをつけて首から下げたり、ベルトにカラビナでつないだりと装着方法が選べます。いろいろ試しながら、ベストな使い方を見つけてくださいね。登山だけでなく、海・川遊びでも活躍するでしょう。
⑥地図ケース|シートゥサミット 「TPUガイドマップケースM」
雨の登山では、地図ケースが重宝します。道迷い防止のために、紙の登山マップを持ち歩いている人も多いですよね。マップケースに入れておけば、水濡れの心配がないため、雨の日もこまめに地図を確認できますよ。
シートゥサミットのマップケースは、ひび割れ・色褪せに強いのが特徴。折り曲げたり擦れたりと、ハードな登山シーンに向いているのがポイントです。
ネックストラップを使って、首から下げてもOK!コンパスを一緒に収納したり、四隅にある穴を活用したりと、使い方は自由自在です。お気に入りの山域の地図を、大切に使いたいハイカーにぴったりのアイテムですよ。
⑦手軽に食べられる行動食|井村屋 「スポーツようかん あずき 40g×10個」
梅雨シーズンは、先を急いで休憩を怠りがちです。ところが、水分や栄養補給をしっかりしないと、体力が奪われてしまうことも。立ったままサッと食べられる行動食がおすすめですよ。
こちらのスポーツようかんは、アウトドアショップでも販売されている定番の行動食。ちょうどよい大きさで、素早くエネルギーを補給できます。片手でギュッと押し出すだけで、手軽に食べられるのがうれしいですね。
甘さ控えめなあずきの風味が、雨登山の疲れを癒してくれるでしょう。
梅雨時期の登山に適した服装については、こちらの記事もご覧くださいね。
梅雨の登山に適した服装の選び方を紹介
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。